メイケイエール単語

メイケイエール
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すぎた天才少女、堂々の復活!!

2022年 GⅢシルクロードステークス ラジオNIKKEI山本直実況より

メイケイエールとは、2018年生まれの日本競走馬である。
2021年クラシック世代を代表する狂気名古屋走りお嬢様アイドル

な勝ち
2020年: 小倉2歳ステークス(GIII)ファンタジーステークス(GIII)
2021年: チューリップ賞(GII)
2022年: シルクロードステークス(GIII)京王杯スプリングカップ(GII)セントウルステークス(GII)

概要・来歴

メイケイエール
Meikei Yell
生年 2018年2月23日
サラブレッド
性・毛色 鹿毛
生産 日本JPN
生産者 ノーザンファームexit
(北海道町)
競り価格 2600万
(2019年セレクトセール)
馬主 名古屋競馬株式会社
調教師 英智(東)
騎手 武豊(-2021.8)
池添謙一(2021.10-)
名意味 冠名応援(英語)
戦績 13戦7勝 [7-0-0-6]
獲得賞 3億1306万円
(2022年9月現在)
受賞歴
アイドルホースオーディション
1位(2022)
競走馬テンプレート

ミッキーアイルシロインジャーハービンジャーという血統。名でピンときた人もいるかと思われるが、白毛初の重賞ホースであるユキチャンであり、そのシラユキヒメを祖とする白毛一族と同じファミリーである。もっともメイケイエールは祖ディープインパクト由来の鹿毛だが。ちなみに船橋競馬場所属の従兄弟マシンガン(こちらも鹿毛)と共にユキチャンにとって初めての孫世代、シラユキヒメから見ても初めての曾孫世代となる。
マイル・短距離戦線で活躍したディープインパクト産駒でこれが初年度産駒。キングジョージなどを勝って種牡馬として来日、ディアドラノームコアを輩出しまずまずの成績を収めている。

メイケイ」の冠名を掲げる馬主名古屋競馬株式会社は、中京競馬場の施設管理を業務とする企業一外部企業としてレース場をJRAへ貸し出しており、同時に中央競馬企業馬主も務めるという割としい企業である。

1歳: 天才少女、落札

オーナー名古屋競馬(株)2019年セレクトセールを探していたものの、潤沢な資を持っているわけではなかったために、万円単位の札束バトルが繰り広げられるセレクトセールではめぼしいはどれもこれも高額すぎて手が出なかった。そんな折、世話になっていた武英智調教師から「で一頭…どうしても気になってて、見ていただきたい子がいるんです」と紹介され、同社が(同社にとっては相当大盤振る舞いの)2600万[1]で競り落としたのがシロインジャー2018、のちのメイケイエールであった。
この時は係員示に問題なく大人しく従う姿を見せていた(下動画の23:38辺りから)。

名は同社の伝統で社内募され、「みんなに応援してもらえるになって欲しい」という願いを込めてメイケイエールと名付けられた。そして、彼女は後にその願いをピタリと体現したアイドルホースとなっていく。

2歳: 天才少女、デビュー

2020年8月福永祐一上に小倉競馬場デビュー新馬戦では行きたがるそぶりは見せたが内もあってそれほど極端ではなく、直線はスッと持ち出されて脚を披露。1200m戦なのに持ったまま5身差をつける圧勝でデビュー勝ちを決める。

続いて同じ舞台小倉2歳ステークス(GⅢ)では武豊に乗り替わり。前走以上に引っかかった上に大外を回らされたが、直線では再び鋭い末脚を発揮。1番人気モントライゼを難なくかわして重賞初制覇を飾る。
ミッキーアイル産駒と管理する武英智調教師にとっても初のJRA重賞初制覇となった。

3戦は地元関西に戻ってのファンタジーステークス(GⅢ)。200mの距離延長となったこのレースもやはり外で手に引っかかり、々と先団に進出。しかしまたも直線では手応えの違う脚で後続を振り切り3連勝を飾る。この時の勝ち時計1分2012歳芝1400mのレコードタイムであった。

4戦はさらに距離を延長し、遂にGI初挑戦となった阪神ジュベナイルフィリーズ重賞2勝の実績は上位だったが、距離延長が不安視され3番人気にとどまる。1番人気は同じく重賞2勝を含む3戦全勝、しかも当歳時からの幼馴染かつ同じ白毛一族でこちらはきちんと白毛ソダシであった。

