マリオサーキットとは、マリオカートシリーズに登場するコースである。
概要
城の中やら空の上やら宇宙やらを走るマリオカートにおいて、マリオサーキットは極めてオーソドックスなオンロードコースとして位置付けられている。あまりにもオーソドックスなため、タイムアタックの熱いシリーズとも言える。
「マリオサーキット」と言う割にはやけにピーチ城に絡んだコースが多い。
シリーズ第一作「スーパーマリオカート」のキノコカップ最初のコースとして登場以来、ほぼ毎作新しいマリオサーキットが登場している。
コース一覧
スーパーマリオカート (SFC)
マリオサーキットは1から4までの4つのコースが登場。
障害物として地面から生えた土管が全てのコースに。2から4のコースは道路にオイルだまりも存在しており、踏むとスリップしてしまう。
全てマリオカートアドバンスにて再登場している。またアドバンス版では土管やオイルがすべて撤去されている。
マリオサーキット 1
シンプルで急なカーブも少なく障害物は数本の土管のみで仕掛けや落下などもない、マリオカートで一番最初に登場するコースらしいシンプルで短いコース。平行四辺形の長辺を1つ凹ませたような形状をしている。
タイムアタックで1分の壁を切れるかで熱くなった人も多いはず。
マリオカートアドバンスに登場した際は土管が撤去されたため、シンプルさに磨きがかかっている。
マリオサーキット 2
ジャンプ台を使った立体交差が特徴。スタート直後に細かな連続カーブがあり、終盤に立体交差がある。
マリオカート7にも登場。立体交差のジャンプ台がグライダーになっており、イン側の塀の上に新設されたジャンプ台を経由してそのままゴールまで飛ぶことができるようになっている。中盤にもキノコショートカット用の小さなジャンプ台が設置された。
マリオカートツアーにはこのマリオカート7版をベースとしたものが登場している。
マリオサーキット 3
序盤と終盤に大きなカーブが続くコース。コース中盤には急激なヘアピンカーブがあり、ここうまく攻略できるかがポイント。
マリオカートWiiとマリオカート8DXの追加コースパスにて登場。どちらもコース形状に大きな変化はないが、8DXではオイルが撤去されており、背景にはマリオカートツアーのRMXマリオサーキットのような装飾やクリボーら観客が追加されている。
マリオサーキット 4
1から3のマリオサーキットの要素を詰め込んだようなコース。大小さまざまなカーブやヘアピンカーブ、道幅の狭い箇所がある。
アドバンスを除いて再登場がなく、マリオカートツアーにも登場していない。
マリオカート64 (N64)
フラワーカップ4番目のコース。SFCでは表現できなかった高低差がある。パックンフラワーの脇をごり押しすれば大幅なショートカットも・・・。
任天堂公式記録は1'17"57。このコースを1'30'00以内に走ったカセットをゲームショップで見せるとライセンスカードがもらえるイベントがあったり、テレビ番組でこのコースのタイムを競う企画が放送されたりとタイムアタックが盛んなコースであった。
マリオカートWiiで再登場。キノコショートカット用の小さなジャンプ台が追加された。
マリオカートGBA
突き出たヘアピンカーブが目立つコース。マリオの横顔がコースのモチーフらしい。見えないとか言うな。
スタート地点の外側にピットのような細い道があり、中盤にポツンと一つだけアイテムボックスがあるなど少し変わった特徴がある。
任天堂公式記録は0'59"81。
マリオカート8でリメイクされ、ヘアピンカーブ部分が巨大なウルトラハンドで持ち上げられて反重力地帯になるなど魔改造された。
ピットのような道は本格的にピット風になり、ポツンとアイテムボックスはここに移動した。
マリオカートダブルダッシュ!! (GC)
ピーチ城の周りをぐるりと一周するコース。クリボーやパックン、ワンワンなどピーチ城の周りにしては物騒なお邪魔キャラが妨害してくる。任天堂公式記録は1'35"163。
マリオカートWiiで再登場。終盤の凸凹地帯や橋でジャンプアクションができるようになった。
マリオカートDS
こちらもピーチ城の周りを一周するコース。ただし途中で立体交差する箇所がある。
マリオサーキットの中では難しめ。全体的にグネグネとしており急カーブも複数存在し、さらにはクリボーやファイアーパックンが邪魔をしてくる。
任天堂公式記録は1'51"627。
マリオカートWii
ピーチ城の真正面へとのびる下り坂からスタートする8の字コース。シンプルなコースだがまたしてもワンワンが生息している。
ちなみにマリオカートWiiにはSFC(3)、N64、GCのマリオサーキットも再登場しているため、全32コース中4コースがマリオサーキットである。
マリオカート7 (3DS)
ついにピーチ城の中までコースにしてしまったマリオサーキット。桜が咲き乱れるロングカーブも特徴的。
最初の方に道幅の広いカーブが続いたと思えば、中盤のピーチ城の内部はキツイらせん状のカーブになっていて壁に接触しやすいだけでなく緑コウラが危険な軌道で反射して迫ってくる。
ピーチ城からグライダーで飛び出した先には周期的に風を吹き上げる土管が2つあり、これに乗ることでグライダーの距離が伸ばせる。
マリオカート8 (WiiU)
宙に浮いたメビウスの輪のようなコースになっている。マリオカート8を象徴するコースの一つで、マリオカート8の8はナンバリングだけでなくメビウスの輪も表している。輪の内側にはピーチ城も浮いている。
表と裏が一体になっているメビウスの輪がそのままコースになっているため大部分が反重力地帯になっている。コースの外観の複雑さに反して走る部分はシンプルで、急なカーブはなく直線も多い。
マリオカートTour (Tour)
歴代のマリオサーキットのいくつか及びそれらコースのR版、X版、RX版が登場するほか、新規コースとしてRMX マリオサーキット 1が登場する。
歴代のコースは見た目も含んで、大幅にテコ入れのされているコースも存在する。また、DSと3DSのマリオサーキットはピーチ城がオブジェクトとして登場しているが、その見た目が統一されている。
RMX マリオサーキット 1
SFCマリオサーキットのビジュアルや要素を再利用して作成された新規コース。
ベースこそSFCだがジャンプ台や宙に浮くハテナブロックの通路などの立体的な構造や、クリボーとパックンフラワーといったお邪魔キャラなどが盛り込まれている。それらにより全体的に「スーパーマリオブラザーズ」に近い雰囲気がある。
マリオカート8デラックス
コース追加パスにマリオカートツアーで再登場した、SFC(3)とDSのマリオサーキットがリマスターされて登場。
DSのマリオサーキットでは、森林地帯の散らかっていた岩等が取り除かれ、キノコやスターを用いたショートカットとして入ることが出来るようになっている。また、お邪魔ギミックとしてハナチャンが配置された。
その他
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズやいただきストリートDSにもマリオサーキットのステージが存在する。
大乱闘スマッシュブラザーズXが初登場のマリオサーキットは独自のデザインのステージで、こちらは後に「エイトクロスサーキット」に改称された。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uで登場したマリオサーキットはマリオカート8のものがそのままスマブラのステージになっている。
関連動画
関連商品
関連項目
マリオカート | |
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ゲーム | 初代 - 64 - アドバンス - ダブルダッシュ!! - DS - Wii - 7 - 8 |
アーケード | アーケードグランプリ |
スマートフォン | ツアー |
ラジコンカーセット | ライブ ホームサーキット |
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