西暦2046年
「機械少女」に「模型の武装」を施し戦わせるバトルホビーが始まる。
使用機体はプレイヤー自ら組み立て、完成させなければならない。
Mechanical Girls × Armament of Miniture
頭文字をとって機体は「MEGAMI(メガミ)」と呼ばれる。
概要
組み立て式のキャラクターモデルの一つ。漢字表記はそのまま"女神装置"と書く。
コトブキヤが展開する美少女系プラモではフレームアームズ・ガール(以下FA:Gと略称する)が代表的であるが、あちらがフレームアームズ(以下FAと略称する)のスピンオフであるのに対しこちらは完全オリジナルコンテンツである。
FA:GはFAを再現するためにデザインや可動などに制限がかかりがちだったが、メガミデバイスは完全に独立しているためか可動にこだわった構造をとっており、プラモデルとしてもフィギュアとしても非常に広い可動域を持つ。
これは浅井真紀氏が武装神姫時代に手掛けたMMS素体を更に発展させた「マシニーカ素体」と呼ばれる素体構造のお陰であり、武装神姫のMMS素体と比較しても格段に可動域が広がっている。
装甲や武器を減らすことで可動範囲を向上させるコンセプトとしてはFA:G マテリアなど近いが、メガミデバイスは頭や手足を交換することで装甲の脱着と可動との両立を実現している。どれくらい動くかというとエビぞりができたり、おっぱい隠すような感じで胸の前で腕が組めたりする。
冒頭にあるようにサイズは14cm。HG 1/144と同サイズくらい。FA:Gより少し小さい。ホビーサイズかロボットサイズか等身大かのサイズ判断はユーザーに任せていたFA:Gと異なり、冒頭の説明の通りホビーサイズだと規定している。武装神姫やエンジェリックレイヤーに似た設定と考えていいだろう。
作成難易度も難しくない。反面、ABSを多用しているため塗装する場合は注意が必要。
価格帯は5000円ほど。
他のコトブキヤキット同様、各所3mm穴が開いているのでモデリングサポートグッズなどと互換性がある。FA:Gとはフェイスの互換性はないものの、ヘッドの交換が可能。
製品ラインナップ
簡単なレビューもあるので購入や改造の参考にしてほしい。*付きはイベントなどの限定品。価格は税抜。再販時に値上がりした場合はその価格も記載する。また、メガミM.S.G.を購入する際の参考として各商品ごとのスキンカラーを記載している。
WISM(ウィズム)シリーズ
第1シリーズ。
名称は「Woman's Imperial Space Marines(帝国婦人宇宙海兵隊)」の頭文字をとったもの。
商品名にソルジャーとあるように軍隊・特殊部隊らしいデザインであり、キャラクター性を押し出した以降のシリーズから見るとむしろ異端と言えるシンプルな造形だが、これはフミカネ氏が「派手なものから出したら地味なものを後から出しても売れない」と判断した為。それ故に成型色でも色分け率が高いので初心者にも勧めやすい。
最初のタイトルという事もあり初期ロットでは存在しなかったPOM製股関節が追加されるなど、再生産に伴いアップデートが行われている。
- No.1 WISM ソルジャー アサルト/スカウト(無印/*REAL TYPE)
- 無印:2016年12月発売/4,800円→5,400円
- RT:2017年6月発売/4,800円
- スキンカラーA(アサルト)/C(スカウト)
- メガミデバイス第一号。アサルト素体/スカウト素体/武装/アサルト武装/スカウト武装の5パターンに組み替えられるコンパチキット。パッケージにはアサルト武装/スカウト武装の2体のイラストが描かれているが、2体セットではないので注意。
- アサルトは茶髪のショート、スカウトはブロンドの三つ編みツイン。この三つ編みは付け根がボールジョイントになっており表情付けが可能。瞳はアサルトが茶、スカウトが水色。アサルトよりスカウトのほうが肌が白い。
