マンチキン単語

マンチキン

マンチキン(: Munchkin)とは

  1. 児童文学オズの魔法使い』に現れる小人族の名前。
  2. 1. から転じて、行儀のなっていないお子様への蔑称
  3. 2. から転じて、キャラがかっこ良く最強じゃないと慢出来ない困ったTRPGプレイヤーの事。
  4. 3. をモチーフにした卓上ゲーム
  5. TRPGルールを十全に駆使し、ルールで認められた範囲内で強キャラクターを作るTRPGプレイヤーの事。=和マンチ。海外では power player の範疇 (※日本の「パワープレイヤー」は、火力・数頼みの戦術をする人)
  6. 「Man+Chicken」の誤用。しかしアメリカでは字面通りの意味として「Manchicken」も使われているようだ。
  7. マンチカン種のの別称。極めて垂直方向にチャレンジされている四肢を特徴とする。

のいずれかである。本稿においてはに1-5の説明を行う。

オズの魔法使い

Munchkin は元々は児童文学作品『オズの魔法使い』中に登場する小人の種族名であり、同作での造である。
そのについて作者のL・フランクバウム(ドイツ系)は何もっておらず、昔からさまざまな解釈がなされている。

マンチキン族は「東の悪い魔女」に支配されている民族で、少女であるドロシーと同程度しか背丈がないことが特徴。
その精構造は非常に自己中心的で、非常に意地汚く、非常に横柄な、いわゆるわがままな種族とされている。
また、同作で登場する「みそが欲しい」かかしはマンチキンの農民の手によって命を吹き込まれた。

オズの魔法使い政治的寓話とみなす考察では、このマンチキン族を1880-86年にかけてのデフレーションによりアメリカ西部開拓民を奴隷同然に扱っていたアメリカ東部民として、東の悪い魔女は時のアメリカ"東部"大統領グロバークリーブランドを、またみそ=教養を欲しがっていたかかし西部開拓民を暗喩しているといわれている。

TRPG用語としてのマンチキン

アメリカでは古くからD&D(R)などのテーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム(TRPG)がプレイされていたが、とあるTRPGコンベンションにてルーンクエストクトゥルフの呼び声CoC)に関わったことで知られるサンディ・ピーターセンとそのコンベンションの同席者らによって「TRPGプレイヤーのロールプレイ傾向は類化できる」という説を提唱した。
それによれば、プレイヤーの傾向は次の4つに分けられるという。

このうちマンチキンとは、上述マンチキン族の特徴を持つプレイヤーとされている。
すなわち、「GM俺様キャラクターだけをかっこよくするシナリオを作ってくれた」だとか、
俺様の最高のロールプレイを行うには最強の武器や防具を装備せざるを得ない」と考えるプレイヤーのことである。
または、ルールブック上はGMプレイヤーも対等であるTRPGにおいて、ルールえた行為をするプレイヤーのことともいえる。

ごく分かりやすい例を言えば、キャラクターを作成する段階で「キャラ世界を救った英雄一家という設定にするので魔法の武具をいっぱい持たせますね」というようなものである(ただし原典ではより"幼稚"な存在としている。上述で「の一家」がない、とか)。

日本TRPGファンの中には、こうしたプレイヤーは後述の和マンチと区別する為"洋マンチ""困ったちゃん"等と呼称する人がいる。

日本におけるマンチキン:和マンチ

日本にこの言葉が輸入された際、ルール上"GMの裁量に任せる"ようなシステムをつき、ルールブック読み込んだことによる理論武装と世間一般の「常識」を利用して、理やり有利な方向に持っていくようなプレイヤーす言葉としても使われるようになった。
(例えば、両腕を切断する大怪を負った者を変身魔法ヒトデプラナリアに変え、それの触手が元通りになった頃に魔法を解くことでかにローコストで両腕を取り戻させることができるだろう、など。)
こうしたプレイヤーを、原義のマンチキンと区別して「和マンチ」という。

日本で意味が変質した理由は、このが輸入された当時TRPG界ではドラマ性と実利性が乖離したシステムしかなく、ロールプレイプレイヤーシステマティックプレイヤーしく対立していたことに起因する。

往々にして、思いもよらない方法を取るためにセッションをぶち壊しにしてしまうことがあり、ある意味では原義の「洋マンチ」以上に厄介な存在であると言える。和マンチは"公式ルール"という後ろを持っている為、そのプレイを否定することは容易ではないからだ。
また、上述の思考形態でロールプレイすることは「マンチキンプレイ」「マンチプレイ」と呼ばれ、ソードワールドにおいては公式リプレイでこれが行われ、ルール訂のきっかけとなった。

しかし、和マンチは原義のマンチキン=厨房といわれる程嫌われた存在というわけでもない一面ももつ。上述したソード・ワールドRPGリプレイの和マンチ筆頭であるスイフリー現在でも非常に人気のあるキャラクターであるし、公式出版されるリプレイ作品でも、こうした和マンチ的な発想が出来るプレイヤーが一人くらい"戦略・戦術面で頼れるプレイヤー"として配置されている事が少なくない。ゲームデザイナー本人がその役割であることも多々ある。

