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- 傭兵、すなわち金で雇われ、自分と関係ない戦いを遂行する兵士のこと。
- 「バイオハザード３」以降のクリア後に出現するモード「マーセナリーズ(THE MERCENARIES)」のこと。単に「マーセ」とも呼ばれる。ニコニコ動画での本タグはこれ（一番多いのは４）をさすことが非常に多い。時間内にとにかく敵を倒しまくり高得点をたたき出すミニゲームだが非常に奥が深く、これだけをやりこむ「マーセ廃人」も存在するほど。
- エレクトロニック・アーツとパンデミックが開発したフリーローミング系TPSのこと。 本項目では主に３について説明する。
概要
「マーセナリーズ」は、プレーヤーが民間軍事会社(PMC)「ExOps」社の社員となり、米軍や中国軍、マフィアやゲリラと言った様々な勢力の協力を得ながら任務を遂行するサード・パーソン・シューティングゲームである。現在、PS2で第一作「マーセナリーズ」、PS3とXBOX360そしてPC(Windows)で第二作「マーセナリーズ２ ワールド・イン・フレームス」が発売されている。
プレーヤーは各勢力の依頼を受けて任務を遂行し、敵の幹部をとらえたり殺害することで懸賞金をもらいながら次の幹部を探す。なお、生きて捕らえた場合は殺害した場合の二倍の懸賞金がもらえる。
第一作目(PS2)では、舞台は「近未来の北朝鮮」、第二作目（PS3・XBOX360）では「近未来のベネズエラ」というなかなかヤバい設定をしていることでも有名。どちらも物語の終盤には大量破壊兵器を巡る攻防が待っている。
言ってみれば「戦場版GTA3」であり、敵はもちろん民間人や味方の乗る車両や兵器を奪取して敵陣に接近したり攻撃を仕掛けることができる。また、本ゲームでは「偽装」要素があり、敵勢力の車両を奪取した場合敵将校に見破られなければ攻撃されずに危険地帯に潜入することができる。
また、手持ち武器以上の破壊力を持つ砲撃や航空機（戦闘機・攻撃機から戦略爆撃機まで呼べる）による攻撃支援を呼ぶことができる。これを使って敵の大型兵器や建造物を破壊するのが本作の醍醐味。車両や支援はPDA経由で24時間いつでも届けてくれる（ただし、電子妨害や敵の対空兵器がないことを確認する必要がある）。支援はその方法によって呼び方も様々であり、レーザー誘導爆弾やAC-130によるガンシップサポートはレーザーで目標を照準、砲撃はスモーク、巡航ミサイルや対戦車攻撃（A-10）は衛星ターゲッティングといった違いがある。
建造物の破壊一つとっても、戦車で砲撃・ヘリを乗っ取って空爆・裏山から潜入してRPG-7・車にC4爆弾を仕掛けてカミカゼ特攻・離れた場所からバンカーバスターとクリア方法は千差万別。このあたりが評価されているポイント。
本シリーズのシステムは後に第二次大戦版マーセナリーズ「The Saboteur」に引き継がれた(日本未発売)
登場人物
クリス・ジャコブス
選択可能なプレーヤーキャラの一人。
米軍人の父親と韓国人の母親の間に生まれたハーフの黒人。元米陸軍デルタフォース所属。バランス型。
ジェニファー・ムイ
選択可能なプレーヤーキャラの一人。
英国系香港人の女性。元英国SAS部隊員。体力は低いがステルス型で見つかりにくい。
マティス・ニルソン
選択可能なプレーヤーキャラの一人。
イカれたスウェーデン人男性。元英国海軍人。体力が高いが、遠距離からでも容易に敵に発見される。
フィオナ・テイラー
情報収集などでプレーヤーをサポートするExOps社員。オペレーター的役割であり、主に声のみの登場。
「２」では初めてプレーヤーの前に姿を現す。
イワン
「２」で仲間になるヘリコプターパイロット。物資の回収や輸送を担当する。
エヴァ
「２」で仲間になるメカニック。本部での修理改造を担当し、カスタムマシンの注文も承る。
ミーシャ
ソン将軍
