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マリオカート64(MARIO KART64)とは、NINTENDO64で発売されたマリオカートシリーズの2作目。
国内販売のNINTENDO64ソフトでは、最も多くの販売本数を記録している。国内販売本数は224万本。
現在、WiiおよびWii Uのバーチャルコンソールにおいて配信中。
概要
マリオカート64 Mario Kart 64 |
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基本情報 | |
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ジャンル | アクションレース |
対応機種 | NINTENDO64 |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 1996年12月14日 |
人数 | 1-4人 |
対象年齢 | CERO:A |
バーチャルコンソール | |
対応機種 | Wii Wii U |
配信日 | Wii:2007年1月30日 Wii U:2016年1月6日 |
その他 | |
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ゲームソフトテンプレート |
発売日は1996年12月14日。コントローラー同梱版も出されており、同梱されたコントローラーは黒とグレーのツートンカラーであった。
前作からノコノコとドンキーコングJr.が不参加となった代わりにワリオやドンキーコング(2代目)が初めてマリオシリーズのバラエティゲームに参加した作品である。また、コース数が4つ減ってしまった代わりに全コースが3Dとなっており、1周が長くなったが、1コース3周である。
グランプリモードではランダムに選ばれたCPU2体に凶悪強化が施される仕様があり、どれだけショートカットをしたり、アイテムで進行を妨害しても喰らいついてくる。逆に一度でも独走を許すと逆転が困難になってしまう。また5位以下だと次のレースに進めず、やり直しを強いられる。あまりにも不評だったためか、次回作の『ダブルダッシュ』ではどちらも撤廃されている。
最大で4人同時プレイが可能であり、一人でも大人数でも楽しめ、マリオカートがシリーズを重ねた現在でも多くの人から「神ゲー」と称されることが多いゲームでもある。
3Dスティックを使った操作により、十字キーで表現しにくかったカーブでの微妙な動きも捉えられ、レースがよりリアルなものとなった。
前作より、ミニターボやキャラ性能差がわかりやすくなっている。
3~4人対戦だとレース中はBGMが流れない仕様となっている。
『スーパーマリオ64』と同じく様々なバグやショートカットがあり、それを使用したタイムアタックも非常に熱い。
シリーズで唯一、レインボーロードも含めた全コースが最初から選択可能であり、始めた直後でもスペシャルカップに挑戦することも、友人と対戦することも可能である(後述のおまけモードは除く)。
150ccで全カップを1位で取るとタイトル画面が変わり、モードに「おまけ(Extra)」が追加される。
おまけモード後の作品で言えばミラーカップ相当で、排気量は100ccに固定されている。
参戦キャラクター
軽量級
軽量級の特徴は最高速度・加速の性能が良い点であり、今作ではかなり優遇されている。
一方、当たりが弱く、グランプリやバトルでは被害を受けやすいが、加速が高いため立ち直りも早い。
ドリフト無しカーブのロススピードが大きいという欠点を持つ。
- キノピオ
- 8人中もっともぶつかり合いに弱い。
エンジン音がこもったような音がする。
担当声優は日本語版は丸野智子で、英語版はアイザック・マーシャル。 - ピーチ
- ぶつかり合いはキノピオより強いが、ヨッシーより弱い。
担当声優は日本語版は春花亜沙子で、英語版はレズリー・スワン。 - ヨッシー
- 軽量級の中では、一番ぶつかり合いに強い。
中量級
今作ではもっとも冷遇されているタイプ。
最高速度、加速共に最も低く、よほどの事がない限り使われるタイプではない。
初心者と遊ぶ際は彼等を使ってあげると共に、初心者の「とりあえずマリオ」を避けよう。
- マリオ
- 我らがヒーロー。ルイージと比べるとぶつかり合いは強い。
今作では、主人公にしてはお世辞にも性能が良いとはいえない。
担当声優はチャールズ・マーティネー。英語版はナレーションも務めている。 - ルイージ
- 永遠の2番手。ぶつかり合いはマリオより弱い。よってマリオとの差別点は…
担当声優は日本語版はジュリアン・バーダコフで、英語版はチャールズ・マーティネー。
重量級
当たりによる被害を与えやすく、ドリフト無しのカーブのロスが少ない。
軽量級には及ばないものの、中量級よりは加速と最高速度は高い。
- ワリオ ← New!
- バラエティ作品初参戦。重量級の中では軽いが、軽・中と比べればぶつかり合いは強い。
担当声優は日本語版はトーマス・スピンドラーで、英語版はチャールズ・マーティネー。 - ドンキーコング ← New!
