マッドマン(Mudman)とは、ADKの格闘ゲーム『ワールドヒーローズ』シリーズの登場キャラクターである。第2作『ワールドヒーローズ2』で初登場。
概要
西暦450年パプアニューギニア出身。大地神「ファーファ」に仕える呪術師。胴体から顔までを覆う大きな顔の仮面をつけているが、結構素顔が見えることも多く、実はまだ17歳の美少年である。
語尾に「ザマス」をつけ何かにつけて踊る様は奇矯に見えるが、生まれた年代や年齢のわりに人間ができており、サイボーグであるブロッケンに対して「自然と科学が相容れないなどということは無い」と言ってのけている。
精霊の「アドン」と「サムソン」を従えており、女性に対してはプレゼントしようとしたり、悪人に食べさせて善人にしようとする。『PERFECT』では筋骨隆々な精霊の「サブ」と「ローズ」を呼び出すが、何故か全員ゲイ雑誌に由来する名前になっている。
ラスプーチンとは宗教観の違いから犬猿の仲であり、お互いの仕える神を邪神と蔑んでいる。マッドマンはラスプーチンを変態扱い(そう思われかねない節はある)し、「お前の愛など誰も望んでいない」と厳しく切り捨てている。
一方で、彼の孫娘のラスプーチコと出会った際には愛で世界を救おうとしている祖父を誉めており、人間性は認めているようでもある。実のところラスプーチンもマッドマンを認めており、普段の態度は後から出てきて自分より目立つのが許せないという対抗心によるものらしい。
名前のスペルはMadman(狂人)ではなくMudman(泥男)であり、諸星大二郎の漫画『マッドメン』が元ネタとなっている。
ちなみにマッドメンと呼ばれる部族はパプアニューギニアに実在するが、全身に泥を塗って悪霊に扮する様子から生まれた通称であり、本作のマッドマンのような派手な格好では無くアドンやサムソンの方が近い。
『2JET』の頃はCMに実写で登場しており、シリーズのみならずADKのマスコット的な存在だった。
外部出演ではネオジオオールスター作品『ネオジオバトルコロシアム(NBC)』に登場しており、リゾート開発で破壊されようとしていた村の人々の祈りを受け、古代の伝説の戦士が現代に現れるというストーリーになっている。
性能
飛び道具の「マッドマンアタック」、対空技の「マッドジャイロ」、仮面を軸に自分が回転する打撃技の「マッドカッター」とリュウケンタイプの技構成だが、通常技は癖が強くトリッキー寄り。前強キック(マッドキック)やスライディング(マッドスライダー)など突進する特殊技が多い。
ジャンプ弱キック(マッドエアライダー)は斜め下に急降下する蹴り技で、隙が少なく奇襲に使える。『PERFECT』では屈中P→キャンセルジャンプ弱K(空振り)→屈中P…という永久連続技がある。
地上エクストラアタックの「マッドダンス」はその場で踊るだけの挑発技。『NBC』ではパワーゲージが溜まるので隙を見て踊るのもアリ。
究極奥義の「ヘブンズブロス」は光の柱を出現させ、ヒットすると相手を天界へ連れ去る技で、発生は遅いがガード不能なので確定状況が多い。『NBC』では発生は早くなったがガード可能で威力も物足りない。
関連動画
関連静画
関連項目
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