ミカサ・アッカーマンとは、漫画『進撃の巨人』(諫山創)の主要人物の一人で、本作のヒーロー(誤植ではない)ヒロインである。CV:石川由依
概要
主人公であるエレンの幼馴染であり、家族。今はほとんど絶滅した東洋人種の貴重な生き残りの血を引き(ミカサ自身は東洋人種とのハーフ)、この世界では珍しく、美しい黒髪に黒い瞳を持つ。
性格は常に冷静で、直情的ですぐに騒ぎを起こすエレンのブレーキ役でもある。兵士としての戦闘能力は非常に高く、上官から「並の兵士100人に等価」「失えば人類にとっての大損害」と言われるほど。第104期「訓練兵団」を首席で卒業、対人格闘成績も1位だった(エレンは2位)。
両親を人攫いの集団に殺害されるという幼少期のヘヴィな体験から、強靭な自制心と常人離れした身体能力を持っており、それが彼女にクールな物腰を与えている。しかし、クールに見える理由の一部には、単に(人見知りではないのだが)人に物を伝えるのが極端に苦手だということもあるようだ。
そんな彼女が心の拠り所とするのが、人攫いから彼女を助けだしてくれたエレン。父母を人攫いに殺害され、帰る場所を喪ったミカサはエレンの実家に引き取られ、エレンの父母・グリシャとカルラに無窮の愛を注がれて育つ。家族として慕い、また命の恩人であるエレンを守るべく、ミカサは常にエレンのそばにいるようになった(その時エレンにもらったマフラーをいつも身に着けている)。エレンに「首席だから破格の待遇を受けられる」と憲兵団を薦められても、エレンに付いて行くために調査団に入る事を決意している(本人曰く、「家族をこれ以上失いたくない」)。
エレンへの想いは沈着冷静な彼女を簡単に揺らがす一因でもあり、エレンに危険が迫れば手段を選ばず危難を排除しようとすることも多々。また、エレンが前日に失敗した訓練に無事パスしてドヤ顔を見せ、そのことに仲間たちが安堵している中で、「(エレンは)これで私と離れずにすんだと思って安心してる・・・」と思い込みの激しい発言で周囲を驚かせた。
エレンへの強い執着心から忘れられがちだが、もうひとりの幼馴染・アルミンとの絆も決して浅くはなく、「ここに置いていったりはしない」と窮地を救ったり、その判断力には「自信を持って。アルミンは正解を導く力がある」と全幅の信頼を寄せている。
作者の諫山創氏曰く「長年の萌え研究の末に辿り着いた萌えキャラ」だそうで、彼女の名前が日露戦争時に日本帝国海軍旗艦を務めた「三笠(軍神・東郷平八郎の座乗艦。現在も横須賀に保存されている)」であるのも「名前に軍艦の名前を使っているヒロインキャラは人気が出る」という氏の独自の研究成果(迷信)に基づいたものである。具体的には、これは『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイや惣流・アスカ・ラングレー(駆逐艦『綾波』、航空母艦『蒼龍』)、『涼宮ハルヒの憂鬱』に登場する涼宮ハルヒ(装甲巡洋艦『春日』(かすが→はるひ)、長門有希(戦艦『長門』)を意識している発言と思われる。
プロフィール
- 名前:みかりん
- 身長:170cm
- リーチ:173cm
- 体重:68kg
- 趣味:エレン
- 特技:肉を削ぐこと
- 長所:やると決めたらまっすぐ☆
- 短所:嫌いな人をすぐ切ろうとするなど、意外とおっちょこちょい☆
- 所属:調査兵団アイドル部隊
煽り文句:血飛沫舞い踊る圧巻のパフォーマンス!! すべての巨人を魅了せよ!! ――かくして人類の命運は最強のステージエンターテイナーに託された。
…原作お約束の嘘予告ページのプロフィールなのだが、ほとんど嘘になっていないところから、原作者独特の高度なシュールギャグの一端をうかがうことができる。
キャラクターとしてのミカサ
いわゆる無口無表情系のキャラに該当しながら、異常なまでにエレンに執着する姿からヤンデレ属性をもったヒロインとしても認知されており(原作9巻では趣味:エレンと書かれていて、公認ネタの模様)、その卓越した戦闘能力(しかもヒロインでありながら主人公を大きく上回る強さ)も相まって少年漫画的なキャラクター人気も高い。
また諌山創氏のこだわりにより非常に筋肉質でインナーマッスル溢れる肉体を持っており、表紙や特典グッズなどで度々お目見えするその鍛えぬかれた肉体美は多くの作品におけるヒロイン像を粉々に打ち砕く破壊力を秘めている。
彼女のその鋼の肉体は、前述した幼少時の体験により、「脳が肉体を制御するためのリミッターを自由に外せる」特殊な能力によるものでもある(通常、人間の脳のリミッターが外れるといわゆる『火事場の馬鹿力』を発揮できることは現在でもよく知られている。つまりミカサは『火事場の馬鹿力』を任意に発揮することができる、ということになる)。作者の諌山氏によれば、『人類最強の兵士』との呼び声高いリヴァイ兵士長も同様である、とのこと。
通常、人間ならば肉体にダメージを与えないように無意識に掛けられているリミッターを外し続けるためには、必然的に彼女の肉体は通常の人間のそれを遥かに超える負荷に耐えうるものでなければならない。そのため、ミカサは筋肉や骨などの全身の組織が、常人に比べて異常とも言えるレベルに発達しているのである。
それもこれも、ひとえに家族であるエレンを守るため。なんとも健気でいじらしい少女ではないか。
セリフ
- あなたが駐屯兵団に行くのなら私もそうしよう エレンは私と一緒にいないと早死にする
- エレン「(前の台詞を受けて)頼んでねぇだろそんなことは!いつまでこんなこと続けるつもりだ?!」 ミカサ「人生が続く限り(後略)」
- 私はあなたを守る!
- エレン…あなたがいれば私は何でもできる
- どこの誰が相手であろうと、エレンが殺されるのは阻止する これ以外に理由は必要ない
- (エレンは)これで私と離れずにすんだと思って安心してる…(涙)
- …あのチビは調子に乗りすぎた…いつか私が然るべき報いを…(人類最強の兵士にして調査兵団No.2のリヴァイ兵長を指して)
- リヴァイ「お前の能力のすべてはエレンを守ることに使え」 ミカサ「はい! もちろんです(即答)」 リヴァイ「……」
お絵カキコ
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- 進撃の巨人
- 別冊少年マガジン
- エレン・イェーガー
- アルミン・アルレルト
- リヴァイ
- 人類最強の兵士。
兵士100人と等価と評されるミカサに対し、リヴァイの強さは一個旅団(4000人)級と言われる。 - ミカサちゃんはクーデレと見せかけてヤンデレ可愛い!
- ミサカ・アッカーマン
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