マッチョサンとは、テレビアニメ『星のカービィ/アニメカービィ』に登場する魔獣である。CV:飛田展男
概要
ホーリーナイトメア社が仕組んだカービィ打倒作戦の総仕上げを行うべく送り込まれてきたインストラクター魔獣。名前の通りマッチョな肉体を持ち、約6分間歌って踊っても全く疲れの色を見せない驚異のスタミナを誇る。カスタマーサービス曰く「少々お値段が張る」との事。どうやらマッチョサンの価格設定は高めのようだ。即席ステージを作って何処でもフィットネスを可能とし、切れ味のある歌詞を即興で紡ぎ続ける抜群のセンスの持ち主。インストラクターだからか戦闘能力は低め。
ナイトメア社はカービィを倒すため、食べた者を際限なく太らせるポテトチップスをこっそりデデデ城に送り込み、最大の脅威である吸い込みを封じたところへマッチョサンを送り、ダイエットの名目でリンチ同然のエアロビクスをやらせる計画を練り上げた。ナイトメア社の目論見通りカービィはポテトチップスを食べて丸々と太ったのだが、作戦を事前に知らされていなかったデデデもポテチを食べてしまい一緒に太ってしまった。若干計画に狂いが生じたもののカスタマーサービスは満を持してマッチョサンを送り込んだ。
デデデ城に到着したマッチョサンは早速特設のステージを構築。有無を言わさずカービィとデデデに過酷(?)なフィットネスを行う。フィットネス時に使われた曲はデデデ大王のテーマ及び初代カービィEDのアレンジであり、さりげないファンサービスが光る。またフィットネス中、マッチョサンは絶え間なく歌って踊るが、その時の歌詞がシュール極まりない事から謎の中毒性と人気がある。第61話が屈指のカオス回と呼ばれる所以の9割がこのマッチョサンと言えよう。
しかし、だらしない二人を見て途中からは更に過酷な「お仕置き天国GoGo HEVEN」なるフィットネスを開始する。明らかに命を落としかねない危険で強引なフィットネス(ルームランナーの後ろに針を置いたり、ロードローラーで轢いたりetc)で二人を散々に痛めつけた。サビ部分では大量のワドルディやフーム達を巻き込んでダンス。もう何が何だか分からない。
一通りフィットネスを行うと、いよいよカービィ打倒の総仕上げに着手する。アームでカービィを台座の上に固定すると、台座の上で回るミラーボールから鉄球が姿を現した。この鉄球こそがカービィに引導を渡すトドメの一撃だった。マッチョサンの合図で鉄球が落とされ、カービィに直撃。カービィの命は絶たれたかのように見えたが……この一撃が体内のポテチを全て吐き出させる結果となり、せっかく太らせたカービィを痩させてしまう。吸い込みを使えるようになったカービィはマッチョサンのインカムを吸い込んで「マイク」をコピーする。その後はマイクカービィのソロライブとなり、大音量に耐えかねたマッチョサンは爆散、城も倒壊するという大惨事となる。
だが、どういう訳だかマイクカービィの大音量を聴いたデデデは元の体格に戻ることが出来、何とか痩せる事に成功したがマイクカービィに絶大なトラウマを負ってしまった。
余談
- マッチョサンがフィットネス時に使用したBGMは第80話「強壮!ドリンク狂想曲」にて再利用されている。本話ではちゃんとデデデのテーマとして使われた。
- 「あつめて!カービィ」にカスタマーサービスやエスカルゴン、コックオオサカとともに特別出演。まさかのゲームデビューである。ファンにとってはうれしい。
- アメリカで放映された時は、一部の暴力フィットネスシーンがカットされた。フィットネスBGMもデデデのテーマではなくオリジナルのものに変更されている。
- マッチョサン登場回の前話は「宝剣ギャラクシア!」。全編に渡ってシリアスな物語だっただけに、次話の「肥惨!スナックジャンキー」のカオスっぷりが際立っている。
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関連項目
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