ミニドラとは、
- 漫画・アニメ『ドラえもん』に登場するひみつ道具。本記事で解説する。
- 2021年4月7日より配信を開始した、『小林さんちのメイドラゴンS』の放送を記念した連続ショートアニメ劇場。→小林さんちのメイドラゴン
概要
CV:北川智絵(大山のぶ代版/短編映画『ミニドラSOS!!!』~1990年)
→佐久間レイ(大山のぶ代版/映画『のび太とブリキの迷宮』~2005年)
→あかいとまと(水田わさび版/2005年~2009年)
→金元寿子(水田わさび版/2017年~)
ドラえもんの姿を模して製造された、ドラえもんと同型の猫型ロボットのひみつ道具。劇中ではミニドラえもんと呼称される場合もある。
短編映画『2112年 ドラえもん誕生』の劇中で、ドラえもんがセワシを誘拐した時間犯罪者(『のび太の恐竜』で登場したドルマンスタインと黒マスクの男)を捕まえた功績を称えて生産されるようになった。
体色は画像のように赤色が基本的だが、アニメなどでは黄色や黄緑色など様々なカラーリングが登場している。性格は原作では素直で冷静だが、アニメではやんちゃな性格でトラブルメーカー的ポジションの話も多い。また、同型のロボットであるからかドラえもんを修理する事にも長けている。ひみつ道具は本家同様もちろん所持しているが、ミニドラのサイズに合わせて非常に小さい。
本家と異なり、サイズは小さく言葉をスラスラと話すことはできない。サイズは本家の1/10(12.93cm)とされているが、エピソードによっては手のひらサイズやのび太の膝ほどもある個体も登場している。言葉は原作では「単語の頭文字を繰り返す」形で、アニメではもっぱら「ドララー」としか話せない。ただしドラえもんやドラミは問題なく解読できる。また、耳を齧られたトラウマがないためネズミも怖がらない。
ミニドラそのものの初登場は1973年の付録「はりええほんドラえもん」(大全集第18巻収録)であるが、色は本家と同じ青色である点や普通に言葉を話す(ただし台詞の吹き出しは書かれていない)点などから現行のキャラクターと同一であるかは不明。その後、かなり時間が経った1986年の「ぼくミニドラえもん」(てんコミ第41巻収録)にて現行の設定で再登場し、以降は漫画・アニメ・映画など様々な媒体で登場している。アニメ初登場となった短編映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』(『のび太の日本誕生』の同時上映作品)は一人のミニドラが騒動の中心となるエピソードで、ミニドラそのものの知名度も向上した。また、原作者の藤子・F・不二雄以外の手によって『ぼく!ミニドラえもん』(作:萩原伸一)や『ミニドラにおまかせ!』(作:岡田康則)といったミニドラが主人公の派生作品も制作されている。
バリエーション(一部)
- アニメ「ミニドラ救助隊」 - ドラえもんを修理する、工具を持った個体が登場。余談だがこの話はミニドラよりも鬼の形相でブチ切れるドラえもんの方が印象的である。
- アニメ「ミニドラ助け隊出動!」 - 赤・黄・黄緑の3色ミニドラトリオが登場。自己中心的でかなりのトラブルメーカー。この話以降、大山のぶ代版ではこの3色のミニドラが登場することが多かった。
- 映画『のび太とブリキの迷宮』 - 手のひらサイズの個体が登場。故障したドラえもんの修理を行う。原作大長編では唯一のミニドラ登場作品。
- 映画『のび太の宝島』 - 舞台に合わせて船乗りスタイルとなっている。映画では『のび太の太陽王伝説』以来実に18年ぶりの登場となった。
- 『ザ・ドラえもんズシリーズ』 - ドラえもんズの一人、ドラリーニョは11人のミニドラサッカーチームを引き連れている。色はドラリーニョと同じ黄緑色で髭はなく、最大の特徴は本家ドラにはない耳がついている点。特注品だろうか?
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関連項目
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