マントーとは、馬鹿である。
概要
天外魔境シリーズに登場するサルで、「青の天外」以外の関連作すべてに登場している。声優は塩屋浩三(PCE版Iのみ)、千葉繁(PCE版I以外全て)。
馬鹿(うましか)の術という強力な術の使い手で、様々な組織から勧誘されて幹部の扱いを受ける。しかし、所詮は馬鹿なのでその実力を活かすことなく消えていく。
以下、馬鹿の足跡。
ZIRIA編
ざおう温泉(陸奥国)に陣取る大門教13人衆の一人として登場。この作品のみ塩屋浩三氏が声を当てている。船頭の娘おサヨをさらって神鏡に引きこもるも、好きなサル酒をちらつかせるとアッサリ鏡の中から出てくる。馬鹿の術を過信した戦闘の展開(威力は高いがMP消費も高い馬鹿の術を戦闘開始直後に連発して、MP切れを起こして何もできなくなる)は以降の作品の伝統となる。
Xbox360のリメイクでは馬鹿ぶりに磨きがかかり、主人公の露骨な誘導であっさり重要な任務をベラベラ喋ってしまう。また神鏡から出てくるときのアイテムがサル酒から“温泉の看板娘”のブロマイドに変更されている(これにつられるのは、ある意味最高の『馬鹿』である)。
II卍MARU編
声優が千葉繁に変更に。メッセージウィンドウにない台詞(アドリブ的演出)によって絶大なインパクトをプレイヤーに与え、また制作サイドにも気に入られたのか、以降のマントーのキャラクターがここで確立する。
大門教の幹部であったことを見込まれ、根の一族にスカウトされて主人公らの前に立ちはだかることに。だが、附近の住民の手を借りてボスらしく馬鹿野城(うましかのじょう)を築くも、住民にはコケにされて城内・城外は落書だらけ。更に住民から献上された梨酒(リメイク版では梨水)の中には小便入りのものもあり、それを美味そうに飲んでいる。
また、三博士に馬鹿の術を無限使用できるパワーアップ装置を作ってもらい、馬鹿の術の燃費の悪さをカバーして無敵になったかと思いきや、そんなことは全くなかった。主人公たちの巧みな(?)戦略的撤退によってパワーアップ装置は破壊されて前作ZIRIA編と同様の戦闘となる。馬鹿大爆発。ちなみに登場前に三博士の制作したPVが流されるが、映画「ロッキー」のパロディとなっている。BGMも屁のような音色で作っており、より滑稽さが際立つ。
風雲カブキ伝
大門教の親宗教であるデーモン教に雇われ、物語の舞台であるロンドン王国へ来訪、ロンドン橋に爆弾を大量に仕掛けて主人公を待つ。しかし、ロンドン橋以外の橋が普通に存在したため、主人公はそちらの橋を渡ることで無事に対岸に渡ることができた。
主人公が自分の背後にいるとも知らずに、主人公ごと橋を落とす計画をベラベラと喋るマントー。そして実際は自分が橋と共に川へ落ちてゆくのであった。その後、ロンドンではマントーを馬鹿にした『ロンドン橋落ちた』の替え歌が流行った。本作には残念ながら戦闘はない。
額に「R」と書いているが、鏡を見ながら普通に書いたため文字が逆になっている。今回のPVは「ターミネーター2」のパロディ。
ZERO編
条件を満たすことでサルカニ洞という場所で戦える。勝利すればペットにできる。ちなみに、種族は『ばか』。他のペットと異なり、空腹で餓死することがない。一応死ぬが、餌を与えると「あーよく死んだ」と言いながら普通に復活する。
第四の黙示録編
審判の十二使徒のひとり、ロン・テリーによってプロデュースされたハリウッドスター(?)。それなりに人気は出たようで、レイク・タホの村でやりたい放題の生活をしていたが、主人公らに懲らしめられる。
彼の屋敷には様々なトラップが存在しており、マントー自ら自慢げに解説してくれるが、もちろんその当人が引っかかりまくる。さらに屋敷内にはウマとカバのモンスターしか出ない。
その後『キングマントー』として巨大化して再登場、主人公らの乗る巨大ロボット『ゲイシャロボ』と対戦する。
IIINAMIDA編
長崎に在住。アミのイダテンと仲が良い。おれさまラソド(※誤字ではない)を作って好き勝手やっていたところを主人公らに退治される。
久々の天外魔境新作とあってか、主役のナミダを『新人』と呼び、戦闘中に突然ベラベラと長ったらしい自慢話をし始める。これを放っておくと「超馬鹿の術」という、一部キャラを除いて一撃死する威力のある術を放つので、聞きほれてないでさっさと倒すに限る。
またIIIでは主人公側も馬鹿の術を使うことが可能だが、通常の術とは逆に知力が低いキャラのほうが威力が高くなる。
また格闘ゲーム(カブキ一刀涼談、電脳絡繰格闘伝、真伝)にも登場、いずれも一番威力のある攻撃は「馬鹿の術」と設定されている。特に一刀涼談と真伝の馬鹿の術は簡単に回避可能という設定がなされている。
ちなみに、馬鹿の術とはどういう術なのかというと、何処からともなく馬と鹿の大群が現れ、対象をボコボコにするという技である。
また、彼の馬鹿さから命名された「万湯の術」とその下位術である「千湯の術」が存在する。効果は言うまでもなく知力を下げるというもの。
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