- 各素体⇔各武装モードの組換えは各部位を丸ごと交換する方式をとっている。胸はアタッチメントになっており、丸ごとごと交換する。物足りない人や過分に感じる人は満足する大きさの差し替えパーツを自作しよう。
- 素体の手首はマテリア同様の角度を変えられるタイプ。色は白。
- 武装モードは白と黒のさながらストームトルーパーのようなシンプルなデザイン。肩や腕、太ももにコネクタがあり、腕章などを付けられる。
- ヘルメットはバイザーのようになっており、通常のフェイスと差し替えが可能。どこぞの赤い金髪みたいな指揮官用アンテナも付属する。
- 踵には折り畳み式のツメがあり、展開することで接地性を高められる。
- 武器はナイフ、スコップ、ハンドガン。偵察機が付属する。
- 背面にバックパックを装備。
- 武装モードの手首は轟雷同様のタイプ。保持力を優先したと思われる。
- アサルト武装モードは武装モードのヘルメットをアサルト素体の頭に差し替える。バックパックに各武器を懸架可能。
- スカウト武装モードも同様に頭を差し替える。偵察機を分解し、バックパックに翼を、ハンドガンに本体部分を合体させる。
- 頭部をFA:Gに差し替えることが可能。
- 台座が付属。
- No.2 WISM ソルジャー スナイプ/グラップル(無印/*REAL TYPE)
- 無印:2017年1月発売/4,800円→5,400円
- RT:2017年6月発売/4,800円
- スキンカラーC(スナイプ)/D(グラップル)
- 基本は前述したスカウト/アサルトと同様だが、固有武装、髪型、表情等が異なる。
- やはりコンパチキットで、スナイプ素体/グラップル素体/スナイプ武装/グラップル武装の4パターンに組み替えができる。余談だが、説明書に記載はないものの、スカウト/アサルト同様にただの武装モードにも組み替えられる。こちらも2体セットではないので注意
- スナイプは黒髪ロングで、ヒンジによって上下に可動する。グラップルはベージュでうなじあたりで尻尾のように結んでいる、ケモ耳があるなど野性味のある髪型である。この結び目はボールジョイントで表情付けが可能。瞳はスナイプが青紫、グラップルが赤。肌はスナイプがスカウト同様色白であるのに対し、グラップルは褐色に近い濃いめの色をしている。
- 各素体⇔各武装モードのデザインや組換えもスカウト/アサルト共通だが、スナイプ/グラップルのほうがおっぱいがデカい!一~二回りほどデカい。
- ヘルメットはスナイプでは新規造形のセンサーっぽいフェイスとロッドアンテナを装備する。グラップルは側頭部にケモ耳らしいもの(アンテナか何かか?)を装備する。
- 武器はスカウト/アサルト同様のハンドガン。
- 背面のバックパックも健在。
- スナイプ武装モードでは頭部を素体か前述のヘルメットかで選択。もちろんヘルメットに素体フェイスを差し込むこともできる。武装はハンドガンにスコープ、バレルを取り付ける。バレルは火炎放射器とロングレンジライフルの2種類。
- グラップル武装モードの頭部も同様。武装は特にないが、手がモデリングサポートグッズのワイルドハンドになっており、ワイルドな髪型も合わさり非常に攻撃的な印象を与える。
- 台座も付属。
SOL(ソル)シリーズ
第2シリーズ。
WISMとは打って変わりキャラクター性が強調され、現在に至るまでのメガミの方向性の雛形となり、人気シリーズとして歩む起点となった。
名称は「Sonic Operation Lady」の頭文字を取ったもので、ソニックの名の通り高機動が武装コンセプトになっている。このシリーズからPOM製パーツが標準採用されるようになった。
- No.3 SOL ホーネット(無印/*LOW VISIBILITY/CRAFTMANSHIP Ver.)
