ムッムッホァイとは、GBAの探索型アクション『キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲(02年/コナミ)』に出てくる隠しプレイヤーキャラ、マクシームが発する掛け声である。
彼は主人公、ジュスト・ベルモンドとは桁違いの機動性を持ち、TASにおいては変態じみた動きを見る事が出来る。転じて、このような変態的な動きや速さを特徴に持つTAS動画にこのタグがつくようになった。
~お知らせ~
最近、悪魔城TAS以外の動画でNKT...したりデレデレデェェェンしたりIGAAAAAAAAAする輩が問題視されています。
関係のない動画の場を乱すことのないよう適切なコメントをお願い申し上げますホァイ。
マクシームを変態たらしめている原因を追究してみた。
以下、2chのドラキュラスレより。
立ちポーズ…世界観に合っていない格好が素晴らしい。なんと少しニュートラルにしておくと立ちションを始める。
いや、別に向こう側を向くだけなのだが初めて見たときは立ちションだと思ってしまった。
なので、前フリが長いボス戦(タロス戦)などでは、武者震いついでに用を足しているようにも見える。
歴戦の兵(つわもの)かつ変態でなければ絶対に実行できないレベルの高い行動、と言っていいのではないだろうか。
ジャンプ…三段ジャンプ。「むっ」という野太い声を発しながら変なポーズでジャンプ。
素早くて使い易い。たまに「ほぁいっ」という声を出すところが変態らしい。
B…立ち攻撃。Rダッシュと同じドット絵という所に、「あぁ、おまけなんだな」と思わせる何かがある。
隙が少ないので使いやすい。空中で何度も出せたりするので、甘ちゃんジュストでは味わえない爽快感がある。
下B…足払い。これまたスライディングと同じドット絵。どんな足払いだよと言いたくなるが、性能が変態。
なんと連打がかなり利くので、懐に飛び込んで足払い連打、の変態コンボで敵を早々と仕留める事が出来る。
J上A…回転アタック。上を押し続ければ、MPの続く限り回転し続けられる。クルクル回転しながらレギオンに突っ込んでいく様はまごうことなき変態だが、この奥義で鉄球チキンレースの鉄球をすり抜けられたりするので、あなどれない。
キシン流奥義1…敵だったときの様なインチキ臭い数の分身は出ないが、それでも強力無比な必殺技。
分身の数が少ない分、最後をダブルクロスライダーキックで締めているは変態的に高ポイント。
MP50%消費が痛いが、これを2度出し終える頃には大抵のボスは沈んでいるので、まさに奥義と呼ぶにふさわしい。
でも本体のポーズは立ちション。
キシン流奥義2…ベホマ。ハート50消費で全回復。性能良すぎ。ジュストと戦った時に何故これを使わなかったのか
理解に苦しむ。これも立ちションポーズで行う奥義(更に回復技)なので、いやがおうにも今は無き飲尿健康法を思い出さずにはいられない。
この変態じゃリディを射止める事など絶対に無理だなと思った。
ホァイ!
