メアリと魔女の花とは、スタジオポノック制作のアニメ映画である。2017年7月8日公開。
概要
2014年にスタジオジブリが制作部門の解体を発表したことにより、多くのスタッフがジブリを退社した。その中のひとりであり、「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」監督の米林宏昌は、同じく「マーニー」プロデューサーの西村義明とともに、スタジオポノックを設立した。「メアリと魔女の花」は、この制作会社による長編アニメ第1作となった。
原作はイギリスの児童文学「The Little Broomstick」(日本語名「小さな魔法のほうき」)で、魔女をモチーフとしている。作画担当には多くの元ジブリスタッフが関わっており、動きのあるアニメーションを主体とした、これまでスタジオジブリで作られてきた作品の路線を継承するものとなっている。
また、スタジオジブリ作品と同様に日本テレビが製作委員会に参加している。映画公開時にはスタジオジブリ作品とのつながりをイメージさせる「魔女、ふたたび。」というキャッチコピーが付けられた。公開翌年の2018年には「金曜ロードSHOW!」で初放送された。
スタッフロールには、「感謝」として宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫の3名がクレジットされている。
主人公のメアリは杉咲花が担当。また、もうひとりの主要キャラクターであるピーターの声は神木隆之介が担当している。
ストーリー
赤い館に引っ越してきた11歳の少女メアリは、迷い込んだ森で7年に1度しか咲かない不思議な花『夜間飛行』を見つける。それはかつて、1人の赤毛の魔女が「魔女の国」から盗み出した禁断の魔女の花だった。
不思議な力を手に入れたメアリは、魔法のほうきに連れられて大きな雲の中にある魔法の国にたどり着く。そこでメアリは、魔法世界の大学「エンドア大学」の校長マダム・マンブルチュークに才能を誤解されたことにより、大学への入学を許される。
しかし、夜間飛行を持っていることを勘付かれると、マンブルチュークの態度は一変する…
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関連項目
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