地に降りた一枚の羽… それは大好きなあなたでした。
『ママトト -a record of war-』(-ア レコード オブ ウォー)とは、アリスソフトから発売中の18禁シミュレーションロールプレイングゲームである。
概要
ママトトとは、後のにょシリーズに繋がっていくアリスソフトのシミュレーションRPGである。
DALK以来久々のSRPG作品であった『かえるにょぱにょーん』の好評を受けて制作された本作は、前2作とは異なり、味方の全滅では無く、移動要塞の心臓部のHPが0になった時点でGameOverというシステムであり、敵を倒すだけで無く、如何にして敵が心臓部に到達するのを防ぐかというのがポイントとなっている。
さらに、武将キャラの人数を補う、金銭で生産する各種の特定行動に特化した使い捨てユニットの『キッズ』という物があり、これもまた本作の特徴となっている。
キャラクターや舞台背景そしてキッズは後の『ままにょにょ』にそっくりそのまま継承されているというか、本作と前作の『かえるにょぱにょーん』を足して同メーカーの他作品キャラをゲスト武将ユニットとして加えた物が『ままにょにょ』と言える。
(キャラデザインこそはデフォルメされてコミカルさが強調されているが)
また、移動要塞で敵の根拠地に乗り込んで要塞心臓部を守りながら敵を倒すという戦闘システムは、RanceⅨ-ヘルマン革命-に継承されている。
ストーリー
数百年前に、城ごと移動して敵の城に横付けして攻め込むことを目的に開発された移動要塞。この移動要塞同士が戦いを続ける世界において、領土すらもたずボロボロになったちいさな移動要塞一つで逃げ惑う小国があった。
その名を『ママトト』といい、かつては勇猛さで知られた国王カカロに率いられ、その素早さで知られるママトト要塞一つでその名を大陸中に轟かせた国。
しかし今では、王カカロも老い、将の数も減ってすっかり弱体化していた。
そんな中、王子であり軍師として高い名声を持つナナス王子が将や兵士のの少なさを補うべくキッズという人工生命体を発明。ママトトは武将となる仲間を集めつつ、大陸の覇者であるガストン帝国を相手取って再起のための戦いを始めることとなった。
物語は全20章構成で描かれており、登場人物達の熱いやり取りや、二転三転とするストーリー展開は、今でもファンの間では根強い人気があり、アリスソフトの代表作の1つとなっている。
登場人物
- ナナス・アルフォリア
本作の主人公で、ママトトの王子。本作の時代におけるママトトの実質上の王。自らの父であり、ママトトの王でもあるカカロの事を大いに尊敬している。他国には若き智将として名を知られており、ママトトの実戦力であるキッズを作り出したのもナナス本人である。その分、戦闘は滅法苦手なようで、戦場に出てもすぐに倒れてしまうシーンがゲーム中にいくつか存在している。
白銀の髪と褐色の肌を持つ事から、後に純白の聖賢とも呼ばれることになる。 - アーヴィ・アルフォリア
ナナスの妹で、ママトトの王女。ママトト内では貴重な魔法使いである。ナナスと共に戦場を乗り越えていく過程で、兄に対して兄妹以上の感情を寄せている事に気が付き、悩み始める。容姿は、あまり兄とは似ていない。 - カカロ・アルフォリア
ママトトの国王。昔は大陸に名を馳せた猛者だったが、今はその面影もない。現在は、専属の配下であるタモッチを使って、裏で良からぬ暗躍を企んでいる。 - プレイヤーにとって、彼がどのように写るか。 それが、ママトトの評価を左右する大きなポイントの1つになるだろう。
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関連項目
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