変態の系譜
そんなマクシームの変態っぷりに導かれるように、他のドラキュラシリーズTASでも様々な移動方法が模索された。
興味深い…いや悲しいことに、そのほぼ全てが変態的であった。以下にその変態達の名前を記す。
尚、「またこの一族か」とよく突っ込まれるが、マクシーム自身はヴァンパイアハンターの一族ではない事に留意したい。
- シモン・ベルモンド
ご存知『悪魔城ドラキュラ』初代主人公。移動性能こそ常人クラスだが、高速微振動で段差や階段を引き寄せる地形改変を駆使するリフォームの匠。悪魔城は初代の頃から姉歯であった。攻撃面では相打ち鞭多段ヒットによる刹那の超火力を持つ、肉を切らせて骨を切るワイルドな変態である。
一方、SFC版ではダメージブーストしながらぶら上がる変態と化していた。
続編の『ドラキュラⅡ 呪いの封印』では世界をバグらせてシーケンスブレイクし、どこからともなくドラキュラの遺物を取り出す様が多くの視聴者を戦慄させた。
『白夜の協奏曲』にもゲスト出演。階段を高速で登る悪魔城エスカレーターという新技術を開発した高性能じいちゃんとなった。まだまだ若造には負けられないご様子。
- ラルフ・C・ベルモンド
『悪魔城伝説』の主人公にして、3人の仲間を引き連れ悪魔城に挑んだ男。火力はサイファ、移動性能はグラント、変態度は後のアルカードに劣り、全員共通して空を登ることができるため空気気味。
しかし、歩いているだけなのに「普通に歩く変態」と称され、何もない場所でいきなり上に登ったと思いきやメモリの海に潜り、自身もバグりながら上り下りを繰り返して最終ステージに侵入する様は「メモリの海を上り下りする変態」と称された。
- マリア・ラーネッド
初登場の『血の輪廻』で、常に前転で移動するという斬新な方法でリヒターの出番を奪った幼女。合言葉は「マリア兵器だもん!」その言葉に偽りはなく、圧倒的な火力で敵を瞬殺していく為、リヒターの「最強のヴァンパイアハンター」という肩書きの後ろに(笑)をつけてしまう羽目に。
後の『月下の夜想曲』では四神の力を操り頭蓋骨と跳躍力を強化していた。
『ギャラリー・オブ・ラビリンス』ではゲスト出演。ヘッドスライディングが可愛いが兵器っぷりは相変わらずであった。
- リヒター・ベルモンド
幼女に出番を奪われた悲劇の主人公。本編では割と常識人(移動方法的な意味で)だったのだが、『月下の夜想曲』では異常な滞空力を駆使して悪魔城の外側を突き進んでいた。
『ギャラリー・オブ・ラビリンス』でも同作のキャラチェンジシステムを活用し、マリアとタッグでゲスト出演。その際に見せた滑るような横移動や、自由落下するよりも高速なハイジャンプ連打によって変なポーズでスイーと上に登る様は「上に落ちる変態」と称され、「機動のリヒター、殲滅のマリア」と賞賛された。
- アルカード
『月下の夜想曲』の主人公。極限まで最適化したバックダッシュがカサカサ聞こえる事から付いた渾名が「ゴキカード」。
これにちなんで、以降の作品でもバックステップとキャンセルを活用してまるで滑るように移動する方法を「ミシン流走技」「有角走法」などと呼ばれるようになった。
大ダメージを食らったときに起こる「吹っ飛び」による大胆なショートカットも必見。たまにこれをリヒターのそれにちなんで「横に落ちる変態」と称することもあるそうだが…?
また彼がドゥエを行使した時の姿は「地面に落ちたセミ」と称された。(特に蒼月)
マジカルチケットを活用したホァイなどベルモンド家には真似できない方法で実家(悪魔城)を蹂躙する。
更にサターン版ではマリアモードのセーブデータを用いて特定の動作を行う事で、全魔導具を引き継ぐバグを用いた悪魔城リレーを披露している。
- ネイサン・グレーブズ
GBA第一作『Circle of the Moon』の主人公。
後期の作品に比べれば地味なものの、軽快なジャンプと猛烈なダッシュを組み合わせた悪魔城マラソンやカードを駆使した画面外ワープ+骨投げ暗殺はやはり変態を感じさせる。
また、巨大な骨を投げつけてあらゆる敵を粉砕していく様から「ホネイサン」という愛称を持つ。
制作(建築)会社が違っても、姉歯はやはり姉歯であった。
- ジュスト・ベルモンド
マクシームのせいで(TAS的に)影の薄い『白夜の協奏曲』の主人公。