大外からのスタートとなったメイケイエール。やはり中は相当掛かったが、これまでのキャリアの中では較的スムーズ競馬になった。しかし1600m戦でこのロスは大きく、直線で一時は先頭に立つ勢いだったが最後に脚色が鈍り4着。初を喫した。

3歳: 天才少女、暴走、迷走

牝馬クラシック戦線: チューリップ賞(GⅡ)桜花賞(GⅠ)

阪神JFワンツーとなったソダシサトノレイナス桜花賞に直行する中、メイケイエールはトライアルチューリップ賞に出走。気性面の不安は明らかだったが、出走のうち重賞ホースは自身のみ。さすがに格が違うとあって1.6倍の断然人気に推される。

最内から好スタートを決めた……まではいいのだが、周囲を囲まれるやエキサイト。その掛かりようはこれまでのではなく、「ロデオどころか獅子舞」「(馬主名前から)名古屋走り」とまでコメントされるほどの暴れようを見せる。結局武豊も抑えるのを諦め、3で先頭に立つめちゃくちゃな競馬に。直線に入った頃には全く手応えがなくなった……かに見えたのだが、後続各が追ってきてもなかなか先頭を譲らない。結局内でったエリザベスタワーともつれるようにゴールを通過。判定の結果1着同着となり、重賞3勝を手にした。しかしこれで35年連続重賞勝利(!?)となった武豊の表情はさえず、地の差で勝ったには勝ったものの、気性面の課題がさらに膨らんだトライアルとなってしまった。

本番の桜花賞。中間に武豊が負傷離脱というアクシデントに見舞われ、代打として癖操縦と癖のある騎乗定評がある横山典弘上に迎える。気性の不安は尽きなかったが、実と実績からは見限るわけにもいかず、また「ノリならなんとかするんじゃないか」という期待もあり3番人気に支持される。
またちょうどこの頃、歴代競走馬擬人化した美少女キャラによるレースゲームウマ娘 プリティーダービー」が爆発的なブームを起こしており、この話題を受けた名古屋競馬中西社長が「是非ともメイケイエールもウマ娘に加えて欲しい」と発言。同ゲームファンからもにわかに注を浴びることになった。

だがしかし営は当日シャドーロールやメンコ等の矯正具を全て外す拘束全解除での出走という奇策にでる。その結果は……レース前から制御不能な状態で、ゲート立ち上がり出遅れ。さらにノリ々に諦めるほどの掛かりようでまたも中先頭に立つ暴走。直線では々にガスし、最下位18着の大惨敗おまけにハミ受け不良調教再審まで食らい、さすがのノリも「競馬以前の問題」とバッサリ。ずっと囁かれながらなんだかんだ乗り越えていた不安が最悪の形で噴出し、また「ウマ娘」をきっかけに競馬を見始めた初心者には「出遅れ」「掛かり」[2]がどういう状態なのかをまざまざと見せつける結果となってしまい、ネット上では「二重人()格」「エヴァ初号機」「こち亀本田速人まで形容されてしまった。それだけに留まらず、メイケイエールに横からぶつかられ外に押し出される不利を受けて走る気を失い15着に沈む被害を受けたソングラインが、その後次走NHKマイルカップ2着→関屋記念3着→富士ステークス1着と、や古を交えたマイル重賞で連続して好走していることから、「もしソングラインがメイケイエールからの不利を受けていなければ桜花賞での入着、馬券に絡む展開も十分あり得たのでは?」という疑念が持たれるという遺恨を残す結果となってしまった。[3]

スプリント転向、しかし……: キーンランドカップ(GⅢ)スプリンターズステークス(GⅠ)

桜花賞の結果を受け、営はオークス出走を回避し、スプリント路線への転向を表明。調教再審事にパスし、上には武豊が戻って8月最終週のキーンランドカップ(GⅢ)から再始動することに。折しもこの年の競馬ではソダシヨカヨカオールアットワンスと同期の3歳たちが次々に重賞で古を撃破する快進撃を続けており、その流れもあってか不安視されつつも実績のある古同期レイハリアらを抑えて1番人気に推される。
勝ち負け以前に果たして事に走ってくれるのか、もが期待半分不安半分で見守る中迎えたレース本番だったが……。