- 無印:2017年6月発売/4,800円→5,800円
- LV:2017年6月発売/4,800円
- CS:発売時期・価格未定
- スキンカラーC
- 相方の「SOL・ロードランナー」が持つ装甲を合体することで「フルアーマーモード」となることが出来る。
- 装甲は肩アーマーや背部ブースターなど上半身に集中している。
- 金髪で後頭部にゴムで纏めたようなお団子1つという髪型。顔つきもあってWISM組より幼く見える。
- 色は黒とオレンジ。ホーネットはスズメバチを指す英語なのでそれを意識した配色だろう。
- 表情は通常、ジト目、笑み。
- CRAFTMANSHIP Ver.は以前山手線を走っていたメガミデバイスラッピング車両を立体化したTOMIXの「ファーストカーミュージアムE235系山手線メガミデバイスラッピング車両」とのセット商品。カラーリングを山手線車両のE235系に合わせた緑ベースに変更し、新規パーツとしてカメラが付属。武装は付属していないので注意。
朱羅(アスラ)シリーズ
第3シリーズ。SFメカ要素と同時に和風モチーフを取り入れている。
兎に角いろんな意味でデカァァァァァいッ説明不要!!なデザインでメガミの人気を盤石にした屈指の人気シリーズで、予約瞬殺が相次いだ。
その人気っぷりからメガハウスのデスクトップアーミーや自称業界初の2/1スケールフィギュアにもなっており、プラモよりもボリュームが増量している。どこがとは敢えて言わないが。
- No.5 朱羅 忍者(無印/*影衣/蒼衣)
- 無印:2017年12月発売/5,800円
- 蒼衣:2018年8月発売/5,800円
- 影衣:2018年6月発売/6,400円
- スキンカラーA
- 2016冬ワンフェスで初公開され、2017年6/19日放送分のニコニコ生放送でシリーズ名称が発表された。
後述の「弓兵」と装備を組み合わせ「侍大将」になる、SOL組と同系統のギミックを持つ。 - 大掛かりな装甲パーツはないが、全身に武器やメカパーツが散りばめられているデザイン。手裏剣と刀、クナイと忍者らしい武器を装備。
- 髪は焦茶色の短いツインテールで、気の強そうなつり目気味の顔と合わさっていわゆる「ツンデレ」っぽい雰囲気を漂わせる顔をしている。また、目尻に小さく赤い隈取のようなペイントがあるのも特徴。
- 色はメカ部分が紅白、素体は白黒がメインで、手足含め黒面積多め。小ぶり主体のメガミの中では上位のおっぱい。
- 影衣(シャドウエディション)は成型色を青・紺メインにした実に忍者らしいカラーリング。追加パーツとしてM.S.G.日本刀が付属。
- 蒼衣は白や水色を基調とした夏らしいカラーリング。髪の色は弓兵と入れ替わっており、素体モードの手足は素肌になっている(以上の仕様は弓兵も同様)。新規パーツとして長めのツインテールが追加。
- No.6 朱羅 弓兵(無印/*影衣/蒼衣/*桜鬼)
- 無印:2018年1月発売/5,800円
- 蒼衣:2018年9月発売/5,800円
- 影衣:2018年6月発売/6,400円
- スキンカラーA
- フィギュアJAPAN『メガミデバイス』編(桜鬼同梱):2019年3月発売/9,000円
- 忍者とともに発表された第6弾。こちらは名前のとおり、ブレード型の武装を組み合わせて構成する大型の弓が付属。
- 上半身の装甲はあまり目立たないが、下半身は袴をイメージしたような重装甲になっており、色も相まって弓兵というよりは巫女さんな雰囲気。金髪ポニーテール、垂れ目気味の優しげな目つきで「お姉さんキャラ」のように感じられるか。目尻から頬にかけて赤い点状のペイントがある。
- 色使いは忍者と近しいが、素体の白面積がかなり大きい。現状メガミ最大級のおっぱい。実にデカい。
- 影衣にはメガミデバイスロゴをプリントしたベースが追加で付属。
- 桜鬼はその名の通りピンクメインの成型色。新規造形の胸部、頭部用鉢金、リボンが新造パーツとして追加。設定上は忍者にも桜鬼カラーが存在するが、こちらの商品化はデスクトップアーミーのみ。
- No.12 朱羅 九尾(無印/*火舞羅)
- 無印:2020年4月発売/7,600円→8,800円
- 火舞羅:2022年3月発売/7,600円
