ミデンとは、
- ギリシア語で「0」を意味する言葉。
- 映画「HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」に登場したキャラクター。
- ノベライズ版「GEAR戦士電童 蒼天の騎士 天空の乙女」のキャラクター。
この記事では2について記述する。
概要
白いてるてる坊主のような姿をしている怪物。瞳はカメラの絞りのようになっていて、これにより瞳を細めたりすることが出来る。一人称は「僕」又は「私」。プリキュアの思い出を奪う事を目論んでおり、手や口から出す青い光線でプリキュアから思い出を奪ってはぐたんのような赤ん坊に退化させ、奪った記憶をステンドガラスのパネルに封印し、幼児化したプリキュアを部屋に監禁していた。
技は前述のように相手の記憶を奪う光線と指パッチンで爆発を起こす技。思い出を奪ったプリキュアの技と口癖をコピーする事が可能で、その際体の色がその技の使い手のプリキュアの色に変わる。更に黒い小型の分身体を無数に生み出す事も可能。
劇中の活躍
映画冒頭で、怪物を倒したばかりのキュアブラック達の前に出現し、シャイニールミナスの思い出を奪った。その後キュアエール達を襲撃し、キュアアンジュ・キュアエトワール・キュアマシェリ・キュアアムールの思い出を奪い、増援に来たキュアホワイトの記憶も奪った。しかしキュアホワイトとキュアアンジュ達が記憶を取り戻しプリキュアに変身する。エール達の技を喰らい、エールから強い叱責を受けた事で暴走してしまう。町中の人たちの記憶を奪い、ステンドガラスの城を作ってその中に引きこもってしまう。
ミデンの正体と結末(ネタバレにより反転)
ミデンは元々フィルム一眼レフカメラである「MIDEN F markII」に宿った存在だった。しかしデジタルカメラが主流になる中であえてハイエンドフィルム一眼レフとして製造されたにもかかわらず、発売前にメーカーが倒産したことで市場にあまり出回らず、人間に使われる事がなかった。饒舌に説明するさあやによればコアなファンの間では幻の名機として知られているとのこと。後にこれを元にした「ミデルタD9」というデジタルカメラも製造されているとか。ちなみにモチーフはニコンFシリーズだと思われるが、前身のMIDEN Fが「ミラーボックスもペンタプリズムも無い時代に登場し一大センセーションを巻き起こした」とのことなので、ズノーペンタフレックスやアサヒペンタックスもネタとして含まれているかも(ちなみに宮本浩史監督は大のカメラ・写真好きで個人でもEOSDシリーズでプロ級の写真も撮ります)。
しかしミデン自体と言えば、思い出が何も無い事に悲観し、思い出を他人から奪い自分に思い出を取り入れようと今作の事件を引き起こした。ミデンのカメラにはフィルムが入っていないため、カメラとしての職務を全う出来なかったと思われる。
エールはミデンに取り込まれた空間からミデンが生まれた場所に入る。そこは雨が降り続ける、まさに彼を表す寂しく悲しく冷たい世界だった。そこでミデンはエールからの説得を受け、そしてプリキュア達に見守られながら「プリキュア・レリーズ・シャイニングメモリー」を受けて浄化された。その後カメラはさあやが新品のように綺麗にし、フィルムを入れられた状態ではなの手に渡った。これからははな達の思い出をそのカメラに収めていくだろう……
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