結果はゲートで出遅れ、掛かりまくって強引に群に割り込み、々に先頭に立った末に直線でガス欠してズルズル後退……と、まるで桜花賞再現のようなレース展開で、勝ったレイハリアに0.3差をつけられる7着と敗。武豊の操縦もあってか前走よりかはいくらか落ち着いていたものの、相変わらずの暴れぶりを見せつける結果に終わってしまった。レース後には武豊も「難しい。返しまでは落ち着いていたのに輪乗りで気合が入り過ぎた」と肩を落とすしかなかった。

結果が結果だけにレース直後は営も次走の選択に迷うコメントを出していたが、その後予定通りにのスプリンGIスプリンターズステークスへ向かう。凱旋門賞へ発った武の代わりに、上には新たに過去に多くの暴れん坊じゃじゃ馬を乗りこなしてきた癖マイスター池添謙一を迎えた。また、営はメイケイエールに遠くではなくの前を見させるように、障レースで活躍する高田騎手を呼び出して丸太をまたがさせる練習を始めた。[4]メイケイエールが丸太を担いだわけではない。

に同じくスプリント路線で暴れたオールアットワンスとレイハリアは同レースを回避し、ヨカヨカは直前に故障引退。メイケイエールは一の3歳として36番で出走となった。
スタート直後は群の後方に控えたように見え、「今日は折り合っている!」と実況にも驚かれるが、実際は外側へ手な斜行をかましてタイセイビジョンエイティーンガールに不利を与えてしまっていた。だがそのまま群の大外をブン回し、内有利の馬場と前残りのレース展開で、逃げモズスーパーフレアと外に持ち出したダノンスマッシュを更にその外から差し切りピクシーナイトの4着に入線。
相変わらずのじゃじゃっぷりを見せつける[5]と共に、GI2頭を抑えるその底知れぬポテンシャルめて見せつけた。池添は斜行で不利を受けた2頭に詫びつつその気性難をりながら、「今日の少しの慢が今後のレースに生きてくれれば」とコメントした。なお斜行被害を受けたエイティーンガールタイセイビジョンの2頭であるが、京阪杯で1、2着に入っておりソングラインの二の舞を起こしていた。

この後、営は年内休養を宣言。メイケイエール3歳の挑戦は4戦1勝で終了した。

4歳: 真面目過ぎる天才少女、覚醒

シルクロードステークス(GⅢ): 復活、そして覚醒の兆し

年が明け、古になったメイケイエール。始動戦はGI高松宮記念の前戦として、一月末に中京競馬場で行われるシルクロードステークス(GⅢ)が選ばれた。[6]

掛かり癖を考慮して調教では折り返し手綱[7]を使用し、顔にはパシュファイヤー[8]を着用。他にもビットガード[9]を外したり、チェリーローラーハミ[10]を装着するなど具に様々な工夫が施された。武英智調教師も「競馬では分からないが、後ろからに抜かされてもむきになることがない。」と、精面の変化についてコメントした。

だがレース前に発表された番に、もが頭を抱えた。23番。メイケイエールは他と走ると暴走してしまうため、営やファンは出来るだけ群から逃がしやすい外めのを望んでいた。にもかかわらず、ほぼ最内のを引いてしまったのだ。引き続き上を引き受けた池添謙一騎手もこの時は「できれば外が欲しかったので『終わった……』と思って……」と、絶望の心であったとコメントしている。

迎えたシルクロードSの当日、メイケイエールはフル装備の厳つい姿でパドックに現れる。具を装備しても相変わらずパドックでは落ち着いていたのが、強制が強すぎる折り返し手綱だけはレースでは外す……はずだった。集合場所に向かった池添騎手に、営から「折り返し手綱を外すかどうかは騎手に任せる」という予想外の一言が。池添騎手は困惑しつつ、このレース高松宮記念の前戦でもあったため、折り返し手綱を付けたままレースをすることに決めたのだが、それは発走3分前のことだった。この件について、後に池添騎手は「ここ責任負わせるか?」と苦笑いしつつっている。