- スキンカラーA
- 「MSGを纏うという提案」がコンセプト。
- 忍者をベースに新規のジョイントパーツを使用してラピッドレイダーのパーツを装備、九尾の狐風に見立てている。パーツ組み換えにより九尾、スカート、マントの3形態に換装可能。また、九尾の名の通り、狐面が付属。顔に被るだけでなく、ツインテール用ジョイントを介して側頭部に付ける事も出来る。
- 流用の都合で余剰も多く存在するので、色違いの忍者として組むこともできる。丸ごと余剰になる忍者素体モード用の肌用ランナー(Q1)も態々同梱してくれている太っ腹。
- 表情は通常顔、キレ顔、某駄女神の様な泣き顔。
- 朱羅 九尾/玉藻 2期で再登場した時の(仮)
Chaos&Prettyシリーズ
デザイン:凪良
通称カオプリ。メガミ世界に存在する同名の企業が展開しているという設定の第4シリーズ。
本業が女児向けアパレルブランドメーカーという事もあってファンシーさを前面に押し出している…筈なのだが、何でしょうねそのファンシーのフの字もない殺意マシマシな武装は。
- No.7 Chaos&Pretty マジカルガール(無印/DARKNESS)
- 無印:2018年6月発売/5,500円
- DARKNESS:2018年12月発売/5,500円
- スキンカラーA
- 2017夏ワンフェスで発表された。黄色主体で各部にハート模様とリボンを散りばめた女の子らしいデザインに桃色のツインテール、「いかにも」な魔法少女ステッキを装備したデザインで、さらには「変身前」を意識したであろう茶髪の髪と肌色手脚まで付属する仕様。
エフェクトパーツとしてかなりのクリアパーツが導入されており、魔法陣型のクリアパーツの他、ステッキの羽状部分、ステッキの各部から生やせる棘状のパーツ、ステッキを分解して所謂ハンマー(鎖分銅)に出来るチェーンもクリアになっていた。ステッキはマジカル釘バットにもなる
表情は通常のもの、魔法少女らしいウインク、さらにガンを飛ばしまくりの睨み顔の3種が付属。最近の魔法少女はこんなんばっかか。しかもDARKNESSのデカールは「本気」「狩」「参上」だの物騒な文字ばかり。誰が読んだか本機(マジ)狩るガール。
- No.8 Chaos&Pretty ウィッチ(無印/DARKNESS)
- 無印:2018年7月発売/5,500円
- DARKNESS:2018年12月発売/5,500円
- スキンカラーA
- マジカルガールと同時に発表された。こちらはマジカルガールと対照的に紫や水色を主体としたデザインで、頭部装備のデザインなども「魔女」然とした雰囲気。髪色は薄い水色で、色使い的にも所謂「ライバル魔法少女」らしい雰囲気になっている。マジカルガール同様、色違いの髪(こちらは紺色)と肌色手脚も付属する。
クリアパーツの付属も変わらず、こちらもマジカルガールと対照的に紫色。
武装自体も接近戦メインらしきマジカルガールと対になっており、ほうきと魔法の杖が一体化したような武装は見るからに大型のライフルになり、組み合わせでロケットランチャー状になるほか二丁拳銃まで付属。魔法少女ならぬ魔砲少女である。
表情は通常のもの、右方向への流し目、ダメージ顔とも取れるウインクの3つ。マジカルガールと比べて無表情キャラのような雰囲気。なおDARKNESSのデカールは「DEATH」「HELL & HEAVEN」「KILL THEM ALL」とマジカルに負けず劣らずの殺意マシマシ。
BULLET KNIGHTSシリーズ
西洋風デザインの第5シリーズ。
HMMゴジュラスキャノン以上の長さを誇るバカデカ武装という豪快なコンセプト。まあエクエクでは廃止されたのだが…
頭部BJ受けが深くなり、引き出しによって首の可動範囲を調節できるようになった。シリーズ共通の脚部装甲は保持が不安定なのでこちらも接着を推奨。
- No.13 BULLET KNIGHTS エクスキューショナー(無印/BRIDE)
- 無印:2021年1月発売/6,200円
- BRIDE:2021年12月発売/6,200円
- スキンカラーB
- 2020年冬のワンフェスにて発表された。
