概要
ムービーゲーとは、ビデオゲームにおいてゲーム内のカットシーンもしくはムービー(動画)が多いゲームを指してコミュニティ間で呼ばれている俗称。ゲームそのものが動画で構成された「LDゲーム」や物語主体のノベルゲームやアドベンチャーゲームなどの場合はこの呼称はあまり使用されず、主にRPGやアクションゲームなどで本来のゲームプレイではないムービーが占めている場合に使われることが多い。
ゲームにおける「ムービー」の定義はコミュニティやプレイヤーによって異なる場合があり
これら二種のどちらか、もしくは両者がムービーとして扱われている。両者に共通するのは「プレイ不可能で画面を見るだけ」ということである。
ゲームソフトの大容量化と共に演出としてゲームソフト内のムービーが増えている傾向があり、特に光学メディアが登場した直後には動画ファイルの映像だけで構成されたLDゲームも多く登場した。プリレンダムービーを使用しているケースでは内部容量の過半数が動画ファイルに使用される事もある。また、極端な例ではカットシーンやムービーをスキップせずにプレイした場合、プレイ時間の三分の一がムービーとなったという話も存在するという。
ゲーム内でのムービーは物語などの演出としてよく使用される手法のひとつではある。近年では技術の進化によりゲームプレイからシームレスなカットシーンを実現していたり、カットシーンやムービー内で「QTE」と呼ばれるアクションを導入するなどしてゲームプレイに結び付けている例もある。しかし、そういった演出の誤用や乱用はゲームに悪影響を与えているという意見もあり、そしてコミュニティ間でムービーが多いゲームがムービーゲーとして揶揄されてしまっている例は決して少なくはない。
関連項目
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