こうして大きな不安と期待が入り交じる中、シルクロードSがついに発走。その直後、観客から悲鳴にも似た歓が上がる。なんとメイケイエール、先頭に立つ(!?)。またいつもの如く騎手コントロールしきれず暴走したと思われたのかもしれない。しかしこれは内という課題に対して、「を括ってに任せて流す」という判断を下した池添騎手の狙い通りの展開だった。それに答えたのか、メイケイエールはヨレつつも好スタートを切るとっ先に群を抜け出し、衝突の回避に成功した。池添謙一肝っ玉の采配である。
こうして一度ハナを取ったものの、すぐに外から逃げが外から進出。そこで池添騎手が手綱を引くと、なんと示に従いメイケイエールが抑えたのである(!?)。一度先頭に立って満足したのか、それとも具の工夫の成果か、はたまた面の成長の成果か。その後もを追うことも行することもく(!?)好位3番手で4コーナーを通過。ここで一列外に持ち出した池添が追い出すと、先行の間から突き抜け残り100mであっさりと先頭に。そして総崩れする先行達との差を1身、1身半と広げ、殺到する差し達に差を詰め切らさせないまま、1身差をつけてゴールを通過。最終直線ではコロナ禍GⅢとは思えないような歓が上がっていた。

未だに危うさはあるものの、前走からは見違えるほどの競馬をしたメイケイエール。トロールビデオでも以前のような他への問題行動もなかった(!?)。[11]ゴール直後には上の池添も安堵した表情でを仰ぎ、インタビューでは「内が当たってどうしようかと思ったがをくくってレースに行った。行きたがったが、慢してくれて、ホライゾネットの効果もあって本当に上手に走ってくれたと思います。」とった。

これまで折り合いが一切付いていなかったであろう彼女であったが、この回は騎手営の努が実り、初めて明確に折り合いが付いたレースとなった。彼女にとってとても収穫の大きい、約10ヶぶり4回重賞制覇となった。

負けて強し、高松宮記念(GI)

久しぶりにを上げたメイケイエール。牧場リフレッシュ後は予定通りのスプリンGI高松宮記念に直行。シルクロードSにおいて内で好走した為か営は「はどこでも良い」と強気だったが、当日は817番とこれまで渇望していた大外から発走となった。

迎えた本番。メイケイエールは前走と同じく好スタート(!?)を切ると、前年のモズスーパーフレアを上回る前半3ハロン334のハイラップ逃げレシステンシアを後に外を追走。この日の中京競馬場の芝コースは前日のがかさんだ重馬場によって内有利の傾向にあり、このレースにおいても内を狙ってポジション争いをするが多い中、大外からの発走になってしまった彼女は内に入ろうにも既に埋まっていて入り切れない、苦しい追走となっていた。
迎えた最終直線では途中ヨレたファストフォースで仕掛け遅れるもしぶとく脚を伸ばし、失速したレシステンシアを捉えてなんとか5着に入着した。勝ちナランフレグとは0.1差、5着以内はクビハナ差と僅差の決着だった。

外に持ち出したが軒並み重い芝に苦しみ伸びあぐねる中で、一伸びたのはメイケイエールただ一頭のみ。しかもそんな圧倒的に不利な状況で掲示板に滑り込むという、スプリンターズSと同じくは示した一戦だった。何よりこのときは(多少は首を上げる仕を見せたが)前に行く素振りも見せず慢をしており、これまで以上に折り合ってレースに臨んでいた。そういう意味では今後に期待が持てるレース結果だったと言っても過言ではない。
池添騎手も「負けはしていない」としつつも、「これも競馬」と悔しさを滲ませた。

京王杯スリリングスプリングカップ(GⅡ)

次走は放牧を挟んで京王杯スプリングカップ高松宮記念で折り合いがついた走りを見せたので、今後を見据えての1ハロン延長、府中重賞挑戦とのことだった。武英智師は「レースの内容次第ではマイル挑戦もあり得る」とのコメント、また同世代の外ラチ斜行癖の癖リフレイムとの初対決など、大いに期待が集まっていた。

メイケイエールのの抽選結果は大外の812番と気性的に絶好。そして前走までの実績を加味してか彼女が1番人気で迎えた本番、後に京王杯スリリングカップとまで評されることになる伝説レースの幕が上がる……。

まずゲートが開きスタートが切られる……前にギルデッドミラーが二度立ち上がり出遅れてしまう。それをにちゃんとスタートを切ったリフレイムは先頭で一番手を取り、大外メイケイエールはまずまずのスタートを見せて中団に取りつく……のだがどこか様子がおかしい。
池添騎手を上げて長く手綱を持ち、必死彼女を抑えているではないか!
前二走は(多少掛かる様子はあったものの)なんとか折り合いをつけていたのだが、それらよりさらに酷く掛かっており、あの武豊ジェットスキー状態になったチューリップ賞思い出させるような走行状態であった。それでも池添騎手の手腕と外のコース取りがあってか、彼女は何とか4コーナーを回る頃には折り合いが付き、直線に向いた後は先頭のリフレイムいつものように外へ外へとヨレていく中追い出して一気に加速し先頭に立つ。ソラを使う場面はあったものの、彼女マークしていたスカイグルーヴの追撃を半ぎ、重賞5勝京王杯SC勝利2010年サンクスノート以来12年ぶり、4歳勝利となると2000年スティンガー以来22年ぶりとなる快挙。そして彼女馬主名古屋競馬にとっても歴代トップの賞を稼いだ所持となった。