九尾のコンセプトを踏襲した「M.S.Gを纏うという提案、再び」をキャッチコピーに、ランチャーをベースにM.S.Gのスカルマサカーとサイドマントを組み込んだ処刑人風のデザイン。BRIDEはスカルサマカーの代わりにナイトマスターソードを装備し、白基調のカラーとなった。
太ももは従来よりも大型化しよりセクシー自然なラインを形成しており、引き出し関節を搭載し可動面も強化。それに合わせて腰パーツの形状も調整されている。これらの要素は後述のエクソシストも同様。このパーツが後にメガミデバイスM.S.Gボトムスセットに使用されることになる。
表情は無印が通常、しいたけ顔、ぐるぐる顔。BRIDEがうまし顔、叫び顔、笑顔。
皇巫(オウブ)シリーズ
第6シリーズ。
朱羅の後継というコンセプトで立ち上がったシリーズであり、デザイナーも朱羅のNidy-2D-氏が続投している。
名称の由来は四肢のフレーム「Accel Unleashed Vanguard (アクセル・アンリーシュド・ヴァンガード)」の頭文字をとったもの。状況に応じて多彩な形態を使い分けることができる。
- No.16 皇巫 スサノヲ(無印/蒼炎/レガリア/紅蓮)
- 無印:2022年1月発売/9,000円→11,000円
- 蒼炎:2023年1月発売/10,900円
- レガリア:2023年10月発売/7,000円
- 紅蓮:2024年4月発売/11,800円
- スキンカラーA(無印~レガリア)/D(紅蓮)
- 2018夏のワンフェスにて発表された、忍者および九尾の流れを汲んだ近接戦闘重視のメガミ。
当初は朱羅ベースで開発されていたが、2019夏のワンフェスにて新素体をベースにすることが発表された。この作り直しの影響もあり開発から3年以上の期間を費やしている。 - 本体も武装も従来よりもいろいろと大型化しており、かなりのボリューム。武装の組み換えにより守備重視のヴィジランス、機動力重視のインセイン、守りを捨てた攻め特化のブルータルという3つの形態にすることができる。
- 蒼炎は青を基調としたカラーリングが特徴で大量のエフェクト、接続用ジョイント、クリアカラーのシャープハンドが新規で追加。
- 紅蓮は蒼炎と対をなすカラバリで、暖色系メインに成型色を一新。頭部と胸の炎エフェクトは蒼炎とは左右対称の形状になっている。こちらはれっきとした炎である。
- 表情は無印は覚醒顔、ドヤ顔、左目を眼帯で覆った封印顔。蒼炎は微笑顔、ふくれっ面、!?顔。紅蓮は微笑2種、ウインク笑顔。
- 6周年トークライブではアマテラス同様のレガリア版も発表。髪型がボリュームの増したツインテールになっている。表情は今迄とイメージを変えてかわいらしさを重視したラインナップになっている。
BUSTER DOLL
2021年のコトコレで発表された第7シリーズ。長らくXシリーズという仮称だったが、2023年8月19日の公式配信で正式名称が決定した。パーツのシンプル化で生産数を上げる狙いがある模様。
より可動域を強化した完全新規の素体「BLOCK2」を採用している。首の構造は大幅に変わり0.5mm刻みで長さの違う多彩なボールジョイントが付属。胸部と脚部にもフレームが追加されており、別商品間での外装交換による自由自在な組み合わせを楽しめるほか、太腿の1パーツ成型の実現に成功している。
非武装モードは従来の素体モードと学生服風のコスモード、武装モードはインナーアーマーとアウターアーマーの二重構造に分かれた「レイヤードアーマーシステム」を採用しており、フレーム部分のインナーアーマーのみのライトアーマー、そこにアウターアーマーを取り付けたフルアーマーのそれぞれ2段階に分かれている。これまでのメガミと比べ3mm穴がかなり多く存在しており、よりカスタマイズを意識したシリーズとなっている。
頭部パーツの構造も今までと異なり、フェイスパーツと素体用・武装用の2種類が用意された頭部コアパーツの接続は30MSや30MMアチェルビーなどバンダイスピリッツのプラモによくみられる3mm軸・穴を採用した方式。今後リリースされるメガミの多くに互換が設けられる予定。また、別売りのデカール用にタンポ印刷のないフェイスパーツが3個付属している。
台座も大幅にリニューアルし、可動式の支柱+六角形のベースとなった。
