マヂカルラブリーとは、吉本興業所属のお笑いコンビである。セイッ!!
概要
(本当は、UNOがしたい。)
マジメな概要
2007年2月に結成された、ボケの野田クリスタルとツッコミの村上からなる吉本興業所属のお笑いコンビ。M-1グランプリ2020王者。
大宮ラクーン吉本劇場の専属芸人である大宮セブンの一員でもある。(マヂカルラブリー、GAG、すゑひろがりず、タモンズ、囲碁将棋、ジェラードン、ボーイフレンド)
ただし、野田は近年になって賞レース等で成績を残したコンビがメンバー内に増えたことで「賞レースのストイック集団」のようになってしまったことを嘆いている。
『マジカルラブリー』ではないので注意。
曰く、「『マジカルラブリー』と検索したら誰も知らないようなアニメが出てきた」との事で現在の表記に至ったらしい。
メンバー
野田クリスタル
本名:野田 光(のだ ひかる)
1986年11月28日生まれ。
神奈川県立六ツ川高等学校(現横浜国際高等学校)出身。
高校在学中に当時の同級生とコンビを結成し「学校へ行こう!」の「お笑いインターハイ」で優勝したことをきっかけに、本格的に芸人としての活動を始める。
コンビ結成と解消を繰り返し、最終的にピンとして活動していた際に村上の方から誘われる形で現在のマヂカルラブリーを結成。
結成初期はランニングにジーンズに裸足というかなり尖った服装でネタをしていたが、「本格的に売れに行きたい」との思いで黒ジャケットのスーツを身に着けるようになった。現在はシャツと青ネクタイのスタイルになっている。
かつてはかなりの細身であったが、ダンクシュートをやりたいと思い立ち筋トレを開始。特に食事制限は行わず週5のジム通いを中心としてトレーニングを続けた結果、2014年頃には服の上から分かるレベルのマッチョになった。
趣味はゲーム、バスケットボール、ニコニコ動画のランキングを見ること。
現在ではゲーム好きが講じて独学でプログラミングを学び、自作のオリジナルゲームである通称野田ゲーを多数制作している(詳細は後述)。
好きなゲームは格闘ゲームと東方Project。
個人のYoutubeチャンネルを持っている。
主に野田ゲーのプレイ動画や制作配信、筋肉を見せびらかす動画等を上げている。
「はむはむ」というハムスターを飼っている。
カレーが嫌い。
村上
本名:鈴木 崇裕(すずき たかひろ)。
1984年10月15日生まれ。
法政大学出身。
ツッコミ担当。
法政大学のお笑いサークルで学生芸人として活動していた。
卒業後にプロの芸人になろうと相方を探していたところ、芸人仲間から当時ピンで活動していた野田を紹介され、元々村上は野田のファンだったこともあり、出待ちをして野田を口説きコンビ結成に至った。
そのような経緯もあってコンビでありながら年齢や芸歴に差がある。
ぽっちゃり体系に眼鏡とピンクのセーターがトレードマーク。野田とは異なり、結成当初から一貫してこのスタイルである。
温和な見た目と性格とは裏腹にギャンブルとキャバクラが好きで酒豪。
野田はそんな一面を「芸人として古臭くて嫌だ」と快く思っていない。
上記の通り、村上は本名ではなく芸名である。
芸名の由来は「東京大学物語の登場人物が由来」や「タカアンドトシのタカと本名が被ってるから」など色々と言って誤魔化してきたが、M-1優勝後に出演した『ノンストップ』にて「結成当時の一世一代のボケだった」と暴露した。
かまいたちの濱家と親交が深い。濱家曰く、「東京の芸人で唯一の友人」とのこと。
芸風
まず掴みとして、野田が「○○でーす」と自己紹介でボケるのが恒例。(例:でっかいエビでーす、漫才王でーす等)
その後野田が「○○がしたいよー」とネタフリをして役に入り、それを村上が傍観者としてツッコミを入れる、というのがおおまかな流れである。
野田のボケはシュールかつ大胆な動きがメインで言語をあまり用いない為、村上のツッコミが補足のような役割も果たしている。
稀にだがコントも行う。
こちらは漫才とは打って変わってキャラや台詞がしっかりとした正統派なネタが多く、村上がボケになる事もある。