和マンチは見方を変えれば「ルールに囚われない発想をするプレイヤー」「ルールに精通したベテランプレイヤー」という側面もあり、マンチというも肯定的なニュアンスを含んだ言葉として使用される場合もある。
いわゆる上級者のひとつの形であるため、和マンチに憧れ和マンチをすようなプレイヤーや、自分を和マンチであると自称するプレイヤーも少なからずいる。その場の空気さえ読めれば、GMから見てもPLから見ても頼れる存在でもあり、空気の読めない和マンチが困ったちゃん扱いされる事が多い。

和マンチ達は今日を皿のようにしてルールブックや全プレイヤーGMの表情とセッション空気読み込み、果てなき和マンチ坂を登り続けている。

卓上ゲーム

こうした背景を受けて、GURPSデザイナーであるスティーブジャクソンによって、マンチキンの日常的なTRPG風景をユーモラスに描いたカードゲーム「マンチキン」が製作された。
最初のセットダンジョンズ&ドラゴンズモデルとしていたが、高い人気から拡セットや他のシステム舞台とした姉妹品、ボードゲームTRPGなども発売されている。

日本においては基本セットと、クトゥルフ神話TRPG舞台とした「クトゥルフ・マンチキン」のみ和訳されている。

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マンチキン

217 ななしのよっしん
2018/12/31(月) 17:24:24 ID: 4xuL4Pbmzi
たまたまやらかしただけの良い和マンチ
探せばいるかもしれん
だが
事前全員から許可を取るのが良いPLだ
218 ななしのよっしん
2018/12/31(月) 19:43:53 ID: 14Rv+mmrzZ
>>216
仲間内で相談してGM許可取ってやっても嫌な気分になってなくても「ルールグレーゾーンに関わるテクニカルプレイ」は『和マンチ』扱いされるからそれはちょっと違うかな。
中にはPT全員でひねり出した打開策に対してもそう呼ぶこともあるし。
219 ななしのよっしん
2018/12/31(月) 19:53:47 ID: 14Rv+mmrzZ
原義のマンチキン厨房)はともかく、和マンチの方は言葉や概念自体が流動的に生まれてきた系統だから、言葉から各人が受け取る印にズレが出てる感が否めないのはあるけど。
変わりでテクニカル寄りのPC」を組んだだけでも外野から和マンチとかいわれることもあるし。

個人的には『他人に迷惑をかけない』『相談して許可を取る』を実行するなら問題いと思うのだけどね。
220 gundam
2019/02/27(水) 03:57:45 ID: Qcloyx7pX7
>>2 その理論だとTRPGは集団オナニーか乱交、もしくはGMによる射精管理になるな。
221 ななしのよっしん
2019/03/24(日) 08:48:00 ID: 6V0NjsWHfj
>アメリカこそ和マンチプレイヤーが多そうなイメージなんだけどな
海外掲示板とかで「マンチキン」って言ったら和マンチ蔑称
マンチキンテキスト日本ネットがなかった時代から受け継がれる民間伝承みたいなモンで
プレイヤー分類としてはいい加減古いんじゃねえのとは思う
222 ななしのよっしん
2019/04/10(水) 01:44:14 ID: GXwiv3KZlH
古いRPG風景の話でアメリカ和マンチがむしろ標準なイメージはあったな。実際の所は知らんけど

予定調和物語すのではなく、ボドゲ的なノリ
システムシナリオも分厚く充実していて、「ルール」「設定」の両面でPLの思い付く大抵の難題に答える用意がある。GMが考えなくてもの製品が全部答えてくれる
PCの問題行動に対しGMフランクに「14へ行け」と言える
こういう文化、環境があったから和マンチ的なプレイは問題にならなかった(日本システムシナリオの不足、プレイ環境の狭さから和マンチプレイに対応しにくい)みたいな文章をネットのどっかで読んだ気がする…
223 ななしのよっしん
2019/04/25(木) 09:46:01 ID: vHrlqG9Un9
D&Dルールブックだとゲームそっちのけでロールプレイばっかも
ロールプレイそっちのけでゲームばっかも偏ったプレイスタイル
多くはその中間のどこかにあるって書いてあるぞ
224 ななしのよっしん
2019/05/06(月) 10:24:57 ID: 9s4qKi8cUY
>>222
それってルールの最初の方に「セッションの開始にあたり銃器GMの手元に置きなさい」って書いてね?
225 ななしのよっしん
2019/06/10(月) 01:18:28 ID: FwpEaw/Gah
野良の高経験卓でGMに特別なアイテムの使用を許可してもらった上に、「こんな感じのビルドだけど大丈夫?」って聞いてok貰ったにも関わらず、卓終了後にマンチ扱いされたのは納得いかねぇ

しかも事前全員キャラ開してんのに
226 ななしのよっしん
2019/06/10(月) 12:43:51 ID: 14Rv+mmrzZ
>>225
和マンチの方はビルドではなく行動や思考に関しても言えるから、そっちの方で言ってそう。
まあ、事前にちゃんと言ってる場合に言い出すのは、「の考えた範囲をえて動くなんて」とかの実際は『単に本人の想定範囲が狭いだけ』だったりするから気にしない事をお勧めする。野良だと特にね。