マツケンサンバとは、松平健が歌う楽曲「マツケンサンバ」「マツケンサンバII」「マツケンサンバIII」のことである。特に「マツケンサンバII」は一大ブームを巻き起こしたことで有名であり、本項でも「マツケンサンバⅡ」を中心に解説する。
マツケンサンバII
作詞:吉峰暁子、作曲・編曲:宮川彬良(リミックスバージョン編曲:小西康陽)、振付:真島茂樹。金ピカの衣装で歌う松平と、腰元ダンサーズの賑やかなダンスが特徴の、底抜けに陽気で明るいラテン調の歌謡曲(正確にはサンバではない)で、松平健の代表曲として有名。松平は、1994年から舞台の歌謡ショーなどでこの曲を歌っていた。しかし当時は、暴れん坊将軍など二枚目やシリアスな役柄が強い松平の普段のイメージと大きく異なる内容から、違和感を覚えるファンもいるなど、さほど知名度は高くなかった。
しかし2003年頃から、CMや時代劇チャンネルなどで話題にのぼり、じわじわと人気を拡大。2004年には公演限定だったCDが、リミックスバージョン、振付DVD付きなど次々に発売され、この年のNHK紅白歌合戦にも出場、最高視聴率を記録した。翌年、何のために行われたのか意味不明な紅白スキウタアンケートにノミネートされるもなぜか落選、紅白の代わりにテレビ東京の年末番組「年忘れにっぽんの歌」に出場し、「マツケンサンバ」「マツケンサンバII」「マツケンサンバIII」をメドレーで熱唱。15分近くにも及んだため、後半はかなりさすがの松平も息切れしながらも、見事歌いきった。
親しみやすいメロディーと、演奏するのにも比較的簡単なこと、そして何よりも曲自体とても盛り上がることから、当時は吹奏楽などでも盛んに演奏された。ブームは過ぎてしまったものの、現在では「定番曲」としてしばしば演奏されたり、2021年には再流行し、17年ぶりの紅白出場(特別枠)の他、ミュージックステーションスーパーライブの方にも出演したり、JRAの有馬記念のCF(マツケンアリマ)や松屋のCM(マツベンサンバ)で本人歌唱の替え歌が使われたりした。もちろんカラオケの人気曲だったことは、言うまでもない。
マツケンサンバ(初代)
作詞:杉紀彦、作曲:京建輔。最初に作曲された、マツケンサンバシリーズ第一弾。オリジナルバージョンはII以降に比べ、演歌調の少し哀愁感漂う曲調だった。後に大幅なアレンジを加えられ、かなり明るい雰囲気に変わっている(「年忘れにっぽんの歌」で歌われたのは後者のバージョン)。
マツケンサンバIII
作詞:松平健、作曲・編曲:宮川彬良(リミックスバージョン編曲:小西康陽)、振付:真島茂樹。音楽スタッフはIIとほぼ同じだが、松平本人が作詞に挑戦した。全3曲中、最も長く、ダンスの振付も難易度が高くなっている。
マツケンサンバIIの秘密―破壊のイチロー救世のマツケン
2007年08月10日、20時51分31秒、イチローのレーザービームにより人類、いや地球上のあらゆる生命が滅亡した。いわゆるセカンドインパクトである。そして地球は永遠に生命の存在しない冷たい星になるかに思えた。
しかし、その12日後に奇跡が起こる。なんと地球が復活したのである。
この模様はニコニコ動画にアップされており、そこには紛れもなく地球の復活の様子が流されていた。そして復活と同時にある曲が流れていた。マツケンサンバIIである。そう、松平健が地球を復活させたのである。今の世界は松平健の手により成り立っていると言っても過言ではない。その後同月には高橋名人、手塚国光、柊つかさ等により地球は滅ぼされたがマツケンの手により復活を遂げた。
今なお我々は滅亡の危機に瀕している。人類滅亡への道は多様化しており、イチローだけでなくてもたやすく滅亡させる事が可能となった。時には1日の内に数回も滅亡させられるときがある。全くもって迷惑千万である。しかしながら、そのたびに松平健は我々のために立ちあがってくれる。
ちなみに人類滅亡が発生すると同時に踊りだす黄色い人たちがいるとかいないとかという都市伝説が流れている。一説には彼らはマツケンと腰元ダンサーズとも言われているが、真偽は不明である。
なぜ、松平健が救世主なのか?
我々の世界をマツケンが救っているというのは分かったが、なぜマツケンが救世主なのかという事が疑問になってくるであろう。その鍵を得るヒントとなるのが『マツケンサンバ』にあると考えられている。
ここでマツケンサンバIIの歌詞を解釈していきたいと思う。
熱い風
レーザービーム直撃時に表れた熱波のこと。
波とは衝撃波である。また、ここでの愛は地球への愛を意味する。
恋せよ アミーゴ
「アミーゴ」とはスペイン語で“仲間”を意味する。つまり地球を破壊しようとする地球上の生命に対して「同じ仲間じゃないか、地球に愛情を持とう」とマツケンが説得している事を表す。
灼けた素肌
灼熱により焦土と化した地表を意味する。
失われた海岸への懐かしさが表れる事を意味する。
風に誘われ動きだす
風は比喩的表現として、空気全体の動きということで、全体的な雰囲気の方向のような意味で風が使われる例が多い。つまり「風」とはマツケンが作り出した地球への愛をもとうという雰囲気に流され、地球を破壊してきた者(物)達が地球を復活させようという意志に変わっていく事を表す。
おわかりいただけただろうか?この歌詞にはたくさんの比喩が込められている。
これから生きていく上で、マツケンサンバIIを耳にする機会は何度かあるだろう。そのときにはこう思って欲しい。松平健のおかげで世界が成り立っているのだと。
関連動画
関連項目
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