メイス単語

メイス
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曖昧さ回避の記事

メイスとは以下のものをす。

  1. メイス(武器) - 棍棒の一種。中近東発祥の武器。殴打用の先端と、柄によって構成される。
    1. 鉄血メイス - テレビアニメ機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の役機ガンダム・バルバトスの装備するメイスの通称。該当記事参照。
  2. メイス(人名)
    1. マイケル・メイス - 実在するデンマーク卓球選手。該当記事参照。
    2. メイス・ウィンドゥ - 映画スターウォーズシリーズキャラクター。 
    3. メイス - 漫画家な作品は『リリカお嬢様に振り回される!』。

本記事では、1.について解説する。

解説

日本語では鎚矛中国語ではと表記される。発祥はオリエント(中近東)地域という説が有である(なお、古代中国の殷王でも類似品が存在したがこちらはまだ祭器に近かった)。

丈夫な木製の棒の先に、金属塊や石などを取り付けた武器(後に欧州イスラム地域等の広い地域で全金属タイプも出現)。重量は約1.5kg程度であり、全長は片手用60~90cm、両手用ならば100cmえるが、どちらかといえば片手用のものが多い。その歴史は長く紀元前1万年前から中世の終わりまで世界各地で運用された非常に息の長い武器である。

原始的なメイスは、キャップ状に形成した土器を木の棒の先にかぶせた物だと考えられる。作りやすかったため、器時代でも冶技術や加工が低かった頃まで有武器として重宝された。

その後、加工技術や冶技術が進歩し、丈夫な接合部を持った戦や短剣、革製のが生産可になるとメイスで有効打を与えるのが難しくなり、一旦ここで武器開発の本流から外れる。

メイスが復権したのは6~8世紀頃の中東地域である。この頃になると全身を覆う鋼製の鎖帷子や小札が出現、騎兵を中心に急速に普及し、従来のが通用し辛くなったため、このようなを着込んでいても殴り倒しやすいメイスが再び注されく間に、武器の本流に返り咲くことになる。

なお、中世ヨーロッパにおいて戦闘に参加する職者は「血を流す事を禁じる」というにより武器として使用できないからメイス(鈍器)を用いたという逸話があるが詭弁でありデマである。実際の職者達も騎士と変わらぬ武装をして戦っていた。

「血を流す事を禁じる」という職者が戦闘に積極的に参加する事そのものを禁じており、鈍器だから良いという問題ではない。

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メイス

18 ななしのよっしん
2019/05/04(土) 19:27:43 ID: QFPMnreFiA
じゃあ両手で持てばええやん
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19 ななしのよっしん
2019/05/05(日) 06:27:23 ID: Bp5u9f/Wzd
残念ながらほとんどのメイスは全長が短すぎて両手で持つと
使いもんにならなくなる。

全長を延ばすと重量が端部に片寄っているから、並みの長さにすると致命的に鈍重になるので。

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20 ななしのよっしん
2019/05/05(日) 06:36:38 ID: 5FamAAjcAs
なるほど、面いな
プレートアーマー特攻武器の印が強かったが、デメリットもあるんだな
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21 ななしのよっしん
2020/02/24(月) 23:22:25 ID: BRGuaoGwRr
ハンマーメイスの明確な界ってあるのかな
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22 ななしのよっしん
2020/02/24(月) 23:33:09 ID: ARRKiNVQhl
ハンマーは基本的に対を上から叩き潰す物では?
横に出っった形状だとスイングしづらかった様な。
フルプレートって思いっきかれるとまずとも中で音がいてダメージ入るとか聞いた気がする。
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23 ななしのよっしん
2020/06/19(金) 14:52:30 ID: gJG4VuhaHC
>>19
間違い情報
欧州で対プレートアーマーの武器といえばハンマーヘッドをもつ長柄ポールアックスハルバードと似てるがより打撃重視の構造になっていた。
https://youtu.be/gTVC25hYJaYexit
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24 ななしのよっしん
2020/08/04(火) 22:12:43 ID: sv07SWsGyN
プレートアーマーはかなり後の方の装備だし、そう時を経ないうちにマスケットの時代になるから、メイス鈍器の時代ではなくなる

歩兵が長柄のポールアックスを持ったところで、通用はするが、重装騎兵騎士)に対する優位性を獲得することにはならない。むしろマスケットパイクの組み合わせこそが騎士の時代を本当に終わらせたものだと言える。
スイス傭兵も、15世紀には、ハルバートからパイクに兵備を見直している
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25 ななしのよっしん
2020/08/04(火) 22:29:20 ID: sv07SWsGyN
>>23の書いてあることは>>19に対する反論として実は成立しておらず、長柄のポールアックス(2メートル程度)は、パイク。4メートル以上)ほど長くはない。
更に従来のアックスメイスよりも長いせいで、威は向上しても取り回しは悪化している。プレートアーマーを着こんだ相手に対する十分な威があっても、騎士(特に下騎士)に対する装備者の脆弱性はむしろ増大しているといえる。
長いタイムスパンで捉えれば、ポールアックスよりもメイスの方が(プレートアーマー以前の時代をもちろん含め)騎士に通用した立武器だったと言えるだろう

>>16の「相手ならより有効」かという問いに対しては、単体に対してもほぼ通用しないよりは確実に優れていても、集団戦としてはパイク)よりも劣っているという答えが正しいだろう
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26 ななしのよっしん
2023/08/28(月) 15:40:09 ID: SnDyZBd1IY
プレートアーマーはむしろ対策として産まれたので
プレートアーマーに有効はむしろ逆

をはじめ刺突武器メイルにとても有効
なのでメイスウォーハンマーにもピック状の嘴がついているものが結構あります。
や戦鎚が流行った12~3世紀のは正にメイルです。その後も高価な甲冑を着ていない歩兵相手に便利なので騎士達は予備に用していたようです。
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27 ななしのよっしん
2024/02/23(金) 16:03:46 ID: rn62AjKr4h
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