2018年にはキングオブコントで決勝進出も果たした。
また、野田が自作の「野田ゲー」を披露するピン芸も行う。(後述)
野田ゲー
野田クリスタルが独学でプログラミングを学び制作したゲームの総称。開発環境はHSP3。
分け隔てない多様なジャンルのゲームが存在するが、「モンスト(モンモンとするぜストッキング姉さん)」や「もも鉄(太ももが鉄のように硬い男てつじ)」など、人気ゲームにあやかった名前のゲームが多い。
先述の通りゲームがピン芸のネタとしてそのまま登場することも多く、R-1ぐらんぷり2020では上記の2作をプレイするネタを行い見事優勝を果たした。
ちなみに2021年3月に数々の野田ゲーが収録された「SUPER野田ゲーPARTY」がNintendo Switchより発売予定である。
このゲームはクラウドファンディングによって開発費を募り制作されたものであり、最終的な支援額は1300万円を超えた。
主な野田ゲー
ブロックくずして(配信中)
「ブロック崩しの世界に芸人のデッカチャンが迷い込んでしまった」という世界観のゲーム。
一見自機のような下方のバーは操作不能で、弾が飛んできた所に勝手に動いて自動でブロックを崩し続ける。
プレイヤーは画面ど真ん中に位置するデッカチャンを操作し、行き来する弾をブロックが全て崩されるまでひたすら躱し続けるというのがゲームの内容である。
被弾してしまうとミスになり、残機が1デッカ減る。開始時の残機は3デッカの為、4回被弾するとゲームオーバーである。
ただし、1回被弾する度にデッカチャンが一回り大きくなり操作が困難になる仕様があるので、ミスを重ねるほどクリアは困難になっていく…というか2回被弾した時点で大きくなり過ぎて画面の余裕が無くなりほぼ回避不可能になるので、実質許されるミスは1回のみである。
救済措置として課金モードがあり、5480円支払うと自機が松本人志に変わる「最強モード」となり完全無敵になる。
しかし、最強モードはゲームの途中で勝手に終わってしまうので過信は禁物。
配信版では権利の都合かデッカチャンが野田のイラストに変わっており、最強モードが廃止されている。
すごい事になりそうだ!組体操合戦(配信中)
落ちてくる人間を上手く組み合わせて組体操のポーズを作り点数を稼ぐ、所謂ぷよぷよやテトリスのような落ちものパズルゲーム。
ポーズが完成するとその人間は消え、逆に出来上がらないとどんどん溜まっていく。
しばらくポーズが完成しなかった人間は「やる気なしくん」になってしまい、ポーズに組み込むことが出来なくなってしまう。
その「やる気なしくん」に喝を入れてやる気を出させる(消してくれる)「ヤンキーくん」というコマも存在する。
ホールド機能を利用しつつ、ヤンキーくんを使用するタイミングをしっかりと見計らうことが高得点へのカギとなる。
オンライン対戦機能も実装されており、対戦モードでは相手に「やる気なしくん」を送って妨害することもできる。
また、パーカーやLINEスタンプなどの組体操合戦グッズも公式から発売されている。
モンスト(モンモンとするぜストッキング姉さん)(未配信)
R-1ぐらんぷり2020のファイナルステージで披露されたゲーム。
某モンスターを引っ張ったりぶつけたりして敵を倒すゲームとは一切関係ない。
自機のハサミを引っ張り、胸元がセクシーなお姉さん(画:野田クリスタル)のストッキングを破るゲーム。
ストッキングが新調されて元通りになる、お姉さんの目から当たると即死のビームが出るなどの妨害を乗り越え、ストッキングを最後まで破り切ったらゲームクリア。
後半になるにつれ妨害は目に見えて凶悪になっていくので、クリアにはかなりの覚悟が必要である。
救済措置として課金モードがあり、3640円支払うとストッキングが大事なトコロ以外全て破けた状態からスタートできる。
しかし、大事なトコロを見るには別途課金が必要なので注意。
R-1でこのゲームが披露された後は何かと話題になり、某モンスターを引っ張ったりぶつけたりして敵を倒すゲームの公式とのコラボ動画が投稿されたりもした。
