メカ少女とは、機械や兵器等のメカを身にまとった少女、またはメカでできた少女である。
本記事ではメカの要素と少女の要素が同居していれば大雑把に全部まとめてメカ少女と呼ぶことにする。
概要
男の子の大好きな「メカ」と「少女」を合体させたらもっと素敵なものになるよね!
…という発想から生まれたのかどうかは定かではないが、「メカ」と「少女」両方の要素を持つキャラクターを指す。
かつてバンダイが発売していたフィギュア『MS少女シリーズ』(カバーイラストときた晄)や、明貴美加による「MS少女イラスト」明貴美加が原作を勤めたゲームソフト『銀河お嬢様伝説ユナ』などで認知度を広めた概念。
似た語として『ロボ子』『ロボっ娘』『メカ娘』『ロボ娘』『にょロボ』等がある。ハッキリとした違いや定義は存在しないと思われるが、だいたい以下のように使い分けられているようだ。
- 『メカ娘』『メカ少女』~『IS〈インフィニット・ストラトス〉』や『ストライクウィッチーズ』のような本体は見た目人間であるがそこにメカ要素な装備を追加した装備型(基本形)
- 『ロボ娘』『ロボっ娘』~ファイアボールのドロッセルやP;Dなどの肉体本体がメカ要素な物
- 『ガイノイド』~ToHeartのマルチ&セリオや魔法先生ネギま!の絡繰茶々丸の様に上記『ロボ娘』のうち、見た目が人間と大差なく『メカ娘』程にはメカ部分もゴテゴテしていない物。本来は「アンドロイド」のうち女性型のもののみを指す言葉だが、女性型でも「アンドロイド」と呼ばれるケースも多々ある。
- 『機械少女』~上記の『ガイノイド』に『メカ娘』並の外的メカ要素を追加したモノ。
- 『にょロボ』~スーパーロボット大戦のヴァルシオーネやZ.O.E Dolores, iのドロレスなどの巨大ロボット
- 『各 「MS少女」 等作品毎』~巨大化ロボの擬人化。感覚的にはコスプレ的なモノが多い。
pixivでは大体このような呼び分けがされているが感覚的な物で厳密な分類ではなく、ここでメカ娘と呼ばれていた物がメカ少女とタグ分類されていたりといった例も多い。またアンドロイドやサイボーグ、(機械や兵器の)擬人化といった概念とも相互に干渉している。
ただ、『ロボ**』と言う場合は非人間という例が多いのもまた確かである。
あと、メカ少女専門同人誌即売会の名称である『マシンモード』という言葉も、pixivではメカ少女を指すタグとして使用されている例がある。
メカ度による分類
どの程度の機械化度、メカ度が一番好みなのかは人による。あなたはどの程度のメカ少女が好みですか?
メカ度0:見た目は人間と変わらないがロボット
設定上はロボットだが、見た目は人間と何ら変わらないもの。
メカ成分が(一見)ゼロなので「メカ少女」に分類されるかどうかは微妙なところだが、必要に応じて腕等が変形しメカ成分が増えるキャラクターが大半。
また、人間社会に溶け込んでいたロボットが破損・メンテしているところを目撃される「メカバレ」というシチュエーションもこの分類のキャラならではである。
- AL-3アリス(スーパーロボット大戦L)
- 則巻アラレ(Dr.スランプ)
- 安藤まほろ(まほろまてぃっく)
- ロールちゃん(ロックマンシリーズ)
- エルザ(デモンベイン)
- ルールー・アムール(HUGっと!プリキュア)
- ネコネコカワイイ(ニンジャスレイヤー)
- ミーナ(僕の妻は感情がない)
- リルル(ドラえもん のび太と鉄人兵団)
- シーナ(ルミナスアーク インフィニティ)
メカ度1:機械的な小型パーツがくっついている
To heartシリーズのメイドロボに見られるギアレシーバー(耳のようなアレ。これはロボットだという事を区別させるための記号でもある)に準ずる小さなパーツがくっついているもの。単なる飾りでそれ自体に特殊な機能があるわけでもない場合も多い。現実世界で言えば「耳あて」に該当しファッションの一部に近い。
これに類するもの、例えばアンテナであったりネジであったりするものもあるが、基本的に同じカテゴリに分類する。
ケモミミと同様、お手軽に「ロボットである」と主張出来る手法。ほとんど人間と同じ姿・人格を持っており、いわゆる「ロボ萌え」の趣味を持っていなくても、ほとんどの人が抵抗なく受け入れられるだろう。同時にこれを「メカ少女」と呼ぶことに抵抗感を持つ人もいる。
- HMX-12マルチ(To Heart)
- 絡繰茶々丸(魔法先生ネギま!)
- カーリーブレイス(洞窟物語)
- 東雲なの(日常)
- ちぃ(ちょびっツ)
- フレミィ(ちきゅう観測隊!)
- 百合崎ミラ(Dimension W)
- ティセ・ロンブローゾ(わくわく7)
- イズなどのヒューマギア(仮面ライダーゼロワン)
メカ度2:手足が機械
頭部は人間と同じで手足がメカ。胴体もメカに覆われているもの、大掛かりなメカを装備した少女もここに分類する。ロボ度3のものと違い、肘や膝、肩、股関節などに生身を残しているものが該当する。いわゆるMS少女や「ストライクウィッチーズ」のストライカーユニットを装着した少女たちが挙げられる。
この辺りまで来るとメカ成分が多くなってくるので人を選ぶようになる。が、太ももや肩、腋などきわどい部分が露出しているものも多く、ロボ成分にあまり興味はなくても生身部分にエロスを感じる人は多いと思われる。
メカ度3:首から下が機械
生身部分は頭だけで、ほぼ全身がメカ。この辺りまで来ると生物的な要素がかなり少なくなり、本格的に人を選ぶようになる。
メカ度4:全身機械だが顔は人間に近い
頭部も含めて完全にメカだが、顔立ちは人間に近いもの。ロボアニメにおける主役機のサポート的な立ち位置のものに多く見られる。人間が搭乗するタイプのビューナスAやゴーオクサー等よりも、自我を持つ光竜・闇竜のようなものの方が「可愛い」と評されることが多いようである。
- アフロダイA、ビューナスA、ダイアナンA(マジンガーシリーズ)
- クロミア(トランスフォーマー ギャラクシーフォース)
- 光竜、闇竜(勇者王ガオガイガーFINAL)
- ゴーオクサー、ネオオクサー、コアガンナー(神魂合体ゴーダンナー)
- シルビィ(Transiruby)
メカ度5:全身機械であり、顔も人間には似ていない
狭義の「ロボっ娘」であり、某お絵かきサイトでは「ロボっ娘」で検索すると出てくるのは大抵このタイプである。
体つきが女性的なだけで全身がメカであり、顔つきも目はあっても鼻や口は無いものが多い。
自我を持っているものがほとんどであり、メカのくせに動く姿は妙に可愛い、あるいはエロい。
番外:人間の形をしていない
もはや「メカ少女」の範疇に入るかもわからないが、声や人格のみ少女あるいは女性で体は人間の形ではない・そもそも体が無い(AIのみ等)もの。
ハードなSF作品に多く、殺伐とした作品世界内でのマスコット的存在として作品ファンに愛される存在。
関連動画
リアルメカ少女
関連静画
関連商品
関連項目
外部リンク
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