しかし変態っぷりは負けておらず、フローティングブーツによるフワフワした動きからの壁抜けは「加速のマクシーム、浮遊のジュスト」と称えられている。
最近では余興として月下マリアに勝るとも劣らぬ天上頭突きを習得し「削岩のジュスト」とも呼ばれるようになったとか。後にジュストはこの削岩を極め、勢いよく飛び上がったかと思うと、天井に頭をピタッと貼り付け、鞭を振りプルプル震えながら抜けていくという移動法が生み出された。マクシームとは全く異なる方向性の変態的移動法を得たことで、今後ジュストの評価が見直されるものと予想される。
昨今「滑りテク」という技が発見され新しい境地を開いた。
更に、序盤のタロスを利用したホァイによりカメラがバグった状態(通称「監視カメラ映像」)のまま入城したり、ラルフ譲りのメモリ航海によるフラグ改変による悪魔城ドッキリを披露し、5分以内に城を崩壊させるまでに至っている。
- ユリウス・ベルモンド
『暁月の円舞曲』の隠しキャラであり最後のヴァンパイアハンター。そのキモさは「ドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥエ」を参照。彼の与えたインパクトは絶大であり、後のドラキュラTASではまずドゥエ的移動法を見つけるところから始まると言われているとかいないとか。
のちの『悪魔城ドラキュラHD』では阿修羅閃空のような移動技に「色即是空…」ボイス追加+性能強化によりシキソリストという新たなブームを生み出した。
一方で最近ではカトブレパス(牛)を使った新たなるホァイを生み出すことによって、マクシームにも勝るとも劣らない変態性を発揮している。
2023年にはハイジャンプによる角抜けが発見されホァイのバリエーションが劇的に増加、以前より発見されていたプリッ玉複数取得バグも更なる進化を遂げ、前記録から2分以上という大幅更新が達成された。
- 来須蒼真
どこにでもいる男子高校生も実は変態だった!?『暁月の円舞曲』および『蒼月の十字架』の主人公。
最初はバックダッシュすら出来なかったものの、その「支配の力」で徐々に変態へと進化していく。
蒼月の十字架では画面外に移動するだけでなくフラグやデータすら書き換えていた。さすが生まれ変わり。
ドゥエやバックダッシュしゃがみキャンセルによる失礼剣などの細かいテクニックも見所だが、結局最後はブラックパンサーに持っていかれてしまうのは仕方のないところか…。
2013年3月末、度重なる更新の結果、『蒼月の十字架』において入城せずにクリアすることが可能となった。通称悪魔城ドッキリ。
- ジョニー・モリス&エリック・リカード
『バンパイアキラー』の主人公達。
ジョナサンの父親であるジョニーは飛び跳ねながら各地を進み、時に壁抜けして真上に飛んでいった。やっぱり変態じゃないか!
しかし、鞭を振りまくって進む姿は鞭のデメリットで寿命を削りすぎたと視聴者から思われ、「納得の短命」と称された。
一方、エリックはこれといった変態行動を起こさなかったものの、後年ジョナサンとシャーロットが入城した際には「ちょwwwよくやったwwwwww」で有名になった。
以降、悪魔城TASに何らかの更新が入ると「ちょwwwよくやったwwwwww」と書き込まれるようになった。ちょwww上出来だwwwwww
- ステラ&ロレッタ
『ギャラリー・オブ・ラビリンス』のシスターモードにおける主人公達。
敵としてはサンクチュアリで即浄化されるが、プレイアブルで使えるシスターモードではこれと言った変態行動を起こさず、他の変態達と違い静寂の中で淡々と敵を倒して進む姿が「変態淑女」と称された。しかし、一部のボスをフライングして倒す様は変態の片鱗を感じさせる。
ちなみに、本編でウインドから貰える武器として「ステラソード」が登場し、説明文でも伝説の剣士キシンの剣と書いてある。が、同じ名前のステラが持ってる剣と誤認されることが多い。お姉様があんな変態軌道をするわけではない。
- ジョナサン・モリス&シャーロット・オーリン
『ギャラリー・オブ・ラビリンス』の主人公達。
初TASでは操作キャラ切り替えを駆使した「シャーロット!ジョナサン!シャーロット!ジョナサン!」で画面外へ直行し、お互いの名前を呼びつつ画面を揺らすという大胆な行動を見せつけた。
