ミヤコ(ミストレ)とは、ブラウザゲーム『ミストトレインガールズ』に登場するトレインナイトの一人である。CV:未公開 絵:ねこ鳴都
概要
2022年2月15日より開始されたイベント『ベイクド・ドールは食いしん坊』にて実装されたメトロニシキ出身のトレインナイト。初登場時はNPCであったが後に正式実装されてプレイアブル化した。生えている獣耳は黒猫のように見えるが実際は狐耳らしい。実装が比較的新しめのため、メインクエストに登場するのは二部に入ってからと遅めだが、ガチャから排出されるので入手自体は早期に可能。性格は物静かで礼儀正しく、黒の長髪と相まって大和撫子を彷彿させる。戦闘では会得した呪術を使って戦う他、手先が器用なので人形用の衣装を自作する事もある。軍に入る前は人形の衣装を作る仕立て屋の職に就いていたんだとか。同じニシキの獣人であり趣味も似通っているヨシノとは仲が良い。トレインナイトの名前は駅名をそのまま使用しているのだがミヤコのみ非常に珍しい例外であり、その元ネタについて多くの憶測が飛び交った。名前の由来は京都駅とされている。
地下世界イリスメトロのメトロニシキ鉄道軍に所属する呪術師で、連合軍に出向してからは特殊部隊(通称ヴェルサイユ隊)の副隊長を務め、何かと失態が多いヴェルサイユを横からサポートするしっかり者。ヴェルサイユ隊は各国の鉄道軍から集められた優秀な軍人で構成されており、ミヤコも優秀な存在だと言える。メアリーは「ミヤコとヴェルサイユほどの実力者がイリスクラウドにいたとしたら、連合軍が絶対に見過ごすはずがない」「あの二人はまだ本気を見せていないけど、かなり強い」と、イズリントンは「ミヤコちゃんのほうもかなりの呪術師だね。二代目シモアマヅに匹敵するかも」と評し、ヴィヴィアンからは「あのミヤコって子もけっこう切れ者よね。ヴェルサイユの後ろに隠れているイメージだったけど、必要なときはちゃんと前に出てくるし、言うことも的確」と評されている。古城に一週間閉じ込められた時も全く取り乱さず冷静さを貫き、結界呪術を利用して魔物がうろつく危険な千本鳥居の中を生き延びるといった人間離れした精神力も持つ。魔力を探知する能力にも長ける。
地下世界に幻霧と凶悪なモンスターを吐き出すメトロホール内部を敵と戦いながら調査して情報収集する役割を担っていた。メインクエストでは侵入が容易ではない連合軍の駐屯地に特殊な呪術を使って入り込んだり、認識阻害の呪術で姿を隠したり、強力過ぎる呪術によって訓練場の仮想敵が「ハードコアモード」で多数起動するなど呪術使いとして一線を画す存在。彼女が扱う呪術はニシキの民との相性が特に良く、ヨシノから痛みを吸い取る描写もある。メトロニシキ鉄道軍の中でも指折りの呪術師であるため、難しい任務のたびにメトロニシキに呼び戻されている。
メトロニシキにはどんな人形でも引き取ってくれる、人形好きの女主人が住む「雛屋敷」があった。元々ミヤコは人間であったが沢山の人形とともに「雛屋敷」に捨てられ、その際に人形化の呪いを掛けられて自分を人形と思い込んでいたため、何日もの間風雨に曝され続けていた。「雛屋敷」の主人は生人形ミヤビに世話を命じ、ミヤコの名前を与えた。しかしその女主人の正体は魔物であり、皮肉な事にミヤコは魔物に命を救われ、魔物が母親代わりとなって育てられたのである。主人はミヤコに多くの呪術を教えたが、その中には禁術も含まれていて後に危険性を指摘されている。しかし体は人間のままなので食べ物を与えられないまま体は衰弱していく。そんな中、唯一人間だと気付いたミヤビが呪いを解き、餓死寸前のところで屋敷の外へ出してくれた。ミヤビ曰く「あんたはとても強い力を持っているのよ。その力があれば、たくさんと人と人形を救うことができる」との事。続いて「人間を愛して。人間を守って。あなたの力を、人間のために使いなさい。」と最後の言いつけを残し、他の人形と暴れてミヤコが脱出するまでの時間稼ぎを行った。しかし人形だと思っていたミヤコにとって突然外に出されても何をすれば良いのか皆目見当が付かなかった。やがて「雛屋敷」は濃い幻霧と呪術に覆われ、最上級の危険地帯に指定されて連合軍でさえ対処できない魔境と化した。
