マークルック(makruk)とは、東南アジア、主にタイ王国で盛んな将棋系のボードゲームである。
概要
別名は、マックルック、タイチェス。日本や中国ではタイ将棋とも呼ばれる。マークルックは、日本語における「将棋」を意味するため、タイ人は「日本のマークルック」「中国のマークルック」と呼称している。
日本の将棋や中国象棋、チェスと同じく古代インドのチャトランガから発展したとされる。
2名のプレイヤーが先手と後手の二つの陣営に分かれ、横8路×縦8路の盤上で6種32枚の駒を順番に動かし、相手のクンを捕獲すれば勝ちである。歩兵にあたるビアは、敵陣3段目以降で昇格できるので、これを含めると7種類となる。
駒はチェス同様に立体的で、先手と後手16個ずつ。動きは将棋やチェスと比較して弱いものが多い。チェス同様取った駒を持ち駒として使用することは出来ない。細かいルールはWikipediaを参照。
競技人口
東南アジアではよく知られた存在であるが、日本では全くと言っていいほど知られていない。欧米や日本、中国でも非常にコアなボードゲームファンにしか遊ばれていない。
日本国内ではプレイは疎か、購入自体も非常に困難である。象棋や韓国将棋のように国内サイトの通販でさえ見当たらない。現状、タイへの渡航か、購入依頼をする他ない。
東南アジア人と交流を持たない限り、日本国内での対戦は難しい。ただし近年のインターネット普及に伴い、オンライン対戦は容易となった。一度サイトやアプリで対戦してみてはいかがだろうか。
リンク
- マークルックの遊び方
- マークルック(タイ) - 日本将棋連盟による紹介
関連項目
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