「１」に登場する北朝鮮の新リーダーでありラスボス。対話路線をとり和平会談をしようとしていた親父を韓国大統領もろとも射殺してクーデターを起こし政権を奪取した。各地に銅像があり、破壊すれば韓国軍から報酬がもらえる。
ラモン・ソラーノ
「２」に登場するベネズエラ一の石油王でありラスボス。タカ派のカルモナ将軍を擁立してクーデターを起こし、資源の囲い込みを図った。その際にプレーヤーをハメて抹殺しようとしたため粘着されることになる。
登場勢力
「マーセナリーズ」
国連軍
ソン将軍に懸賞金をかけているEXOPS最大のお得意先。基本的に役立たずだが、装備はそれなり。
指揮官は米軍人のギャレット大佐。
韓国同盟
朝鮮半島の南北統一と中国の勢力排除を目指している。現実と同じく指揮権は米軍がもつ。中国軍と遭遇すると戦闘になる。実戦配備されなかった筈のRAH-66コマンチや電子妨害車両などちょっと高価な装備が多い。
指揮官はCIA工作員のバフォード。
中国軍
朝鮮戦争のように「北」を支援しているわけではなく、「北朝鮮の中国への併合」を目指している。一方韓国とは敵対しているため、任務内容は韓国との二者択一になることが多い。
指揮官は人民解放軍のホウ大佐。
ロシアンマフィア
北の兵器の横流しをしている。仲良くしていれば乗り物や支援攻撃の値段が安くなる。また中古車を買い取ってくれるというサービスもある。完全に敵対するとお買い物できなくなるので注意。
指揮官はマフィアのドン、セルゲイ。ただし、物語終盤にひと波乱ある。
反乱軍
本作の敵である北朝鮮軍のこと。プレーヤーとは完全に敵対しており、市民に偽装しない限り攻撃される。
とても現実では考えられない物量攻撃を仕掛けてくるため、増援を呼ぶバンカーを早めに破壊しないと苦戦する。
指揮官はソン将軍。
「マーセナリーズ２ ワールド・イン・フレームス」
P.L.A.V.
ソラーノに反抗する反政府ゲリラたち。アジアン軍の支援を受けているのか、彼らとは友好的。
指揮官はゲリラの女リーダーであるアコスタ。
ユニバーサル石油(U.P.)
米国系の企業。権益保護のために私兵を保有している。ゲリラや海賊と敵対。
プレーヤーとの仲介役は会社役員のルビン。
海賊
騒乱の影にまぎれて取引を行っている現代のカリブの海賊。本作のロシアンマフィア担当。
多国籍軍(AN）
ソラーノの横暴を看過できなくなった米国を中心とする部隊。UPとの関係は良好だがゲリラや海賊・アジアン軍とは敵対。指揮官はCIAのジョイス。
アジアン軍
資源確保のために海を渡ってきた中国軍。当然のように多国籍軍と敵対している。指揮しているのは「１」でも登場したホウ将軍（北での活躍を認められて昇進したらしい）。
ソラーノ軍（VZ）
本作の敵であるベネズエラ国軍。現在はソラーノの私兵と化しており、市民に偽装しなければ攻撃される。
その他
- 「１」で登場するDeck Of 52というトランプに関連付けられた懸賞金付き反乱軍幹部のリストは実際にイラク戦争で用意された「イラクのお尋ね者カード」
がモデル。 - 「１」では、選択したプレーヤーによって各勢力の言葉が英訳されたりされなかったりする（クリスは韓国語、ムイは中国語、マティスはロシア語を理解できるという設定）。そのため様々な空耳が飛び交うことになる。
- 「１」は内容が内容だけに韓国国内では発売されていない。同じく「２」もベネズエラ国内では発売されていないらしい。
- 「１」にはある条件下で買える／チート入力で出現する特殊武器があるが、これを使うと完全に別ゲーになる。一方、「２」にもクリア後に手に入る日本じゃ絶対に出せなさそうな禁断の支援兵器がある。
- 「マーセナリーズ２」はPS2でも出ているが、「１」のエンジンを利用して作られているため出来ることには制限が多く、評価が低い。今から買うなら次世代機版で。
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関連項目
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