その後、ヤエという有名な人形師の世話になり、糸とハサミを授かって古い人形のお世話をする仕事に従事する傍ら人間らしい生き方を学んだ。それでも人間性がまだ欠落しているらしく「人の言ってることを理解しない」「恐怖心が無い」とよく言われる。その代わり物言わぬ人形と会話したり感情を読み取る事が出来る。と現在は行方不明になったヤエとミヤビを見つけ出す事を目的としている。
メインクエストでは
メインクエスト第二部第1章『イリスメトロ編』にて初登場(シルエットだけなら第一部第18章『巨大樹攻略編』のエピローグに登場している)。ヴェルサイユと一緒に『イリスメトロ編』の導入部を担う。
イリスメトロを蝕むメトロホールからの幻霧や凶悪なモンスターに対抗及び地下世界を照らす天球の異常を解決するため、預言書に従って地上世界イリスクラウドから神子を連れて来る目的でヴェルサイユ隊はメトロホールに入った。しかしその過程で7名が行方不明になり、無事イリスクラウドに辿り着けたのはヴェルサイユとミヤコの2名だけだった。彼女らは神子を求めて連合軍の駐屯地に侵入、そこで特鉄隊と一悶着があった末に百戦錬磨の騎士メアリーによって捕縛される。2人は自らの素性を明かし、地下世界イリスメトロの存在と自分たちの使命を打ち明ける。それと時同じくして駐屯地の近くにメトロホールが現れ、「ホールが現れた以上イリスメトロだけの問題ではない」として車掌が決断した事で本格的な調査を開始。重要参考人としてミヤコとヴェルサイユも同行する。
辿り着いた先のイリスメトロでは地下世界での戦闘に慣れていない特鉄隊を率先して支援。常闇の王がもたらす「夜」の中ですら頼もしい歩みを見せたった二人でメトロホールを突破してきた事が真実であると車掌に確信させた。暗闇ではパディントンの完全記憶能力が使えないのでミヤコの高い記憶力がその代役を務めてミストトレインまでの退路を把握。一帯に「夜」をもたらし天球の異常を引き起こしていた常闇の王を特鉄隊と共同で討ち取り、イリスメトロの住人から歓呼の声で迎えられた。ひとまず天球の異常を解決したものの、今度は巨大樹の近くに謎の古城が現れたため、特鉄隊と別れてそちらの調査に赴いた。この事件がきっかけでメトロホールの調査が行われ、メトロ王城内のメトロホールが地上に繋がっている事が判明。イリスクラウドの連合軍が地下世界へ介入する運びとなった。
第2章『メトロセントイリス編』では特鉄隊が地上に戻った後、ヴェルサイユとミヤコは突如現れた古城の調査に向かったが、内部に閉じ込められてしまう。調査開始から既に一週間が経つも未だ幻霧が発生し続け、いくら倒してもミストモンスターは際限なく出現。加えて各国の天球で相次いで異常が観測され早々に特鉄隊へ協力要請を出す羽目になった。乏しい食糧と雨水で耐え凌ぐ中、ようやく特鉄隊の救援が到着して窮地を脱出。しかしすぐさまメトロニシキ鉄道軍との合流を命じられてヴェルサイユや特鉄隊と別行動を取る事に。古城を後にしたミヤコは後方部隊と合流してメトロ連合軍の駐屯地へと向かった。
第3章『メトロニシキ』編では、別行動中のミヤコが行方不明になったとメトロニシキ鉄道軍から連絡が入り、メトロセントイリスに駐留していた特鉄隊が捜索活動を開始。大きな結界がある山に千本鳥居が現れ、そこに各地で行方不明になった子供が一斉に見つかる怪事件が発生。部隊が後退する際に単身引き返して調査に向かってしまったのだと言う。千本鳥居のある山に到着した特鉄隊は早速おぞましいほどの魔力と相対する。幻霧が無くても危険な山だとヨシノは評し、メトロニシキ鉄道軍がミヤコほどの優秀な人材を失ってでも捜索中止を決断するなど空恐ろしい場所であった。迷路のように道筋が捻じ曲がる千本鳥居、嫌な魔力が渦巻く空間、凶悪なミストモンスターの跋扈と死が至る所で転がる中、ミヤコは鳥居に掛けられた結界呪術を利用して魔物の目から逃れており、無事特鉄隊と合流。