ミルト単語

オフライン版では出番が大幅に増加。賢者ルシェンダの側にいて、主人公とアンルシアを見下している。

アンルシアと兄のトーマ王子と幼い頃から一緒に過ごしていて、トーマとは友人関係にある。

トーマを魔元帥ゼルドラドに殺害され、アンルシアも行方不明となったが、アンルシアは勇者の重責から逃げたと思い込んでいた。周囲が絶望に陥っていた中でアンルシアが勇者として戻ったと知らされた際はそれを快く思えず、怒りと失望に取り込まれて亡きトーマにすがるようになっていた。そうして生じた心のスキを魔族に付け込まれ、トーマの遺体を魔族に引き渡した。「賢者の力を超え死人を蘇らせる秘術を見出した大魔導士」と騙されていたため、魔族だと見抜けなかった。

そういった経緯があったため、アンルシアにきつく当たっていたが、トーマのために怒って取り乱すアンルシアの姿を見て考えを改めていき、アンルシアに真実と懺悔を話し、アンルシアから「心がつぶれそうになっても今まで通りで生きることで償ってください。」と告げられた。

仲間たちもアンルシアに突っかかるミルトに反発していたが、真実を知った後は「トーマ王子にすがりつきたいほど思い悩んでいた」、「許されないけど葛藤があった」、「悲しみに付け込んだ魔族を許さない」などと言い、責めることはなかった。