開発中
アリス・ギア・アイギスシリーズ
コロプラが配信中のスマートフォン向けゲーム『アリス・ギア・アイギス』とのコラボシリーズ。
同作の商品化はfigmaでも展開されており、それぞれで担当キャラクターを分担しておりメーカーの枠を超えた相互互換が存在する。ちなみにfigmaでは比良坂夜露(無印/【勇躍】)、小鳥遊怜(無印/【蒼穹】)、四谷ゆみ、百科文嘉が商品化している。
- No.A1 吾妻楓(無印/【皆伝】/明鏡止水CS) デザイン:島田フミカネ
- 無印:2018年10月発売/7,400円
- 皆伝:2020年5月発売/7,400円→8,400円
- 明鏡止水CS・バーラタCS収録アリス・ギア・アイギスCS~コンチェルト オブ シミュラトリックス~限定版(Nintendo Switch/PS4)/2022年9月発売/22,800円
- スキンカラーA
- 第A1弾。figmaの先発である夜露と並ぶもう一人の主人公である彼女がメガミデバイスアリスギアトップバッターとして2017夏ワンフェスで発表された。
- 元のデザインを再現する都合、肩や太もものサイズが従来よりも延伸している。皆伝はよりゲーム中のモデルに近いプロポーションに近づいた。また、アイプリントもディーラーのR66市が手掛けたより劇中イメージに近いものになっている。
- ギアを支える為のアームパーツを構成するNランナーは後続のアクトレスにも流用されていくが、この中には楓の武器である刀の刀身が含まれているため、必然的にアリスギアシリーズを集めていくと余剰の刀身が増えていくことになる。
- 明鏡止水CSはアリス・ギア・アイギスCS限定版に収録された限定キット。素体のみの収録。
- 表情は通常顔、気合顔、微笑顔(無印のみ)、驚き顔(皆伝のみ)。
- No.A2 兼志谷シタラ( Ver.カルバチョート/【天機】 Ver.カルバチョート/ Ver.ガネーシャ/【天機】Ver.ガネーシャ/バーラタCS) デザイン:海老川兼武
- カルバチョート:2019年10月発売/8,100円→8,600円
- カルバチョート天機:2020年9月発売/8,600円
- ガネーシャ:2021年4月発売/14,800円
- ギアユニットVer.ガネーシャ:2021年4月発売/10,800円
- ガネーシャ天機:2022年10月発売/14,800円
- 専用スキンカラー
- 2018冬のワンフェスで発表された。
キャラクター設定を再現するため、従来のボディより低身長になるよう新造部分を増やしている。但しその弊害として股関節の引き出しができなくなっている(後述する愛花、綾香も同様)。 - スキンカラーは既存4種に該当しない専用カラー。色合いとしては30MSのスキンカラーCに近い。
- 「従来のギアであるガネーシャは大きすぎて保持が出来ず採算がとれるか不明瞭」との理由から、新たにデザインが起こされたプロトタイプの軽量型装備という体裁でのキット化となった。またカルバチョートは発売と同時に原作でも実装された(それでもメガミとしてはかなりのボリュームだが)。天機は肩甲骨とつま先に小型化調整が行われ、新規武装としてファンネルの「ディーパバリ」が追加。公式の画像の通りプレイングベースAを用いたディスプレイが推奨される。
- ガネーシャに関しては上述の通りだったのだが、この変態企業がそのまま引き下がる筈もなく、メガミデバイス3周年祝賀会にてガネーシャVerの原型が公開され、2020年冬のワンフェスにて製品化が発表された。発表当時ユーザーからは思ったより安いという声も多く上がっており、実際税込16,280円という価格はかなり頑張っているらしい。また、カルバチョートをすでに所有している人向けにギア単独でも販売された。サイズと重量の関係から専用のベースによって保持する方式になっている。ちなみにシタラ本体もカルバチョート天機同様の調整が行われている。
ガネーシャ天機はカルバチョート天機に引き続きディーパバリを同梱。お値段据え置きなのでお得。こちらは無印での反省からギア単独での販売はない。
- バーラタCSはアリス・ギア・アイギスCS限定版に収録された限定キット。楓とのセットでこちらも素体のみの収録。
