マグニフィセントとは、
- 英語で「崇高な」「豪華な」を意味する形容詞(Magnificent)。
- 特撮テレビドラマ『ウルトラマンジード』の主役ヒーロー・ウルトラマンジードの変身形態のひとつ。
- 漫画『キン肉マン』に登場するキャラクター。
ここでは3.について解説する。
概要
超人の神の一人“洞察の神”。
数億年前に超人たちが暴虐を働いていた時代に超人たちを抹殺する案に同意し、現代に至って派閥のリーダー“調和の神”らと共に地上に下天した「超神」の一人。まだ正体を見せていない“調和の神”を除いて、最後に登場した超神である。
口癖は「ムハムハ」。“進化の神”ジ・エクスキューショナーと同じ。
プリンス・カメハメなどココナッツ星の超人たちの祖先を創造した神である。
マスクには目にあたる部分から下に6つのスリットがあり、瞳は描かれていない。
口にあたる部分にスリットは作られていない。
頭頂部のトサカ状の装飾や胸に描かれた紋章、戦闘スタイル等は遙かな系譜を継ぐカメハメと共通点がある。
その他には戦いの武器になりそうな装飾品は無く、正統派なファイトスタイルの持ち主である。カメハメと同等クラスの高いテクニックを駆使する実力者であるが、カメハメとの違って彼の技には相手に対する容赦が一切なく、殺意に溢れている。
調和の神に賛同する超神の一人であり、超人を生み出した者として、超人を生み出した事が過ちだったのではと後悔の念を抱き、その贖罪のために下天した。
作中の活躍
バベルの塔の6階で超人を待ち受け、到着したキン肉マンとバッファローマンにどちらが戦うかを選ばせる。キン肉マンが戦う事になると、王位争奪編での活躍を見守っていた事を告げ、地上の超人の代表とも言えるキン肉マンと対戦できるのを喜ぶ。しかしキン肉マンが戦いに怖じ気づいている様子を見て、心の支えとなるミート君をバベルの塔の中に招喚。キン肉マンもミート君の言葉でやる気を出し、試合が始まる。
キン肉マンの仕掛ける攻撃をことごとく返し、洞察力ばかりで無くスピード、パワー、テクニックに優れたところを見せつける。その戦闘スタイルはキン肉マンの師匠プリンス・カメハメに良く似ていた。彼はカメハメなどココナッツ星の超人たちを生み出した神だったのだ。
その事実を知ったキン肉マンはまたも戦意喪失しかけるが、ミートの激励で復活して試合再開。
キン肉マンの繰り出すカンガルークラッチやキン肉バスターをかわし、必殺技「マグニフィセントブルドーザー」を決め、さらに「ホーリーソードクラッシュ」を決める。だが攻撃に耐えたキン肉マンは、マグニフィセントの技には相手への敬意が込められていないと指摘。マグニフィセントはそれを認め、「神に敬意を要求するとはどういう事か、それ自体が一つの哲学と思わないか」と問いかける。キン肉マンはその答えを見出すために反撃を繰り出していくが、マグニフィセントはキン肉マンの説く理想を「理想を掲げるのは人の道。だがそれは神に説くべき道では無い」と相手にしない。
キン肉マンに「ワイルドボー・ボム」を叩き込むが、不思議なほどダメージが無い。それはマグニフィセントの動きの癖がカメハメに受け継がれており、キン肉マンは自然とその動きを見抜いていたからだとミートが分析。マグニフィセントは襲いかかるが、デスバレーボムから繋ぐ48の殺人技「コークスクリューロケット」を受ける。さらに繰り出されるキン肉マンの攻撃を同じ技で圧倒して切り返し、さらに「マジックサークルスープレックス」、続いて二発目のマグニフィセントブルドーザーを叩き付ける。本気で死ぬほどの威力を込めてキン肉マンをダウンさせるが、キン肉マンは火事場のクソ力で立ち上がる。ダブルアームスープレックスで叩き伏せるが、観客たちからの声援を受けたキン肉マンはなおも起き上がり、変形のキン肉バスター「キン肉バスターイモータル」を繰り出していく。これを受けたマグニフィセントは起き上がれず、ついに倒れた。
マグニフィセントは超人が問題を起こすようになって、超人を生み出してしまった神の責任について深く悔いていたが、キン肉マンとの戦いによってその悔いは晴れた。そしてキン肉マンとミートをバベルの塔の最上階へと送り出した。
必殺技
- 羆(ひぐま)崩し投げ
- 相手の両腕をかんぬきに決めて、後方に投げて頭を叩き付ける。
- バーガトリーストレッチ
- 相手の片腕と片足を捉えて持ち上げ、腹の高さで背を反らせる関節技。
カメハメ52の関節技のひとつボー・バックブリーカーに良く似ている……? - グレイブヴァインクラッチ
- 相手の片腕と片足を捉えて横倒しにして、膝の上で相手の腰を痛めつける。
- マグニフィセントブルドーザー
- 両足で相手の体を挟み、右手で相手の片腕、左腕で相手の両足を押さえ、空中飛行して相手の頭をリングの鉄柱に叩き付ける。
相手を捉えた姿勢がマッスル・スパークに、水平移動して頭を叩き付ける行為がマッスル・インフェルノに、鉄柱にぶつける行為がマッスル・リベンジャーに良く似ている……? - ホーリーソードクラッシュ
- 相手の頭を両足で挟み、両手を捉えて、頭をリングに落下させる。
- ワイルドボー・ボム
- 相手の両腕を両足に挟み込み、両足を両手で押さえて頭をリングに落下させる。
- マジックサークルスープレックス
- 相手の片方の脇に手を入れ、逆の腕で後ろから首を押さえて叩き付けるスープレックス。
その他、カメハメの用いた技である脇固め、ローリングソバット、バックフリップを使いこなす。
パンチの連打を適確にかわす手練はカメハメが組み木を使った稽古を彷彿とさせる。
関連静画
関連項目
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- イデアマン
- オニキスマン
- コーカサスマン
- ザ・ナチュラル
- ザ・ノトーリアス
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