……とはいえ、距離延長には課題を残す結果になったといえる。「折り合いはどうだったか?」というインタビュアーの質問に対して、池添騎手は息を切らしながら「いやー、キツかったですね」(デジャヴ?)と返し、「ここ2走よりも一番キツかった」「しんどかった」とげっそりした顔で答えていた。一部で冗談のように言われていた"距離延長したらよりも先に騎手の体が保たないのでは"という説が現実のものになってしまったのである。当然ながら、レース前にられていたマイル路線への挑戦は立ち消えとなってしまった。

な掛かりから直線向いての強な加速、そしてソラを使いつつも再加速して勝つという、メイケイエールの強さと危うさを強に示したレースだったと言える。

詳しくは単独記事も参照 → 京王杯スリリングカップ

セントウルステークス(GⅡ)

京王杯SC勝利安田記念の優先出走権を獲得したメイケイエールだったが、この後は予定通り放牧へ。二度の挑戦となるスプリンターズステークス標に、セントウルステークスから始動することになった。

そのセントウルSブリーダーズカップ・マイルへの出走を見据えて出走してきたソングライン人気を二分する形になるも、当日はメイケイエールが単勝オッズ1.7倍の圧倒的1番人気に推されることに。

スタートからほどなく、少し掛かりながらも先頭集団4頭のすぐ後ろ5番手につけ、直線に入ると池添騎手の合図で一気に加速。残り200mを過ぎるとファストフォースをかわして先頭に立ち、最後は2身半突き放してゴール中京競馬場が芝の傷みが少ない開幕週で高速決着が出やすい馬場だったこともあり、前半3ハロン325のハイペースと、後半3ハロン329の驚異的な末脚が組み合わさって出されたゴールタイム1分62彼女ビッグアーサー2016年高松宮記念で出した3歳以上中1200mのコースレコード1分67を05上回るコースレコード叩き出したのであった。

前半がハイペースとなったこともあってか、上の池添騎手も「今日楽でした」と話すほど彼女中行きたがる素振りもかった。そして好位追走から一気に差し切った横綱相撲は圧巻である。

ちなみに、池添騎手彼女が最近になってゲートを少し嫌がる様子を見せ始めたことには「まぁ…いいんじゃないですか?そこまで迷惑かけてないですし」と一笑しながら答えていた。まるで他馬に迷惑をかけるレベルでゲートを嫌がった馬が居たかのような口ぶりである。

呪いからは逃げられない、スプリンターズステークス(GI)

次走は大標であるスプリンターズS。今年の高松宮記念覇者ナランフレグをはじめ、3歳勢からはウインマーベル、同じミッキーアイル産駒のナムラクレアと実った。彼女は1番人気に支持された。だが、昨年のホープフルステークスから、JRAGIでは1番人気が1度も勝ててないのだ。

スタートは順調。事に先行集団に取り付き、4コーナー差し掛かったあたりでは4番手集団にいた。だが、その後大きく失速。終わってみれば上がり600mは16頭中3番に遅い354。結果として14着に沈んだ。騎手池添謙一首をひねりつつ「あえて敗因を挙げるなら中2週」といったexitのであった。

初めての海外遠征、香港スプリント(G1)

当初、香港スプリントの招待がなかったが、追加招待を受け、受諾exitした。当然、初めての海外競走である。

戦線でも着々と実績を伸ばし、盛り上がりを見せる2021年クラシック世代。その中でも注の一頭として人気を集めるメイケイエール。危うさと強さ、そしてアイドル性が同居する、過ぎる天才少女ハラハラドキドキのレースはこれからも続く。

