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マスターハンドとは、任天堂作品に登場するボスキャラクターである。
概要
任天堂キャラクターが勢揃いする事で知られる「大乱闘スマッシュブラザーズ(以下、スマブラと記述)」の登場人物。
見た目は白い手袋を着けた、巨大な人間の右手そのものである。
当記事ではマスターハンドの相棒に当たる存在・クレイジーハンドについても述べる。
マスターハンド
「スマブラ」という世界を創り上げた創造主的存在で、同シリーズの1人用モードにおけるラスボス。
同作のOPムービーでもマスターハンドらしき手袋が飛び回っているが、恐らくは同一の存在と思われる。
カーソルとしてファイターを選択する「手」も作品によって色が付くが、マスターハンドの一種とされている。
(ゲーム中のナレーションもまた、それぞれの作品でマスターハンドと同じ声が担当している)
なおマスターハンドの正体・素性については「創造欲の化身」といった説明が確認できるくらいで、後述のクレイジーハンド共々詳細は不明である。
様々なステージをクリアしてきた強敵と一戦交える事に至上の喜びを見出す性格で、専用ステージ終点と呼ばれる舞台でファイター(フィギュアとも言う。マリオやカービィといった登場人物達の事)を待ち受ける。
常にふわふわと滞空しており、戦闘になると自らを様々な形(ゲンコツ、ロケット、ドリル、ピストル、etc...)へと変形させたり、変幻自在にしてダイナミックな攻撃パターンでプレイヤーを苦しめてくる。
「星のカービィスーパーデラックス」に登場するボスキャラ・魔人ワムバムロックと攻撃のパターンがよく似ているものの、これはワムバムロックとマスターハンドをデザインしたのが同じ人物(桜井政博)であるためと言われている。
なお、魔人ワムバムロック以外にも「スマブラ」が発売した90年代の任天堂作品では、
- イワンテ(スーパーマリオ64・「あっちっちさばく」のピラミッドに登場するボス)
- 暗黒幻影獣ボンゴボンゴ(ゼルダの伝説 時のオカリナ・「闇の神殿」ボス)
- Dr.アンドルフ(スターフォックス64・ラスボス)
- ビッグハンド(F-ZERO X・「ジョーカーカップ」最終コース)
など、手がモチーフのボスキャラ(難関コース)が多数登場した。
マスターハンドを一目見て、これらのボスキャラを思い出したプレイヤーも、いたかもしれない。
終点の決戦ではプレイヤーキャラでどれだけ攻撃しても吹っ飛ばない代わりに、マスターハンドには専用のHP(ライフ)が設定されており、攻撃を当て続けてダメージを与えHPを0にすればプレイヤーの勝利となる、という変則ルールが適用されている。
また、常に空中にいるので空中攻撃や上方向への攻撃じゃないとヒットさせにくいのも特徴。
ドンキーコングなど大柄なキャラクターなら普通に攻撃していてもヒットする事も多いようだが。
ゲームキューブ版「大乱闘スマッシュブラザーズDX」
難易度の条件を満たすと、左手・クレイジーハンドが共に登場。
左手との共同戦線では2つの手が同時に攻撃してくるのみならず、両手で呼吸を合わせての連携技も使用してくる。
通常は戦闘中に左手が乱入してくる形なのだが、イベント戦50「最終決戦」ではなんとゲーム開幕からストック1つで右手・左手を同時に相手にしなければならないという過酷な戦いとなっている。
普段イージーやノーマルレベルでプレイすると「マスターハンド」のみしか現れない。
ちなみに裏技でマスターハンドを唯一プレイヤーキャラにすることができる作品。ただし終点以外のステージは不安定で、またノーコンテスト以外でマスハンが1位の時にリザルト画面に行くとフリーズする。1人用ゲームはオールスター1戦目以外物理的に不可(フリーズ、移動不可等 ただしオールスターのみチートを使えば最終戦まで可能)。 4人ともマスターハンドという茶番も可能だが、操作は3Pのみ可能。ちなみに%制の場合吹っ飛ばず、絶対に死なない。
なお改造を使いクレイジーハンドも登場させれば合体技も可能。 この時操作できるのは4P
Wii版「大乱闘スマッシュブラザーズX」
1人用モード以外にもアドベンチャーモード「亜空の使者」でもマスターハンドが登場しているのだが、
このモードでは他のボス達と違い実際にゲーム中で戦う事は無い。
そればかりか、実は真の黒幕であるタブーに操り人形にされていただけで、操りが解かれると真っ先にタブーに返り討ちにされ、そのままピクリとも動かなくなる・・・。というオチまであったりと、全体的にロクな扱いを受けていない。
尚、シンプルモード以外でも「ボスバトル」モードでもボスキャラの1人として登場する。
