ミハイル・ヴィクトールとは、バイオハザード3に登場する人物である。
概要
U.B.C.S.のデルタ小隊長を務める男性で、ロシア人。身長178cm、体重98kg、血液型A型、45歳(1998年当時)。出身地はサンクトペテルブルグ。
元々はソ連軍の大尉であったが、ソ連崩壊後は退役し妻が所属する少数民族のため独立運動に参加。ゲリラ部隊のリーダーとなり、軍人時代から衰えない手腕を発揮。数々のテロを成功に導いてきた。ところがロシア軍に仲間ともども捕らえられ、銃殺命令が下る。仲間の銃殺中止を条件に、彼は仕方なくアンブレラに雇われてU.B.C.S.へ入隊する。部下想いな事から人望が厚く、犯罪者や荒くれ者の傭兵が多い部下約30名を見事に統率。アンブレラ関係者の中では珍しい善人と言える。
バイオハザード3では
1998年9月27日、バイオハザードが発生したラクーンシティには市民救助の目的で派遣され、街の中心部に降り立つ。しかし圧倒的なゾンビの数に、出動から僅か数時間で部隊は壊滅。ミハイル自身も重傷を負う。ニコライに付き添われ、どうにか路面電車の中に避難。ジルが合流した時には、座席に横たわっていた。どうやら悪夢を見ていたようで、苦しそうにうなされていた。
その後、拠点となっている路面電車がゾンビの大群に囲まれる。ミハイルは重傷を負いながらも立ち上がり、アサルトライフルを掃射して反撃。足元に置いてあったドラム缶を転がし、爆発で一網打尽にするという的確な判断も見せ付けた。ルートによっては手榴弾を投げつけ、一網打尽にしている。「部下は……みんなやつらの犠牲になった。けがだ何だと寝ていられるか!」「俺は…部下を大勢……死なせて…しまった」と、部下を失った事に対して悔やんでいる姿が描かれた。
ジルを追って、路面電車に追跡者が出現。ミハイルはジルに電車から出るよう促した後、単身ライフルを掃射して追跡者に立ち向かう。だが力の差は歴然。殴り飛ばされ、頭を窓ガラスに強打。ライフルも落としてしまう。トドメを刺すべく追跡者が寄ってきたのを見計らい、ミハイルは手榴弾を取り出す。そして躊躇なく信管を抜いて自爆、彼はここで死亡した。ミハイルの自爆により追跡者を電車の外へ吹き飛ばされ、一時的とはいえ追跡を断念させた。爆死したのは9月28日頃とされている。
小説版によると、ニコライに狙撃されて負傷した事になっている。
バイオハザードRE:3では
2020年4月3日発売予定のバイオハザードRE:3にも出演が確定。
原作同様、U.B.C.S.の小隊長としてラクーンシティに降下。しかしゾンビの奇襲を受け、部隊は壊滅してしまう。この悲劇はニコライが仕向けたものだとミハイルは勘繰っていた。混乱の中、かろうじて何名かの生存者を地下鉄の車両内へと避難させた。市民第一を掲げており、そのおかげでジルの協力を引き出す事に成功する。だが既に脇腹を負傷していて、カルロスに救急スプレーを噴きかけられていた。地下鉄車両を使って街からの脱出を考えていたが、負傷からか作戦に参加できず。車両からカルロスとタイレルに指示を飛ばしていた。
電力の供給、瓦礫の撤去、運行システムの入力により遂に脱出の準備か完了。カルロスとタイレルに次なる任務を与え、自身は車両に残った。これが運命の分かれ目となった。ようやく脱出と思いきや、追跡者が車両に侵入。せっかく助けた生存者を皆殺しにされてしまう。体に鞭打って応戦するが、追跡者の触手に腹部を貫かれて引き寄せられる。だがミハイルは臆する事無く「俺の列車から降りろ このクソ野郎め!」と言い放ち、体に巻きつけた爆弾を起爆。追跡者を巻き込んで自爆した。この影響で車両は脱線し、地下鉄での脱出は失敗になってしまった。
ミハイルの命を賭した自爆により追跡者は全身火だるまと化し、もがきながら川へと飛び込む様子がジルに目撃されている。……が、このダメージによって第2形態への変異を促してしまう結果となった。
関連項目
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