気性について

とにかくレースでのお転婆では済まない暴れぶりが印に残るメイケイエールだが、普段はそんな様子は全くいらしく、関係者は「大人しくて品のいいお嬢さま」「とにかくで一生懸命」と口をえている。現に調教再審を喰らった時は一切問題なく合格しているし、その直後に上の武豊呆れ口調で「(調教の問題じゃないから)意味ないよこれ」とこぼすぐらいには調教で暴れる事はない。
どうやらレース本番で他のに囲まれた途端に何かのスイッチが入ってしまうバーサーカー気質のようである。

彼女の難しさは何が何でも先頭に立とうとする性格、そして先頭に立ったら立ったで満足してしまうのかソラを使って[12]減速してしまう、大胆に言い換えるならばムキになるあまり"競馬ルール"が飛んでしまうというさの極端な回りにある。
理にでも先頭を取ろうとする気性のはこれまでもダイタクヘリオスなどが居り、彼らの営はそれならばと逃げ・大逃げすることで彼らの才を開させていった。しかし、彼女スタートがそこまで上手くないので先頭を取るまでに大きく消耗してしまううえ、先頭を取れたとしてもソラを使ってしまうのでそもそも逃げに回れないという点がレースを難しくしており、バーサーカー気質と合わせてこれまで居なかったタイプの気性難となっている。気性難のにつきものの「蹴り癖注意」を表す尻尾リボンが着いていないことも、一般的な暴れとは訳が違うことを示している左である。

また、房では怒っているような素振りを見せるが、近付くと甘えてくるというツンデレ気質も持ち合わせているらしい[13]なお、武英智く一番ツンになるのは池添騎手とのこと[14]

備考・余談

血統表

ミッキーアイル
201鹿毛
ディープインパクト
2002 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
*スターアイル
2004 鹿毛
*ロックオブジブラルタル *デインヒル
Offshore Boom
*アイルフランス Nureyev
*ステラマドリッド
シロインジャー
201白毛
FNo.2-w
*ハービンジャー
2006 鹿毛
Dansili *デインヒル
Hasili
Penang Pearl Bering
Guapa
ユキチャン
2005 白毛
*クロフネ *フレンチデピュティ
*ブルーアヴェニュー
シラユキヒメ *サンデーサイレンス
*ウェイブインド

クロス: *サンデーサイレンス 3×4(18.75%)、*デインヒル 4×4(12.5%)

関連動画

獅子舞の始まり(チューリップ賞)

馬具全解放で暴れ放題(桜花賞)

↑から一年後

2022年京王杯スプリングカップ(スーパー癖馬大戦)

2022年セントウルステークス

MAD、解説動画等

関連ニコニコQ

関連コミュニティ・チャンネル

関連商品

関連リンク

関連項目

脚注

  1. *正確にはこれに消費税208万円と保険料40万円が加わって2848万円。
  2. *いずれも同ゲーム内にレース中の状態異常として登場する。
  3. *ただし、ソングラインには桜花賞以前より右回り苦手説もあり、「接触がなくとも好走できなかったのでは?」という意見も一部にはある。だがどちらにせよ、桜花賞では接触によりソングラインの気持ちが切れてしまい、本来のを発揮できなかったということには変わりはない。
  4. *「メイケイエールに秘策あり!」みんなの投稿ニュース - 2021年9月17日exit より引用
  5. *当然このレース展開にはハミ受け不良による調教注意と池添への告処分が下った。
  6. *本来は京都競馬場で開催される重賞競走だが、京都競馬場修にあたり、前年度に引き続き中京競馬場で催された。奇しくも高松宮記念とは同コースである。
  7. *帯から「はみ環」を通した特殊な手綱。特に首を上げる癖のあるに対し、首を下げるよう矯正するために使われる。レース本番では使わない予定だったが、直前になって池添騎手と厩務員の相談の結果、着用したままシルクロードSに挑むことになった。
  8. *具の一種。ホライゾネットともいう。メンコに似た外観で、のところにメッシュのあるカップがついている。レース中に跳ねる砂や異物がに当たるのを嫌がるなどに使うのが一般的だが、視界を遮る効果もあるため、走りに集中させる的で使われる事もある。
  9. *具の一種。ハミ身に装着するゴム当てで、口を開けた際にハミが口内に入ってしまうようなや口が傷ついているに使われるが、気が強いや口向きに問題あるに使うと逆に引っ掛かる危険性がある。
  10. *ハミ身にさくらんぼのような形をした甘味のするローラーが付いている特殊なハミ。このローラーのおかげで唾液の分泌が促され、が心地よくハミを受け入れる効果がある。ハミに敏感なに有効。
  11. *なおスタート直後に隣のルッジェーロに何度かぶつかってはいたが、このタイミングでの接触はよくあることのため、あまり問題視されない。
  12. *が走るのに集中していない状態のこと。
  13. *東京スポーツ『【シルクロードS“危うさをはらんだ馬”メイケイエール 暴走ではなく「どんな馬にも負けたくない!」の頑張り屋さん/トレセン発秘話exit2022年1月28日()記事より引用
  14. *BS11BSイレブン競馬中継」2022年9月11日放送分より