「大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS / Wii U」
おなじみシンプルのラスボスとして登場。
新技を多く習得し、指パッチンで相手を気絶させたり、黄色い(WiiUは光る金色)上昇床スライスチーズを敷いてファイターを上空に連れ去ったり、隕石を握りつぶしてステージ上にまき散らしたりと多くの強化がなされている。
この作品から「新・光神話 パルテナの鏡」で使われた「ホンキ度」というシステムが採用され、
難易度を上げ、報酬目的が優先となると、これまでの作品で難易度低め設定にして相棒の「クレイジーハンド」には
ほとんど挑まなかったプレイヤーを苦しめるシステムとなる。
まず、シンプルのプレイヤー残量のストックが1~5人変更可能だったのが、2人のみに固定され(その代わり一戦で1人失っても次の戦闘で必ず2人に戻る)、
マスターハンドの技にもメテオ判定や、画面外に追い込む技が増え、難易度を上げると幾度となく変化するフォームが増えるために避けきれずにやられてしまうこともあり、変化するマスターハンドを前に2回のミスとなり、
コンティニュー画面になるのもザラになりやすくなってしまう。
更にコンティニューし難易度が下がっても連敗が続くと加えてそれまでに得た「得点」のみにならず、「報酬」、「世界戦闘力」の数値の半減が相次ぎ、大幅に失ってしまう。
慣れないうちは難易度を低めに設定すれば良いが、
各キャラクターの操作に合った難易度を合わせるのが難しい状況となる。
シンプル以外の新モード「オーダー」の「マスターサイド」にも登場。
チケットを購入して様々な乱闘に挑んで、1戦毎に報酬を得ることができるモードである。
チケットを選択したり、ゲームにクリアしたする度にマスターハンドがbなど様々な動作を起こすのが可愛らしく思える人もいるだろう。
3DS版
ホンキ度を大幅に上げて、最終ステージ選択でマスターハンド&クレイジーハンドのコンビ(ただし8.1以上は固定)を選択すると、一定のダメージを受けたマスターハンドから禍々しい物体「マスターコア」が登場。コアを中心に黒い物体「スウォーム」が集まり、様々な形に擬態する。
形態には複数の剣で切りつけてくる「マスターエッジズ」、難易度を上げると口の大きな獣の姿である「マスタービースト」、更に難易度を最高近くに上げると巨人のような姿である「マスタージャイアント」、
WiiU版のみ難易度を高めにすると、Xであった亜空間のような広いダンジョンになった「マスターフォートレス」が登場する。(後述)
残りHPもスウォームに覆われて見えない上に、倒しても倒しても別の形態に擬態し、最終的にはプレイヤーキャラと同じ姿である「マスターシャドウ」に擬態する。また、残り時間はマスターハンド戦から引き継ぐため、ここで手こずるとマスターコアとの戦いが結構厳しくなる。(詳細はこちら→sm24472695)
ちなみに最後のプレイヤーキャラの擬態は画面外に飛ばしバーストさせるか、一定以上のダメージで終了する。その後マスターコア本体が出現するが、この時点でタイムが止まる。 あとは本体をダメージを与えて画面外に飛ばすダメージを与えればバーストし終了だが、何もしてこないからといって調子に乗っていると、一定時間後に前作XのタブーのOFF波動に似た攻撃を放ってくる。この波動に当たれば難易度、現ダメージ%を問わず一撃バーストとなる。なお前作同様シールドは無効で緊急回避のみで回避できる。一定回数発射され、それを回避すると勝手にコアが爆発して同じく終了する。
WiiU版
ラウンド5回戦以降の選択は固定となり、難易度に合わせ、高めだと最終ラウンドは「マスターハンドのみにする」という選択は出来ない。
難易度をかなり高めに設定すると、
プレーヤーキャラの擬態「マスターシャドウ」を倒した後に制限時間が3分回復して、
新たな形態「マスターフォートレス」と戦うことになる。 このフォートレスはDXのアドベンチャーや亜空の使者みたいに、終点の右に出現したステージを進み、最深部にあるコアを破壊すると新たな道が開けるのだが、道中雑魚敵や黄色い壁や液体がある。この黄色い壁や液体に触れるとダメージとなり、蓄積ダメージが100%以上の場合難易度問わず即消えてバーストとなる。ちなみに雑魚敵がふれると、敵が即バーストになるため、利用することも十分あり。
流石にマスターコアからダメージを引き継ぐと蓄積ダメージの関係上、即死確率が非常に高いためか、変化時にハートの器が1個支給される。 コア破壊→出現ルートのコアを破壊という感じで、合計4回コアを破壊するとクリア、その後タイムが停止し、マスターコア本体が登場する。後はコア本体をバーストさせればクリア。
