マチネの終わりにとは、平野啓一郎の小説である。2019年秋に福山雅治と石田ゆり子の主演で映画が公開される。
概要
京都大学在学中に『日蝕』で小説家デビュー、同作で23歳のときに芥川賞を受賞した平野啓一郎の長編小説。
2015年3月から2016年1月まで毎日新聞とnoteで連載され、2016年4月に単行本が発売された。
天才クラシック・ギタリスト蒔野と、婚約者のいるジャーナリスト洋子。6年間でたった3度しか会わなかった人が、人生で誰よりも愛した存在になるまでを描く。
「ページをめくる手が止まらない」小説ではなく、「ページをめくりたいけどめくりたくない、ずっとその世界に浸りきっていたい」小説というのを考えてきた、という平野啓一郎が「40代をどう生きるか?」を読者に問いかける作品となっている。
2019年秋公開予定の映画は「容疑者Xの献身」で福山雅治と組んだ西谷弘がメガホンを取る。
ギタリストでもある福山は、本作でいつも手にしているエレキやアコギとは異なるクラシックギターに挑む。
石田ゆり子は、「こんなふうに人を愛せたら…、そんな気持ちで一気に読み終えた『マチネの終わりに』の映画化に参加できることに心震える思いです」と語っている。
- 0
- 0pt