メアリーとは、フリーのホラーゲーム「Ib」に登場するキャラクターである。
概要
ゲルテナの不思議な美術館に迷い込んだイヴとギャリーが出会った、美しい少女。名前の綴りは「Mary」。
金色の髪に青い瞳、緑のワンピースに青いリボンスカーフをしている。
所持している薔薇の色は黄色。
性格
性格は幼く、純粋。可愛い人形や甘くて美味しいマカロンやクッキーなどのお菓子が好きで、クレヨンのお絵描きとお人形遊びは特に好きとの事。逆に苦手なものは虫と火。好きな色は黄色やピンクで、青はもっと好きらしい。
父親の事が大好きなようで、上記のように外の世界にいる父親に会いたくて外に出たがっているようだ。
美術館を脱出するため、イヴとギャリーと共に行動するようになる。
しかし・・・
以下の項目は、ネタバレ成分しか含まれていません。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
彼女の正体
メアリーは実在する現実世界の人間ではなく、 「メアリー」というゲルテナが生涯最後に制作した作品である。
それは絵画に宿った強い魂が自我を持ち実体化した存在で、外の世界(現実世界)に憧れを抱き、いつしか外に出て人間として暮らせることを夢見ていた。
持っていた黄色のバラは造花。
ゲルテナの作品として誕生した時からすでに所持していたのか、外の世界の人間たち(イヴやギャリー)と関わりたいが為に用意したのかは不明。
「同い年の友達が欲しい」と語っていたように、イヴの事を非常に気に入っている。
その為かは分からないが、 エンディングの分岐によっては、奇妙な世界での記憶を失って現実世界に帰ってきたイヴの姉妹として、家族の中に入り込んでいる。
逆にギャリーのことは軽視、あるいは敵視している節がある。(しかし、スケッチブックの中にある「びじゅつかん」のメアリーが描いた落書きには、イヴやメアリー、そしてギャリーも一緒に描かれているため、本当はギャリーとも仲良くなりたかったのかもしれない)
しかし探索の途中でイヴたち2人とはぐれてしまったギャリーが、 本棚で見つけたゲルテナ作品集の中に「メアリー」の作品を見つけ、彼女が人間ではないことに気付いてしまったことで事態は急変。さらにギャリーの近くにあった「聞き耳」→「告げ口」の絵画を通してメアリーがその事を知ってしまったために事態はさらに悪化し、最終的にその正体がバレてしまうことでメアリーは2人と決裂。
結果としてメアリーは口封じのためにギャリーを美術館の世界に閉じ込め、現実世界の人間に成り代わろうとする。
「メアリー」が描かれていた本体の絵画は「おもちゃばこ」の奥深くに飾られており、本体の絵画が燃やされると、彼女も消えてしまう運命にある。
なお、ver1.02でメアリーの絵がある部屋に絵本(中には「友達の作り方」と記された本)やクレヨンの落書き、メアリーの日記と思わしきものなどが追加された。
彼女の絵を燃やした後にこれらを見て、形容し難い罪悪感を抱いたプレイヤーは少なくないだろう。
更にVer1.04で2つのメアリーEDが追加された。・・・どのような結末になるかは、自身の目で確かめて欲しい。
余談だが、黄色い薔薇の花言葉は「友情、嫉妬」または「薄れゆく愛情」という意味がある。
初めはイヴと(あるいはギャリーとも)友達になりたいと思っていたのに、自分がゲルテナの作品であることがバレてしまい、最後は友達になりたかったはずのイヴにパレットナイフを突きつけてしまうという、メアリーの寂しい心情の事を指しているのかもしれない。
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関連項目
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