ミーアキャットとは、マングース科スリカータ属の肉食動物である。
概要
キャット、と名前にあるためネコと勘違いされがちであるが、猫の仲間ではない(遠い関係性はあるが直接的にはほぼ無関係)。特徴がちっとも似ていないし、そもそもミーアキャットの綴りはMeerkatである(ネコはCat)。
外敵を監視するため、見張りをする時に二本足で立って遠くを見渡す愛らしい姿が話題になっている。二本足で立つ理由はもうひとつあり、夜のうちに冷え切った(サバンナの夜は異常なまでに寒い)体温を直射日光で温める(特に腹)ためで、一家総出で立っているときはこちらの可能性が高い。
しかし彼等の本質はそんな甘いものではなく、実は「砂漠のギャング」と呼ばれている肉食類である。
普段は小動物などを食べているが、生息地が同じサソリすらも食べてしまう。実はミーアキャットはサソリの毒に耐性を持っており、いくら刺されても平気な顔をしていられるタフガイである。そのため、対サソリなら基本的には一方的に勝つことが出来る。その他、ヘビやクモなど毒のある生き物を獲物とすることがあるため、ギャングというあだ名がついたのだろう。
社会性の高さも特徴であり、30匹程度からなるコロニーで暮らしている。一組の優位のオスメスがつがいとなって子供を産む。逆にそれ以外は一切繁殖活動を行わず、産まれた途端にそれ以外の者達はヘルパーとなり、子育てに準ずる使用人のようになる。逆に優位のオスメスはさほど子育てに協力しない。
ヘルパーは、産まれた子供に教育を施す。しかも段階的にレベルをあげて狩りを教えこんでいく。例えばサソリなら最初に死骸を与え、次に毒針を抜いた瀕死の個体を与えて狩らせる。それに慣れてくるとそれより元気なサソリを与え、難易度をあげていく。こうして最終的には健康体のサソリを狩るよう指示し、狩りが出来るように教えこんでいく。狩りの手本を見せる肉食獣はいるが、こうして人間のように「教育」をする動物は珍しい。
ミーアキャットをモチーフとしたキャラクターとして有名なのは、ディズニー製作のライオンキングに登場するティモンであろう。元々二本足で立つので、二本足で悠々と歩く姿に違和感がないキャラクターとなっている(実際に歩くときは、ほとんど四本足である)。
風評被害について
「淫夢くんオッスオッス!」
「違う!似ているがそれはスローロリスくんのほうだ!
その件に関してはスローロリスくんの記事……というか淫夢くんスレで語ってくれ!」
関連動画
関連項目
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