基礎データ
概要
モーリタニア、セネガル、アルジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、コートジボワール、ギニアの七か国に囲まれた、日本の約3.3倍の面積を持つ内陸国。
南はサバンナ、北はサハラ砂漠、中央にはニジェール川が流れる変化に富んだ国土を持つ。しかし、近年は中部のサヘルと呼ばれる地域で、気候変動や開墾によって土地の荒廃が進み社会問題となっている。
人口は降水量が多い難文い集中している。
中世、この地にはマリ帝国が興り、金や岩塩の貿易で辺り一帯の覇権を掌握していた。現国名もこの帝国が由来。
19世紀末にフランスの植民地となってからはフランス領スーダンと呼ばれていたが、1960年6月、隣国であるセネガルと共にマリ連邦を結成し独立。しかし8月にセネガルが連邦から離脱したため翌9月にマリ共和国と改称した。
最貧国の一つだが多民族国家ゆえ豊富な民族文化が育まれており、特徴的な歴史遺産と相まってアフリカの中でも旅人からの評価が高い。
国旗は旧宗主国のフランスをモデルにしている。赤は独立のために流された血、黄色は鉱物資源、緑は自然と農業を表す。
主産業は農牧業で綿花や落花生などが栽培されている。しかしその年によって降水量が大きく変わるため収穫量は安定せず、国内で消費する食料も賄い切れていない。
古くから金の採掘や塩の生産が盛んで、国の輸出額のおよそ7割を金の輸出に頼っている。金の価格は世界の潮流で変動するため国の収入は安定しない。金以外の地下資源も豊富に眠っており、外国企業による鉱山の開発が進められている。
工業は食品加工が中心であり、石油製品などは基本的に輸入に頼っている。
主要都市がニジェール川沿いにある影響で、人々は乾季になると川底から泥をすくい出し、染物やモスク建設などさまざまなことに利用してきた。今現在も泥を使った独特な文化が根強く残っている。
識字率は男性が50%、女性が20%ほどと低いが、その代わりか度々グリオと呼ばれる伝統的な音楽家を招いてのダンスパーティーが開かれ、歌と踊りで民族を繋いでいる。
関連動画
関連静画
関連リンク
- 在マリ日本国大使館 Ambassade du Japon au Mali
- マリのくらし | 特定非営利活動法人サヘルの森
- マリ共和国への入国 - 海外渡航情報 - グローバルWiFi
- 旅とシャーマン〜西アフリカのグリオについて - Gate to Shaman
- 禁じられた歌声 Amazon Prime Video
関連項目
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- なし
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