ほっとくとOFF波動を放ってくるのでご注意。
ちなみにWiiUだとマスハン&クレハン→マスターコアになると、マスターコアのダメージ表示自体が消える。
3DSでは下画面のダメージ表がスウォームに覆われるため実質見えないのは同じだが、最後のマスターコアのみになっても消えたままとなる。
Nintendo Switch版「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」
これまでのシンプルモードにあたる「勝ちあがり乱闘」で大半のキャラクターのラスボスを務める。また、一部キャラクターはクレイジーハンドがラスボスとなり、最終戦を迎えた時点でホンキ度が一定以上かつマスターorクレイジーがラスボスとなっているキャラクターを使っているときは両手が登場する(これとは別にホンキ度関係なく両手がラスボスに設定されているキャラもいる)。
DX以降長らく画面右端が定位置だったが、初代以来久々にフィールドを行き来しつつ戦う。攻撃パターンも大幅に増強され、テレポート、輪投げ、ファイターをインクまみれにした上で視覚妨害も兼ねたインクボール、リフレクタービットを展開しての変則的な軌道のビーム攻撃などかなり厄介。両手の合体攻撃もレパートリーが増している。
ただ、本作では一定ダメージを負うと気絶するという弱点も追加されている。大体二回くらい気絶するのでタメ攻撃はこのときの為に温存するのもあり。
ちなみに前作と違いスウォームが暴走したりはしないのでその点は安心。
アドベンチャーモード「灯火の星」
「この世界」を侵略せんとする光の化身「キーラ」の手先としておびただしい数のマスターハンドが現れる。マルスが「一人で10体ぐらい倒せればいけるか?」と発言していることから(マルス理論)その数は数百体にも及ぶと思われる。が、大半のマスターハンドはキーラにエネルギーを捧げ消滅、キーラは星間レベルのビーム攻撃を発動しこの世界の征服を果たす。
その後は再決起したファイターの前に現れては結界を張って進路を妨害したり、地形や橋を崩したりと地味な嫌がらせを行ってくる。キーラに挑む際には護衛を担っているマスターハンドを倒す必要がある。
以下ネタバレ
激戦の末キーラを退けると、キーラのエネルギーが弱まったことにより闇の化身「ダーズ」が復活、こちらは大量のクレイジーハンド軍団を連れている。
ダーズを倒し双方の力を弱めるとファイター、キーラ、ダーズの三つ巴の展開となり、キーラ、ダーズは追い詰められるとそれぞれ増援を呼ぶ。この中にいるマスター、クレイジーこそがシリーズお馴染みのいつもの個体で、倒すことにより正気に戻せる。正気に戻った両手は協力して光と闇のオーラを打ち払い、マスターが双方の手先を全滅させんと戦いを挑む。
マスターハンドを操作してファイターのコピーを吹っ飛ばす戦いで、シリーズで初めて正式にマスターハンドを操作できる。Bで飛び道具、Aでスマッシュ攻撃を繰り出し、創造主の本気と怒りを堪能できる。高いHPを持つとはいえ敵の攻撃もかなり苛烈なのでやられないように注意したい。こうして両手は最終決戦への道を作り出し、ファイター達を送り出す。
クレイジーハンド
上記で説明したマスターハンド(右手)と対を成す存在。「大乱闘スマッシュブラザーズDX」以降から登場。
こちらは巨大な左手そのもので、クレイジーという名の通りマスターハンドと比べて全体的に狂気的な笑い声が特徴。
(X以降は声が一層甲高くなり、マスターハンドとの違いがより明確になった)
マスターハンドが「創造欲の化身」とされるのに対比して、クレイジーハンドは「破壊欲の化身」とされている。そのため、戦闘での攻撃パターンも(基本的には同じだが)ステージ上で七転八倒して暴れたり、上空で手のひらから爆弾を投下してくるなどマスターハンドとは一味も二味も違う狂気じみた攻撃パターンを持つ。
1Pモード(シンプル)における登場条件や登場時の演出もまた違い、DXでは「NORMAL」以上の難易度でシンプルモードをプレーし、ゲーム開始から6分以内にマスターハンドのHPが50%を切ると乱入してくる。またXでは「むずかしい」以上の難易度で9分以内に終点に辿り着くと最初から両手で登場する。さらに両作品共に、マスターハンドと連携攻撃を発動する際はこちらの手がサインを出す。
なお、マスターハンドとクレイジーハンドを両方倒してクリアすると通常よりもスコアが多く貰える。
Xではアドベンチャーモード「亜空の使者」では影も形もないものの、「ボスバトル」モードでマスターハンドとは別にクレイジーハンドのみが単体で登場し、シリーズ初のクレイジーハンドのみとの戦闘が実現した。
