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ミーゼラ・セレステラとは、宇宙戦艦ヤマト2199に登場する女性キャラクターである。担当声優は茅原実里。 この項目では、部下であるミレーネル・リンケについても記述する。
「ジレルの魔女」
大ガミラス帝星の女傑であり、宣伝情報相である。蒼い肌を持つガミラス星人とは異なり淡青灰色の肌と、尖った耳をもつ惑星ジレル出身の非ガミラス星人である。
国内の情報機関の管理並びに国家宣伝と国民啓発のプロパガンダ活動の主導、デスラー総統の演説原稿作成などその仕事は多岐にわたり、アベルト・デスラーへの各方面の報告を担当するなど直近の部下として彼からの信任も厚い。 彼女の出身とその存在を快く思わない他の軍人、官僚からは「女狐」「ジレルの魔女」と揶揄されている。またイスカンダルに対して複雑な感情を持っている様子である。
情報省専用艦として、紫色のハイゼラード級航宙戦艦「シャングリ・ラー」を所有し女性士官のみで運用している。
バラン星にドメルが着任した後、情報部自らヤマト鹵獲に乗り出す。部下のミレーネルを工作員としてヤマトに潜り込ませるも作戦は失敗しミレーネルは死亡する。彼女の死に、「これで私はひとりぼっち・・・」と一筋の涙を流した。 ドメルによると彼女はワープゲート（超空間ネットワーク）を開発した先史民族の末裔であることが語られている。 その後はゼーリック国家元帥のクーデターを早期に察知し、デスラー総統の身を暗殺から守る事に成功した。
その後、ユリーシャ・イスカンダルと間違われガミラス星に迎えられた森雪と接触。彼女の過去とイスカンダルへ対する心情を雪に語った。精神干渉のできる種族の最後の生き残りだったか非ガミラス人であったため幼い頃からミレーネルと共に収容所に収監されていた。そんな彼女達をデスラー総統自らが保護し彼女達に居場所を与えた。現在はデスラー総統が実行する＜デスラー・ドクトリン＞に賛同し、彼に対する絶対的な忠誠を誓っている。そして自らは手を出さずに“救済”を与えるイスカンダルを非難している。（ただデスラー自身は彼女の忠誠に対しなにかしらの感情を持っているようである）そして雪がユリーシャでないことを看破するが計画上支障がないため総統からは黙認される。
ミレーネル・リンケ
担当声優は岡村明美。大ガミラス帝星の中央情報部の特務官であり階級は中尉。地球年齢で18歳相当。ゴスロリ、親戚の娘、人形、国連軍士官、看護師、ニュースキャスターなどに扮するコスプレイヤー。
セレスレラと同じ惑星ジレルの出身で、ヤマト鹵獲作戦に参加するためにバラン星に訪れる。
彼女はバラン星の中心部にあるアケーリアス遺跡の装置を用い、銀河外縁部を抜けた宇宙戦艦ヤマトに対し、事前に次元潜航艦が仕掛けた特殊粒子の宙域にて自らの思念体をヤマトに潜入させ、ヤマト乗組員に精神攻撃を仕掛ける。宇宙空間に雪が降り、＜歌＞が流れた後ヤマトの乗組員は姿を消し、波動エンジンと管制制御を除く全ての装置が停止してしまう。しばらくしてヤマトはある座標に向けてワープ準備に入ってしまう。そして哨戒任務に出撃して難を逃れた古代進、森雪も帰還後に同様の精神攻撃を受け意識を奪われてしまう。
ミレーネルが森雪の精神に接触し情報を得ようしたその時に、いるはずのないイスカンダル人の存在に動揺。一時的に古代、雪への精神攻撃を止めて身をひそめる。その後ワープを中止させるためにエンジンルームに来た森雪に対し再び精神攻撃をかける。だが後一歩のところで精神攻撃を打ち破った古代が彼女の思念体をコスモガンで打ち抜き雪を救った。だが彼女自身は思念体なため「痛いじゃない♥」と無傷だった。
しかし、岬百合亜に憑依した何者かがミレーネルの思念体を波動エンジン内に幽閉、再起動させたエンジン内の波動エネルギーに呑まれ苦しみ絶叫するうちに彼女の思念体は消滅。彼女の精神は肉体に帰ることなく死亡した。
ヤマト鹵獲には失敗したものの、彼女の思念体が消えさるまで収集されたヤマト内部並びに外部のデータと謎のイスカンダル人の存在がガミラス側にもたらされたのである。
「魔女はささやく」
このエピソードは初代における古代進の過去回想と、設定されたもの話数削減により本編では使われなかった女スパイイローゼ、そして松本零士の漫画版に登場する精神干渉可能な種族であるデスラーの妻子の物語「外伝 永遠のジュラ」の設定をベースとした初代にはないオリジナルストーリーである。
演出には実相寺昭雄、スタンリー・キューブリック作品などにみられる現実と幻想が混ざり合った不思議な世界観をラーゼフォンで培った技術で出渕裕監督自らが絵コンテを切って描いている。
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関連項目
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