- 前作のJr.に代わっての参戦。ワリオより重く、クッパよりは軽い。
エンジン音が破裂音が混じったような音がする。 - クッパ
- 8人中最も重く、スタートダッシュで他のカートを吹き飛ばすこともできる。
コース
後に復活したコースに関してはコース名の右に作品とカップを記載。
キノコカップ
- ルイージサーキット(7・こうら1)
- 道幅が広く、ストレートや緩いカーブが続く。
必ずトゲゾー甲羅が手に入る気球が2周目から登場。 - モーモーファーム(DS・こうら2)
- 路面がでこぼこしており、コース取りが重要。
インを攻めるとお邪魔キャラのチョロプーに遭遇してタイムロスにも。
1周あたりの距離が最も短い。 - ノコノコビーチ(7・バナナ1)
- ショートカット用に洞窟があり、100ccクラス以上ではキノコ無しでも入れる。
潮の満ち引きがあり、干潮時にしか通れない道が出現する。
大きな岩の上にある?ブロックは必ずトゲゾー甲羅が出る。 - カラカラさばく(7・このは1)(8DX・かぶ3)
- 道幅は狭め。コース内には鉄道が走っており、時には邪魔され、時には後続を引き離す手助けにもなる。
そのため、スターやテレサをあえて使わずキープしておくのも作戦として有効。
フラワーカップ
- キノピオハイウェイ(8・こうら4)
- コースの形自体はカーブが緩やかで直線が長いスピード型だが、コース内に車が走っており、当たるとクラッシュする。更におまけモードでは車と逆方向に走るため、超鬼畜コースとなる。
クラッシュが何度も続き大きなロスとなることも。 - フラッペスノーランド(DS・バナナ2)
- コースが凍っており、滑る。雪だるまがたくさんある。
- チョコマウンテン(DS・このは2)(8DX・パワフル3)
- 道幅がかなり狭く、走りにくい。落石のほか、落ちると戻ってしまう崖沿いの場所も存在する。
- マリオサーキット(Wii・こうら4)
- ドリフトやアイテムの使いどころなど、総合的な能力が必要とされるコース。
多くのテレビやホビー大会で競技の対象とされた。
スターカップ
- ワリオスタジアム
- ショートカットできる場所が沢山あり、6秒程度で1周することも可能。モトクロスのように地形が起伏に富む。
大ジャンプの場所で敵が落ちるようにバナナやサンダーを上手く使うのがよくある戦法。 - シャーベットランド(Wii・バナナ1)
- ペンギンがいる。カーブ地点の凍った地面には割れ目があるので、ミニジャンプの使い方もキーポイントに。
- ピーチサーキット(8・バナナ3)
- ヘアピンや連続のカーブがあり、難易度が高い。大ジャンプも楽しみの一つ。
ピーチ城もあり庭を走ることができるのでレース以外に散策という楽しみもある。 - クッパキャッスル(Wii・サンダー4)
- 直角カーブやお邪魔キャラ、細い橋などがあり、とにかく走りにくい。番狂わせも有り得るコース。
スペシャルカップ
- ドンキージャングルパーク(Wii・このは3)
- コースアウトすると石が投げつけられ、軽量級はスリップしてしまう可能性がある。
後に『マリオカートWii』で復活した際には、コースアウト時の投石はなくなった。 - ヨッシーバレー(8・このは4)
- 蜘蛛の巣のように張り巡らされた様々な分岐ルートがあり、複雑なコース。順位が表示されない。
またコースの幅も狭く、中間~後半部分はコースアウトを非常にしやすい。 - ヒュードロいけ(DS・サンダー2)
- コーナーに柵が無いところがあり、落ちやすい。ドリフト時の音が他コースと異なる。
ステージ自体が暗いため、TVの設定で明るさを暗くしているとまったくコースが見えないことも。 - レインボーロード(8・サンダー4)
- 非常に長いコース。長い直線やカーブが続く。スタート直後に大きなショートカットが存在する。
今作に限ってはコース全てに柵が付いており、コース最初の大きい坂での大ジャンプで着地を誤るか、もしくはアイテム等で柵を越えるか等しない限りはコースアウトする事が少ない一方で、コースアウトしてしまった場合は復帰に時間がかなりかかってしまう。一方でこの全面柵があるため緑甲羅が大変有効であり、適当にばらまいておくだけでカオスなコースとなることも。逆に赤甲羅はコースの都合上、なかなか使いにくい。
そして長すぎるがため、トゲゾー甲羅が1位に届くのが忘れたころということもしばしば。
また、本コースでは当たるとクラッシュするワンワンが逆走してくる。緩いカーブでの連続ドリフト&ミニターボが重要。 - 8でリメイクされたが、柵が半分以上なくなっていたりするなど、仕掛け等が全然違うコースとなっている。
バトルコース
- ビッグドーナッツ(7)
- ドーナツ型のコースで、真ん中にはマグマが溜まっている。
外側は壁で囲まれているため落ちたりすることは無いが、競輪のバンクのように内側に傾斜している。 - まてんろう(Wii)