マスターハンド共々、ボスバトルモードだとイマイチパッとしないのは密に、密に。
「大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS / Wii U」でもシンプルの難易度を上げると、
3DSは難易度上げで選択肢(8.1以降は固定)WiiUは難易度設定で固定。最初からマスターハンドと共に現れる。
マスターハンドと同じく、既存の技に加えて多くの新技を使ってくる。連携技も大きく増えた。
難易度を更に大幅に上げていると・・・(マスターハンドのネタバレ参照)
「スマブラWiiU」では新モード「オーダー」の「クレイジーサイド」にも登場。
「マスターサイド」とは異なり、コインかチケットを支払い自らが切り上げるまで乱闘を続けるモード。
合計時間は10分でダメージはオールスターのように持ち越しになり、こちらは回復手段は存在せずラウンドクリア後に軽減される程度となる。
戦う度に難易度が上がっていく代わりに報酬も豪華にいくが、負けると大量に得た報酬がほぼ全て没収される為、リスクが高い。
切り上げる際にはクレイジーハンドとの時間無制限の双方体力制の乱闘となる。(プレーヤーも体力制、プレーヤーの体力はそれまでの蓄積ダメージに依存する)
切り上げ時のターン数が多いとクレイジーハンド側にマスターハンドやNPCが出現することもある。このNPCは無限に復活するので無視するのが安定。
ちなみに合計時間の10分は最後のクレイジーハンド戦を含まないため、制限時間限界ぎりぎりまでターン数を稼いでもいい。
こちらもXのボスバトルに次ぐクレイジーハンドのみと対戦可能のモードとなった。
ステージ「終点」について
マスターハンドが待ち受ける専用のステージ。平面なステージで障害物は一切ない。
初代スマブラでは対戦での選択できず、マスターハンドがダメージを受けるごとに背景が数回変わっていく。
DXではイベント戦全クリアで対戦ステージで解放される。
X以降では最初からプレイ可能で、この作品から背景が目まぐるしく変化するようになる。
「常に終点を選択でかつアイテムなし対戦」という俗名「終点厨」などと呼ばれる戦闘スタイルを持つ者が増えていった。
for NINTENDO 3DS / Wii U以降はこれを考慮されたのか、
ステージ選択でステージを「終点化」出来るというシステムを採用。通信プレイも「おきらく部屋」と「ガチ部屋」に分かれ、ガチ部屋ではアイテムなしで終点のステージとなっている。
ステージの背景の目まぐるしさは変わらず、土台の形状は左部分が「創造の化身・マスターハンド」、右部分が「破壊の化身・クレイジーハンド」のイメージがべースとなっているが、二つの手の立ち位置がステージの形状と左右対称となり、WiiU版での登場シーンはクレイジーハンドが青く光り、マスターハンドが赤く光っている。
スマブラ以外では
スマブラシリーズ以外では、「星のカービィ 鏡の大迷宮」でも中ボスの1人として登場。倒した後に吸い込むと「スマブラ」のコピー能力を得る。そして同作のステージ9ではボスとしてマスターハンドとクレイジーハンドが共に両手で現れる。ただし中ボスのマスターハンドと違い、倒すと爆発してしまうので残念ながら吸い込む事はできない。
関連動画
BGM
関連静画
関連項目
- 手袋 右手 / 左手
- 任天堂
- 大乱闘スマッシュブラザーズ
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX
- 大乱闘スマッシュブラザーズX
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS / Wii U
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- ラスボス
- 魔人ワムバムロック
- シンプル(スマブラDX)
- ギガクッパ
- タブー
- 終点(戦いの舞台)
- 終点厨
- 星のカービィ 鏡の大迷宮
- 星のカービィシリーズの登場キャラクター一覧
- ハエ叩き(マリオペイントの手袋)
- 謎のザコ敵軍団
- 右手飛翔 / 左手飛翔
グワァァァッ!!
バタフライ | 10000 |
ノーミス×11 | 16500 |
フルパワー | 5000 |
ノーダメージ | 10000 |
スマッシュレス | 3000 |
ラッキー3 | 8000 |
ベリーハードクリア | 200000 |
ノーミスクリア | 40000 |
スピードデーモン | 60000 |
左手を倒した | 80000 |
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