いつの間にかヨシノに掛けられた呪いを自らの体に移して治療すると、呪いを解く方法と子供たちを誘拐した黒幕を捕まえるためミヤコが張った結界呪術を解いた瞬間、狐のお面をかぶったニシキ人形が溢れる謎の洞窟へと飛ばされた。ここで「流し雛」に使われている雛人形と行方不明になった子供の数が同一という事に気付き、関連性を見出すミヤコ。もはやメトロニシキ鉄道軍だけでは手に負えない大事件だと判断し、特鉄隊へ正式に協力要請が出された。ミヤコの推理は続き、犯人は違う考え方を持った2人以上の存在だと睨む。そんな中、謎の声に導かれたヨシノが呪いに満ちた水たまりの中に飛び込む。呪いを受けても無傷で済むミヤコのみが救助に向かい水中へと入った。そして地獄のような場所に流れ着いた2人は狐面をかぶった少女に山頂へ向かうよう促され、千本鳥居の場所に飛ばされて特鉄隊と再合流。黒い人形に導かれて遂に山頂に到達する。ミヤコの推測通り犯人は考え方が違う2人…子供を守ろうとした山の主と害を成そうとした存在がいて、既に前者はミストモンスターと化していて意思の疎通は不可能だった。子供を守ってくれた事に感謝しつつも特鉄隊は山の主を倒して再び眠りに就かせた。黒い鳥居の先には害を成そうとした存在、ミヤコとの因縁が深い「雛屋敷」とその主人、生人形が待っていた。主人の暴走を止めるためミヤコは単身黒い鳥居をくぐる事を決意。ヨシノや特鉄隊の面々に別れを告げて邪念に包まれた先を目指した。
第4章『人形屋敷編』ではついに実質主人公となる。たった一人で「雛屋敷」に向かったミヤコを救うべく特鉄隊やメトロ連合軍は救出の手段を検討するも、危険度を差し引いても徒歩では「雛屋敷」には近づけない魔の場所であった。このため元レジスタンスのユウゼンの力を借りて山頂から黒い鳥居を通って「雛屋敷」へ向かう事に。「雛屋敷」の主人が仕掛けた罠や呪いをどうにか退け、何とか敷地内に侵入する。するヨシノが持っていた黒い人形が光り出しユウゼンともども何処かに消えた。幸運にも時置かずして2人は眠っていたミヤコを発見。ユウゼンが置いてきた式神によって特鉄隊の面々や車掌も無事合流した。しかし今の「雛屋敷」は主人の呪術によって迷宮と化しており、おいそれと主人のもとへは辿り着けないようになっていた。それでも屋敷の人形たちはミヤコの帰還を喜んでくれたが人形たちも主人の呪術で半魔物化していて余命幾ばくも無い状態だった。また霧の影響で屋敷内の人形はミストモンスターと化しており、図らずもミヤコは自分の友達と戦い続けなければならなかった。再び現れた狐面の少女は「ご主人様を救えるのはあなただけ。ミヤコがいなければ『雛屋敷』の呪いを解くことはできない」と語り、自身を初代ユウゼンが作った生人形ミヤビだと名乗った。だが目の前にいるミヤビは幻影であり本体は別の場所にいるのだという。そして、ミヤビに力を与えて使役しているのは恩人であるヤエだった。ミヤビの導きにより主人の部屋に辿り着き、いよいよ元凶の雛屋敷の主人と対峙。魔物の主人は何度倒しても起き上がってきたが、ミヤコの説得により人の姿を取り戻し、ミヤコの呪術によって手厚く葬られた。主の消滅とともに発動する最後の罠をも突破して帰還。親代わりの主人と姉代わりのミヤビと会えて感極まったのかミヤコの目から涙が流れるが、人間らしい感情が乏しい彼女は何故泣いているのか理解できなかった。こうして例を見ない難事件は解決へと至ったのだった。雛屋敷の一件が終息した後、ミヤコはユウゼンに付いて回って技術を磨いた。
しばらく出番が無かったが、『シモアマヅの岩戸編』で再登場。呪いを受けて岩戸で療養中のヨシノを迎えに行くため特鉄隊と同行した。インフレ化の波に巻き込まれ、初代シモアマヅが仕掛ける高度な呪術に全く対応・解析できず、ユウゼンのもとで修業したミヤコですら驚嘆の声を上げる事しか出来なかった。
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