- ビルの屋上に設置されたコース。落下しやすい。
落下までに時間がかかるため、復帰場所で待ち構えていれば追加ダメージを与えやすい。
まさに友情破壊コース。
後にWiiでリメイクされたときは穴の付近に段差が付けられており、64版よりかは落ちにくくなった。 - ブロックとりで(DS)
- 2階建ての砦を4つ繋げたコースで、3層構造になっている。
地上は緑甲羅、2層以上はバナナなどの設置物が有効。緑甲羅はどこから投げても基本地上まで落ちるため、やりすぎると地上は緑甲羅のばかりの鬼畜エリアとなってしまうことも。 - ダブルデッキ
- 4層構造となっており、同じ配置の階が2つずつあるため、画面に表示されているレーダーでは分かりづらい。
4コースの中で最も広いため、他のカートと遭いにくい。一方、緑甲羅地獄やバナナ祭り等で実質狭くなるときもある。
アイテム
グランプリで敵カートが使用するものは赤字表記。初登場アイテムは★付きで表記。
- 緑こうら/★トリプル緑こうら
- 前方か直線状にこうらを発射する。前作と違い後方でも直進するようになり設置は出来なくなったが、ボタンを押し続けることでホールドが可能なので後方からのアイテム攻撃への防御として有用。
- トリプルはプレイヤーの周りを3つの緑こうらが旋回し、1個ずつ発射できる。
- 赤こうら/★トリプル赤こうら
- 順位が一つ上のカートを追尾するこうらを発射する。こちらも後方ホールドが可能になった。
トリプルの仕様は概ね緑に準拠。 - ★トゲゾーこうら
- 猛スピードで1位のカートを追尾してクラッシュさせる。軌道上に他のカートがいた場合容赦なく巻き込む。赤・緑こうらによる相殺は不可能。1位の時に使用した場合は当然ながら自分に襲い掛かる。
- ダッシュキノコ/★トリプルダッシュキノコ
- 短時間ダッシュが可能なアイテム。今作は敵カートの仕様上、グランプリで先頭を走っている状態だとショートカット目当てでもない限りはほぼ死にアイテムと化す。
トリプルはタイムアタック開始時に搭載されており、切り所が重要となる。 - ★パワフルダッシュキノコ
- 一定時間いくらでもダッシュが可能なキノコ。
- バナナ/★バナナセット
- スピン効果のあるバナナの皮を後方に設置する。前作同様前方に投擲する事も可能。
バナナセットはバナナの皮が5本後方に装填され、1本ずつ使用可能。複数ある状態で敵カートが接触すると残りの皮が辺りに散らばる。 - ★偽アイテムボックス
- アイテムボックスそっくりの爆弾。本物との違いは?マークが逆さになっている点で本物の周辺において紛れ込ませるのが常套手段。
- テレサ
- 敵カートのアイテムを奪い、暫くの間透明化して相手から視認されなくなる。
- スーパースター
- 一定時間無敵になり、敵カート、アイテムによる攻撃、障害物などあらゆるものを跳ね飛ばす。場外になると強制的に効果が切れるので注意。
- サンダー
- 自分以外の敵カートを一定時間小さくさせる。スターやテレサを使用中のカート、ピーチサーキット及びドンキージャングルパークにあるジャンプ台で宙にいる状態のカートには無効。
テクニック・雑学
- スピンしそうな時やバナナを踏んだ時にBボタンを押すと多少減速するがスピンを回避できる。
- クラッシュ後に復帰する時、Aボタンを連打すると復帰直後の加速が良くなる。
- アイテムボックスから出現するアイテムは順位によって確率が変動する。
- 偽アイテムボックスは?の向きが上下反対である。
- 直線で他のカートのすぐ背後に付くと、スリップストリームの効果によりスピードが少し上がる。
- マリオカートダブルダッシュ!!やマリオカートDS同様、直線ドリフト(直ドリ)が使用可能である。
- スタートダッシュ時にミニジャンプをすると他キャラを踏み台にしてジャンプでき、最後尾から一気に先頭へ行ける。
また、ジャンプせずにぶつかることで前に居る自重より軽いキャラをスピンさせて邪魔できる。
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書籍
関連項目
マリオカート | |
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ゲーム | 初代 - 64 - アドバンス - ダブルダッシュ!! - DS - Wii - 7 - 8 |
アーケード | アーケードグランプリ |
スマートフォン | ツアー |
ラジコンカーセット | ライブ ホームサーキット |
関連項目一覧 | コース一覧 - BGMリンク - マリカー現象 - よゐこの○○で○○生活 |
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