株式会社Mizkan(ミツカン)とは、酢を中心とした調味料等の製造と販売を手掛ける食品会社である。
概要
愛知県半田市に本社を構える。1804年(文化元年)創業。現在は株式会社Mizkan Holdings傘下。
江戸時代の中期に当時の半田村で酒造業を営んでいた中野又左衛門が江戸で寿司と出会い、酒粕を原料にした酢を作り始めたのが会社の礎となる。後期となると寿司が大流行し、それに伴って粕酢の出荷量も拡大していった。
明治に入ると商標条例が施行され、商標を自社専用にするには登録が必要になった。このとき、家紋(「三」の文字のような3本線を丸で囲んだもの)から3本線を抽出し、下に小さい丸を付けたもの(三ツ環)をロゴとして商標登録。これが現在でも使用されているロゴの元となった。
戦後となると冷蔵庫が家庭に普及し、また、食の多様化が進んだことに対応するために、酢以外の商品の開発も始まり、その先駆けとして「ミツカンぽん酢(味つけ)」(後の「味ぽん」)が誕生。他にもつゆやふりかけ、納豆、鍋のつゆ等が開発される。
エピソード
2022年から日本プロサッカーリーグ・ジュビロ磐田のユニフォームのサプライヤーを務めるアドミラル社のロゴがミツカン社のロゴに似てることを一部のサポーターがツイート。
そのことにミツカンの公式Twitterが反応し、さらにはアドミラルの公式Twitterがリプライするというほっこりした場面が見受けられた。
ミツカンがジュビロ磐田30周年記念ユニフォームのスポンサーを務めることを発表。これによりアドミラルとミツカンのロゴが並ぶことが実現した。
実子誘拐に伴う不買運動 ミツカン種馬事件
「ミツカン父子引き離し事件」とも。
ミツカンホールディングス会長中埜和英が生まれて間もない孫を自分の養子にするよう強要したことに発端する人権侵害行為。
詳細「実子誘拐」を参照。
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関連項目
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