ムーンリバーとは、1961年のアメリカ映画「ティファニーで朝食を」の主題歌として作曲された楽曲である。
ちなみにこの曲をアレンジしたものが、JR東日本の駅で発車メロディとして採用されている。
概要(原曲)
作詞はジョニー・マーサー、作曲は映画の音楽を担当したヘンリー・マンシーニが行なっており、映画の中ではオープニングやエンディングで流れる他にも、この映画の主演であるオードリー・ヘップバーン自身が歌うシーンもある。
映画の主題歌として1961年のアカデミー歌曲賞を受賞し、翌年のグラミー賞では最優秀レコード賞・最優秀楽曲賞・最優秀編曲賞の3部門を受賞した。
スタンダードナンバーとして、多くのアーティストに歌われている曲であり、ジェリー・バトラーが全米11位、ダニー・ウィリアムスが全英1位の大ヒットとして記録されている。世界で最も多く聞かれているのはアンディ・ウィリアムスのバージョンであろうが、彼はこの曲を本国アメリカでは当時あえてシングルカットせずアルバムのリードトラックとして売り出し、そのアルバムは全米3位を獲得し176週間に亙って200位圏内にランクインするロングヒットとなった。(もちろん英米以外の全世界ではシングルカットされた。)オリジナルのオードリー・ヘップバーンは音声単体でのリリースを拒んでいたためか、音声のみで商品化されたのは彼女の死後のことである。
歌詞に出てくる「ムーンリバー」について、ジョニー・マーサーは、故郷のジョージア州サバンナの実家の裏に流れる「バックリバー」という川をモチーフにしたと述べている。
概要(発車メロディ)
JR東日本の駅発車メロディとしては、1990年代に永楽電気が編曲されたものが一部の駅に導入された。
しかしながら近年では、新出のメロディに交換され、現在でも使っている駅は常磐緩行線の北小金駅のみである。
関連動画(原曲)
関連動画(発車メロディ)
関連項目
- 2
- 0pt