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モニュメントレース・第1戦
ラ・プリマヴェーラ
ミラノ～サンレモ
ミラノ～サンレモ・ドンネ

ミラノ~サンレモ(英:Milan–Sanremo)とは、毎年3月中旬に行われる自転車ロードレースである。
ワンデーレースの中でも最高峰の格式を持つ「モニュメント」と呼ばれるレースの第1戦である。

女子選手にもミラノ～サンレモ・ドンネ(英:Milan-Sanremo Donne)として開放されている。こちらについても記載。

概要

その名の通り、北イタリア有数の大都市ミラノからスタートし、フランス国境にも近い地中海に面した港湾都市サンレモを目指すレース。実はこの2都市、直線距離でも200km以上あり、走行距離は毎年変わるが概ね280km以上。本格的なスタート前のパレード走行を含めれば300kmを越えない方が珍しい…と、数あるロードレースでも指折りの距離を走るのが特徴。それでも優勝する選手は6時間半弱ほどでゴールしてしまう(平均時速は40km/hを超える)。

毎年2月から始まる年間の自転車ロードレースにおいて、かなり早くに開催される。特にワンデーレースの中でも格式あるとされるいわゆる「クラシックレース」の中では最も最初のレースであることから、イタリア語で春を表す「ラ・プリマヴェーラ」の別名を持つ。1907年から110回以上の開催の伝統があるこのレースは、クラシックレース中でも格と伝統のあるとされる「モニュメント」と見なされる5つのレースの1つで、毎年多くの実力者が集まる。

モニュメントレースの中では全体的に平坦寄りであり、スプリンターが活躍しやすい。

女子選手にも1999年から解放されていたレースであり、当時は「プリマヴェーラ・ローザ」として開催。2005年に休止となり、その20年後である2025年に「ミラノ～サンレモ・ドンネ」として復活、UCI女子ワールドツアーに組み込まれる事になった。男子と同日開催となり、同コースの一部である160kmを走破する。

復活が難航した背景には、同時期に開催されるトロフェオ・アルフレッド・ビンダとの日程被りが課題となっていたようだ。