ドゥエやカサカサを習得し、ボス戦でもダメージソースの9割を担うジョナサンに比べてシャーロットの出番が少なくなった一時期は倦怠期が噂されたものの、後のタイム更新ではロケーションに拘る変態バカップルぶりを披露した。
また『悪魔城ドラキュラHD』においてはジョナサンのソニックアタックを利用したワープ「ソニックホァイ」が発見され、まさかの実機オンラインプレイでの集団ホァイが可能に。
- シャノア
『奪われた刻印』の主人公。後述のアルバスに(主にインパクトの面で)隠れがちであったが、最近ドゥエやエクソシスト的移動法、有角走法などを習得し、アルバスに負けじとも劣らない変態っぷりを見せる。
後に加速のグリフ「イニレ・ラピドゥス」を取得。ブラックパンサーとドゥエを組み合わせた全く新しい移動法「イニレ・ラピドゥエ」が開発された。その流れるような変態ぶりはさすがアルバスの妹弟子といったところ。また飛翔のグリフ「ウォラーレ」を活用した壁抜けホァイが開発され変態に磨きがかかった。
2024年12月には久々の更新で「触れてもいない宝箱を開ける」、「ポーズ連打で壁抜け」、「1周目からカニ瞬殺」などの新技を駆使してなんと8分もの更新を達成。しかしルート変更の都合でイニレ・ラピドゥエが拝めなくなったのは少々惜しまれる。
- アルバス
シャノアの兄弟子。「画面をタッチするとMPを消費してタッチしたところへ障害物を無視してワープする」「バックステップが全身無敵」という仕様により、後ろ向きにスキップしながら「ユーキャンヒッミー(フッフッアタランヨ)」し超高速でステージを駆け抜けるという、今までとは違う変態っぷりを披露した期待の新星。
驚異のスピード感はエコノミーのコマ送りと錯覚するほど。
- オールドアクスアーマー
ごく普通のザコ敵がまさかの変態だった件
操作自体は『月下の夜想曲』で「アックスアーマーのよろい」を装備すれば一時的に操作可能だったが当時はただの縛りプレイ用に近い趣味防具であった。
だが『ギャラリーオブラビリンス』で隠しモードの操作キャラとして登場した際には斧を頭上に添えるだけで敵を切り裂いたり鎧の重さなんか無かったかのようにカサカサ移動をしたりリヒターやジョナサンに負けじと上に落ちたりと変態じみた機動性を見せて視聴者達を驚かせた。
但し他と違ってぼっちなので多段ヒットが出来ないのが唯一の欠点か。
お前、中身は誰なんだ?
- レオン・ベルモンド
『キャッスルヴァニア』の主人公にしてベルモンド一族の始祖。
接触するだけで燭台を破壊するが、子孫たちのような変態軌道は見せない悪魔城マラソンスタイル。
だが、その真骨頂は錬金術。アイテム増殖バグを駆使して大量の宝石を生み出し、資金とジュエルクラッシュの弾を補充していく姿は「レオンのアトリエ」と称された。
- クリストファー・ベルモンド
GB版「ドラキュラ伝説」「ドラキュラ伝説II」及びリメイクの「ドラキュラ伝説Rebirth」に登場。
当初悪魔城TAS内ではこれといった変態性特徴的な動きはなくベルモンド家の良心だの常識人だのベルモンド最弱だの散々な言われような彼だったが、ついに彼もその真の力を開花させた。
マクシームの様なホァイとはベクトルは違うものの、その変態性は唯一無二のもの。
詳しくは当該記事にて。
- ソニア・ベルモンド
黒歴史ことGB「漆黒たる前奏曲」の主人公。
平時はクリストファー同様に特徴的な動きはないものの、ロープに捕まった瞬間左右にブルブル震えながら登り、それを利用してステージをスキップしたりとロープが絡むとその変態性を顕にする。また、地形をズラして敵を回避していることから黒歴史でも姉歯は姉歯であった。
関連動画
関連項目
- ゲーム
- 悪魔城ドラキュラ
- TAS/悪魔城TAS
- シャーロット!ジョナサン!シャーロット!ジョナサン!
- ドゥエドゥエドゥエ
- ハットゥイヤッ
- エイハッゴン!
- チンチン!トゥ!
- フッフッアタランヨ / ユーキャンヒッミー
- マリア兵器だもん!
- キシン流奥義
- いつもの曲
- NKT
- デレデレデェェェン
- 変態30
- 公式がホァイ
- 人は、キシンになれる。
- デンジャラスゾンビ
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