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メイケイエール

4747 ななしのよっしん
2022/11/26(土) 22:14:46 ID: bggtLmCUKR
>>4746
それはを通り越して遊びでやってんじゃないんだよと言われるだろう
それなマジで行かない方が良いって真顔になるわ
4748 ななしのよっしん
2022/11/26(土) 22:17:36 ID: oAgSvrPQxi
>> 4745
なんで武さん相性悪いの?
チューリップ賞まで勝たせてきたのに
4749 ななしのよっしん
2022/11/26(土) 22:48:47 ID: VzeX1xladR
相性は知らないけどメイケイエール暴走してなんか知らんが勝ってしまっただけだからなあ…
4750 ななしのよっしん
2022/11/26(土) 23:09:56 ID: 1rG5TY/9yo
はやると大変だからなぁ。打撲だそうだけど池添騎手がご快復なさるといいな。
まぁ間に合わなかったらそこは営の判断に任せるだけさね。
落ち着いてきたからなんとかかもしれんし、ここは安全にでもいいし
4751 ななしのよっしん
2022/11/27(日) 00:14:15 ID: VSkfBNmYQl
ユタカはもとよりノリさんもエールをずいぶん気にかけてるみたいだけどね
桜花賞パージは一度は試さなきゃいかんことを試せる立場の人がやってくれただけだし
とはいえかつて癖に定評のあった二人でも今エールを勝たせる騎乗をするのは体的にキツいと思う
まして今回折り返し手綱まで封印だからなおのこと
4752 ななしのよっしん
2022/11/27(日) 01:20:59 ID: /kSy3BnGHo
池添が間に合うのがベストかつ一だけどいい加減池添の補欠考えないといかんことにはなってんだよな
武英厩舎2番手のペプチドナイルに最近ルメールが乗ったから、頼もうと思えばルメールにも頼めるのか
もしくは新で乗ってもらった縁で福永に頼み込むか
とはいえルメールが癖得意とは聞かないし福永を2年連続で生命の危機すのもなんかなぁって感じだし

>>4748
勝ててたのはジェットスキーでも押し切れてた時期だしそれに武でどうにもならんから池添に回った訳だし、加えてエール自体が多分年寄り嫌いや
4753 ななしのよっしん
2022/11/27(日) 02:13:54 ID: oAgSvrPQxi
同じ日に内で阪神JFあるから阪神JFに乗る予定がある人は理やろなぁ
4754 ななしのよっしん
2022/11/27(日) 15:04:15 ID: EoNM3NjkAw
というよりもう現時点で香港登録してる騎手じゃないと駄じゃない?
追加登録出来るんだっけ香港
4755 ななしのよっしん
2022/11/27(日) 18:39:30 ID: WiNbv1be3K
騎乗停止などが理由での乗り替わりはさすがに認められていそうですが…
まずは池添騎手の打撲がどの程度かにもよるかと
GIでの騎乗機会に対する拘りは物凄く強い人ですし、本人の性格を考えると中~重度でければ鎮痛剤を打ってでも乗りそうな可性も?

もちろんギリギリまで治療には専念するでしょうし、
それでも本当にダメそうなら武騎手くらいしか適任者は居ない気がします
乗り替わる前のエールの手綱を握ってた回数が一番多い人ですしね
4756 ななしのよっしん
2022/11/27(日) 20:04:04 ID: yQeCd21vMo
医者と本人次第だが部打撲を二週間で問題ない状態に戻すのは厳しいと思う
池添でみたい気持ちはあるが、今後も騎手としてやってくこと考えると復帰は冷静に慎重に判断して欲しい

香港は乗り替わるとしたらスプリント以外に騎乗予定の、武豊吉田豊北村、ルメールムーアか?
メールブチコに振り回されてた印が強いんだがムーアって癖どうなんだろ
掛かり癖が出ないなら武豊との再タッグが一番スムーズに走れそうな気もする

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