マルタン・アップモントとは、機動戦士ガンダム 水星の魔女の登場人物である。
概要
アスカティシア高等専門学園地球寮の寮長を務める、経営戦略科3年の青年。学籍番号KS117。ちょっと特徴的な顎の持ち主。
優柔不断でやや頼りないところがあり、スペーシアンの生徒に煽られても言い返せないどころか、同じ地球寮の生徒の勢いに押し切られることさえある。
水星からやってきたスレッタ・マーキュリーを地球寮に迎えたはいいものの、同行してきたミオリネに地球寮ともども株式会社ガンダム社員として組み込まれてしまう。さらには経営戦略科なのに、グラスレー寮との決闘の数合わせとしてザウォートに乗るハメになるなどかなりの苦労人。
自己主張が弱く、際立った個性もないため自身も人の上に立つ資質が無いことは自覚している様子だが、それでも寮長として寮生のことを第一に考えており、責任感も強い。どちらかといえば「縁の下の力持ち」タイプであり、臆病ながらも日々寮長として奮闘している。地球寮が理不尽な言いがかりから他の寮生から攻められた際は、体を張ってスレッタを守るなど彼なりの寮長らしい行動をみせている。
Season1終盤ではテロ組織“フォルドの夜明け”の襲撃に巻き込まれ、地球寮のニカ・ナナウラがテロ組織と関係していることに気づいてしまう。ニカを信じるか、地球寮のみんなを守るか。マルタンは寮長として大きな決断を迫られることになるのだが―――。
一番じゃないやり方
この項目は、ネタバレ成分を多分に含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
プラント・クエタ襲撃事件から無事学園に帰還したが、ニカのことを他の寮生に話せず、ニカに説明を求めたものの真実を話そうとせず、「ニカを信じたい思い」と「寮生を危険に巻き込みたくない思い」の板挟みとなり一人悩んでいた。
そこへ、地球寮に編入してきたソフィ・プロネとノレア・デュノクが学園内でテロ行為を敢行。死者も出る惨劇となった中、ニカがテロに何らかの形で関与していると気付いたマルタンは、寮長としての責任感からフロント管理社にニカを通報してしまう。全ては寮を守りたい一心だったのだが―。
その後も事実を仲間に話すことができず、"ニカを売ってしまった"罪悪感もあって一人苦悩し続けていた。心労が限界に達したのか、メスガキ懺悔室カウンセリングルームに赴き、悩みを打ち明ける。
話を聞いたセセリア・ドートから「あんた、とんだ裏切り野郎だね」と罵倒され、さらに弱みを握られてこき使われる羽目に。だが、セセリアから厄介事に巻き込まれたくなかったという本心と取るべき行動を指摘されたことで決心し、ニカのことをチュチュたちに告白。地球寮のメンバーはマルタンがそうするしかなかったことを理解し、このときどん底に突き落とされていたスレッタもマルタンが取った「一番じゃないやり方」から自分の取るべき道を模索するようになる。
ノレアが再び学園内で無差別テロを起こした際、グラスレー寮から脱出してきたニカと再会。感情的になりそうだったチュチュを制止すると、ニカにデミバーディングの調整を頼み、もう一度話し合うことを求める。
その後、ニカから真実とこれからのことを聞き、寮長として協力を約束する。
クワイエット・ゼロ突入作戦の際は、「寮長としてチュチュとニカだけに行かせるわけにはいかない」と自らも突入作戦に同行する。もっとも、危機に直面すれば誰よりも情けない声で悲鳴をあげるヘタレっぷりは相変わらずだったが・・・。
関連静画
関連項目
- ガンダムシリーズの登場人物一覧
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女
- アスティカシア高等専門学園
- アーシアン
- 地球寮 / GUND-ARM Inc.
- ベルメリア・ウィンストン
- セセリア・ドート
- ザウォート
- やだよ! ガンダムに乗ったら死ぬんだろ!?
- メスガキ懺悔室
- ヨナ・バシュタ(前世)
- マルコ・ボット
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