「ミルモでポン!」とは2001年~2006年まで『ちゃお』で連載されていた、篠塚ひろむによる漫画、及びそれを原作としたアニメ。地上界に降りてきた妖精たちと楓を中心とした人間と妖精の交流を描いていく。
登場人物
- 南楓 CV:中原麻衣
- ミルモ CV:小桜エツ子
- 結木摂 CV:徳本恭敏 (役を降板。原因は不明。)→ 浪川大輔 (『ちゃあみんぐ』のみ)
- リルム CV:おみむらまゆこ
- 日高安純 CV:ひと美
- ヤシチ CV:ゆきじ
- 松竹香 CV:保志総一朗
- ムルモ CV:釘宮理恵
妖精たちの特徴
- 魔法の掛け声は最後に「~でポン!」が共通(サリア女王は例外)
- マグカップに特定の飲み物を注ぐと人間のパートナーとなる
- うちわで空を飛ぶ
- 「魔法グッズ」というものがあり、「ミモモショップ」にて様々なものがあり、グッズの裏商品まで備えられている。
アニメ
2002年4月からは、スタジオ雲雀により「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」のタイトルで、2003年9月までTV東京系で放映された。以後はゴールテンタイムに移動し、そのまま「ごおるでん」「わんだほう」「ちゃあみんぐ」とタイトルを変えつつも2005年9月まで、3年半に渡る長寿番組となった。
アニメは原作以上にギャグを重視した作りであり、一応ラブコメであるものの1期では原作を消化しつつのコメディであった。その後は、妖精がなぜか見える謎の転校生「江口沙織」と音楽教師「桐生先生」が登場する「ごおるでん」
突如現れたタコロボット「タコス」が登場する「わんだほう」と続いた。
恋愛以外にも、日高あずみの弟にスポットをあてられたり、松竹家財閥の事情など
シリアスを挟みながらも、アニメオリジナル展開なっていった。
だが、「ちゃあみんぐ」は最終章ということもあってか、コメディは相変わらずながらもそれまでの流れを一転するかのような恋愛重視の作品となった。
余談
- アニメ1期が放送されていた当時、前時間に放送されていた「東京ミュウミュウ」目当ての大きいお友達が、そのままの流れで「ミルモ」を見ていたことが視聴率や知名度アップに大いに関係していた。そして、それまで無名同然だった『ちゃお』の知名度を一気に上げることにもなった。
- 本作放送開始時に新設された土曜朝アニメ枠は、『ミルモでポン!』の放送1時間前に『満月をさがして』、本作品の30分前に『東京ミュウミュウ』と、出版社・玩具スポンサーが異なる女児向けアニメ作品を並べて放送するという極めて実験的な枠であった。つまり、『満月をさがして』(集英社りぼん・トミー)→『東京ミュウミュウ』(講談社なかよし・タカラ)→『ミルモでポン!』(小学館ちゃお・バンダイ)という流れで放送されたことになる。そんなお偉いさんの思惑とは裏腹に、大きいお友達的には、僕は神山満月ちゃん!ネタで有名な満月をさがしてから、朝っぱらから猫耳娘が「地球の未来にご奉仕するにゃん」と申し向ける超上級者向けアニメの東京ミュウミュウ、当時は新鋭声優であり後に竜宮レナ・古河渚・鴇羽舞衣を演じることになる中原麻衣を主演させるどころか主題歌まで歌わせることで声優オタクを唸らせたミルモでポン!へとつながるゴールデンアワーだったことは言うまでもない。
- 本作は何と言っても中原麻衣の初主演作であり、4~5年にわたる放送によって、後に大人気声優になる彼女を一般的に認知させ、スターダムにのし上げた作品である。ちなみに、かのAKB48・渡辺麻友は自己紹介の自慢できることの欄に「ミルモの中原麻衣と握手したこと」と書いている。
- 2012年夏アニメ「人類は衰退しました」にて主人公ととある妖精が、楓とミルモの中の人。また、コップから妖精が出てくるシーンがある(どちらも第5話)。ちなみにどちらも出版は小学館。
- アニメのみで登場したヤシチの子分である「サスケ」と「ハンゾー」そして「ヤマネ」が作者曰く「かわいかった」ので、逆輸入で原作に登場した。
- アニメの声優つながりで「クレヨンしんちゃん」にてしんのすけが見る特撮アニメ「アクション仮面」で、
登場するアクション仮面のサポートキャラ「ミミ子」が戦っているアクション仮面にマラカス振り「ミミ・ミミ・ミミ子でポン!」と呪文を唱え、マラカスから現れた「小龍包」をアクション仮面に差し出すというパロディ演出があった。
関連動画
関連静画
関連項目
子記事
兄弟記事
- なし
- 5
- 0pt