一方で、女性のストッキングを破る描写が「性的暴行を想起させる」と一部呼び声が上がりプチ炎上した。
製作者の野田はこれを受けて、ゲームをモンスト(モンクなしだわストーブの距離)に作り直すなどの対応を採った。
その他
- あつ森(あつまってきたファンにモルックを投げつけるさらば森田)(未配信)
- PUBG(ピーナッツ売りのババアとジジイ)(未配信)
- リングフィットいらず(未配信)
- FF7(Final Fuck 7回)(未配信)
- 野田ウォーク(未配信)
- りんたろー。とワニの村(配信中)※有料
- sushi(配信中)
- ボルダリング姉さん(配信中)
- 愛方さがし(配信中)
他多数
賞レース
M-1グランプリ
結成2年目の2008年で初の準決勝進出。
軽快な滑り出しに見えたが、その後なかなか準決勝から勝ち上がれず、あと一歩の所で涙を呑む日々が続く。
そんな中遂に2017年、念願の初の決勝進出を果たす。
しかしそこで悲劇が起きてしまう。
6番という決して悪くない出演順でありながら、審査員全員から80点台を付けられ最下位になってしまう。
そればかりか、審査員の一人である上沼恵美子から「(コメントを求められて)ごめん訊かないで」「本気で挑んでるんでみんな」「よう決勝残ったな思って」などとボロクソ言われ、挙句その後満身創痍の野田が繰り出した渾身のコメントも滑って、会場は放送事故のような空気になってしまった。
これが原因で、放送終了後もマヂカルラブリー=上沼恵美子に怒られた芸人という悪評が彼らを憑いて回る事となった。
翌年の2018年、敗者復活戦にてコメントを求められ「恵美ちゃん、待っててねー!」という魂の雄叫びを上げるも、上沼には存在自体を完全に忘れられていた。
M-1と上沼に対して只ならぬ因縁を抱えた状態で臨んだ2020年の大会で、2回目となる決勝進出を果たす。
結果は649点で見事2位に滑り込んだ。そして上沼からは94点を付けられ「あんたらアホやろ。本当にバカバカしいでしょ。面白いよなぁ~。バカバカさがが突き抜けるのは芸術や」と3年前の罵詈雑言が嘘の様な絶賛のコメントを貰い、二人は歓喜に舞った。
そして最終決戦で、サンド富澤・立川志らく・中川家礼二らから3票を得て、見事優勝。第16代王者となった。
優勝後のコメントでは、「恵美ちゃん、やめないでー!」と高らかに叫んだ。
その他
R-1ぐらんぷりでは、2019年までは準々決勝にすら上がれなかった。
しかし2020年に初の決勝進出。史上初のM-1、R-1、キングオブコントでのトリプルファイナリストとなった。
結果は先述の野田ゲーをプレイするネタを行い、見事優勝。霜降り明星粗品に続き、史上2人目となる二冠達成者となった。
ちなみに2021年よりR-1は「芸歴10年以内」という制限が設けられた為、村上がトリプルファイナリストになる可能性は永遠になくなった。
キングオブコントでは、2013年に初の準決勝進出を果たすも、その後は2回戦落ちや出場自体をしない年が続いた。
そして2018年に出場した際に初の決勝進出。M-12017の無念を晴らすべく決勝へ臨むも、総合7位で敗退という結果に終わってしまった。
しかしM-12020終了後のインタビューで、二人はKOC優勝への熱い意欲と闘志を語った。今後の彼らに期待しよう。
関連動画・生放送
関連商品
関連項目
関連リンク
- マヂカルラブリーの公式プロフィール
- マヂカルラブリー 野田クリスタル(@nodacry)
- マヂカルラブリー村上(@mlmurakami)
- 野田クリスタル【野田ゲー】(野田クリスタルのYoutubeチャンネル)
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- 0pt
- ページ番号: 2372246
- リビジョン番号: 2874151
- 編集内容についての説明/コメント:
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