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マッチ・ニッカネン(マティ・ニュカネン、Matti Nykaenen)とは、フィンランドの元スキージャンプ選手、歌手である。
概要
1982年の世界選手権ラージヒルで優勝後、翌年にはワールドカップの総合優勝を獲得。
1984年のサラエボ五輪で70m級（現：ノーマルヒル）で銀メダル、90m級（現：ラージヒル）で金メダルを獲得した。
その後もワールドカップで３シーズン連続の総合優勝、カルガリー五輪でジャンプ競技すべてで金メダルを手にするなど、圧倒的な強さを誇っていた。
1992年に一度引退、歌手に転向するものの、1994年にリレハンメル五輪出場のために日本で独自に練習をするも代表には選ばれず、そのまま事実上の引退となった。
しかし、引退後は転落の人生となり、3度の結婚と離婚を繰り返す。2004年には殺人未遂事件で懲役2年2か月の実刑判決を受けて服役、しかし釈放からわずか4日で傷害事件を起こして懲役4か月の判決で再び服役。2009年には妻への殺人未遂でまたも処罰されている。
本人はアルコール依存症で悩んでおり、過去にお酒が原因で代表チーム内でトラブルを起こしメンバーから外された経緯もあった。
2014年にフィンランドのルカで葛西紀明がワールドカップラウンドで優勝した際、葛西本人のブログにニッカネンが登場し、健在ぶりが知られた。
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関連項目
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