- 表情はカルバチョートが通常、ドヤ顔、笑顔。カルバチョート天機が通常顔(左目線)、照れ、唖然。ガネーシャが通常、笑顔(目細り)、困り顔。ガネーシャ天機がキリっと、微笑、ぐぬぬー。
武装神姫シリーズ
エヴァンゲリオンシリーズ
フレームアームズ・ガールシリーズ
メガミデバイスM.S.Gシリーズ
商品リスト
01 | アサルト/スカウト | 01.1 | アサルト/スカウト REAL TYPE |
---|---|---|---|
02 | スナイプ/グラップル | 02.1 | スナイプ/グラップル REAL TYPE |
03 | ホーネット | 03.1 | ホーネット LOW VISIBILITY |
03.2 | ホーネット CRAFTMANSHIP Ver. | ||
04 | ロードランナー | 04.1 | ロードランナー LOW VISIBILITY |
05 | 忍者 | 05.1 | 忍者 蒼衣 |
05.2 | 忍者 影衣 | ||
06 | 弓兵 | 06.1 | 弓兵 蒼衣 |
06.2 | 弓兵 影衣 | 06.3 | 弓兵 桜鬼 |
07 | マジカルガール | 07.1 | マジカルガール DARKNESS |
08 | ウィッチ | 08.1 | ウィッチ DARKNESS |
09 | ラプター | 09.1 | ストライクラプター |
10 | ランチャー | 10.1 | ランチャー HELL BLAZE |
11 | ランサー | 11.1 | ランサー HELL BLAZE |
12 | 九尾 | 12.1 | 九尾 火舞羅 |
13 | エクスキューショナー | 13.1 | エクスキューショナー BRIDE |
14 | エクソシスト | 14.1 | エクソシスト WIDOW |
15 | 玉藻ノ前 | 15.1 | 玉藻ノ前 白面金毛 |
16 | スサノヲ | 16.1 | スサノヲ 蒼炎 |
16.2 | スサノヲ レガリア | 16.3 | スサノヲ 紅蓮 |
17 | 赤ずきん | 18 | アリス |
19 | アマテラス レガリア | 20 | グランマ |
21 | クイーン・オブ・ハート | 22 | ガンナー |
23 | ナイト | 24 | タンク |
25 | パラディン |
A1 | 吾妻楓 | A1.1 | 吾妻楓【皆伝】 |
---|---|---|---|
A2 | 兼志谷シタラ Ver.カルバチョート | A2.1 | 兼志谷シタラ Ver.ガネーシャ |
A2.2 | ギアユニット Ver.ガネーシャ | A2.3 | 兼志谷シタラ Ver.カルバチョート【天機】 |
A2.4 | 兼志谷シタラ Ver.ガネーシャ【天機】 | ||
A3 | 相河愛花 | A3.1 | 相河愛花【仁愛】 |
A4 | 一条綾香 | A4.1 | 一条綾香【英俊】 |
A5 | 金潟すぐみ | A5.1 | 金潟すぐみ【臥薪】 |
A6 | 小芦睦海 | A6.1 | 小芦睦海【剛毅】 |
A7 | 高幡のどか | ||
F1 | バーゼラルド | F1.1 | マジカルバーゼラルド |
B1 | エーデルワイス | ||
B2 | アーンヴァル | B2.1 | アーンヴァル リペイントカラーバージョン |
B3 | ストラーフ | B3.1 | ストラーフ リペイントカラーバージョン |
ファン活動・作例など
ファン活動の範囲における二次創作が認められており、個人で製作したカスタムパーツなどをワンフェスなどのイベントで販売することが可能である。自作や複製を嗜んでいる上級者にはぜひとも盛り上げて戴きたい。
ホビー誌でも特集が組まれ、世界観にのっとったものやウェザリングを施したもの、モデリングサポートグッズでカスタムしたもの、サポートメカを作製したもの、花嫁衣装に身を包むというドール的な作例、ジオラマなど多種多様な作例が記載された。メガミガンプラは自由だ!
関連動画
関連静画
関連商品
関連リンク
関連項目
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