メガロポリス・ノックダウンは田澤類の漫画。全2巻。
ウェブ漫画サイト「ComicWalker」および、ニコニコ静画 (マンガ)内のコミック「ほぼほぼ週刊コミックフラッパー」で連載されていた。
概要
「ComicWalker」では2016年7月から、「ほぼほぼ週刊コミックフラッパー」では2016年10月から2017年07月まで連載され。1話目は紙媒体の漫画雑誌「コミックフラッパー」2016年9月号にも「ComicWalker」からの出張掲載扱いで掲載された。
18禁指定のクライムアクションゲーム『メガロポリス・ノックダウン』(MKD)にはまった女子小学生が、MKDオンラインの世界で成り上がっていく様を描いている。
作者が2016年1月から2016年7月までニコニコ静画 (マンガ)にユーザー投稿作品として投稿していた「せろぜっと」という漫画に出版社から声がかかり、改題・リメイクしたものである。
「ComicWalker」および「ほぼほぼ週刊コミックフラッパー」での連載が終わってニコニコ静画にてユーザー投稿作品として続きを「メガノク」として不定期連載を開始した。
2019年12月から国内・海外ゲーム情報サイトの「Game*Spark」にて続編として「メガロポリス・ノックダウン・リローデッド」が連載開始された。メガロポリス・ノックダウン・リローデッドはメガノクをブラッシュアップした物を連載している。
あらすじ
小学5年生の的野鋭美は禁断の道に歩みを進めた。大人気クライムアクションゲーム『メガロポリス・ノックダウン TOKYO EDITION』(MKDT)をプレイし始めたのだ。同作はMKDシリーズの最新作で、東京とその周辺を舞台としたもの。クライムアクション故にZ指定(18禁)となっており、本来なら小学生の鋭美が遊んでいいものではない。おまけに彼女の母親は教育熱心で躾にも厳しく、クライムアクションゲームで遊んでいるのを見つかったらただでは済まないのは確実だ。それでも鋭美は、あえてその道に踏み込んで行く。
きっかけは両親と見ていたテレビニュース。そこではMKDTが青少年に悪影響を与えかねないものとして、批判的に取り上げられていた。
『欧米を中心に熱心なファンが多いが、残酷で暴力的な描写に批判が多い。
そんなゲームの、東京を舞台にした新作が発売され、日本でも売られている』
ニュースの批判的な論調とは反対に、鋭美は別の目線でそのニュースを見ていた。MKDTの美しく刺激的な映像に興味を持ったからだ。その日の夜中、家のPCを父親のアカウントから起動し、動画投稿サイトでプレイ映像を見る鋭美。そこには、鋭美が求める世界があった。
自室のクローゼットに隠し棚を作り、貯金していたお年玉13万2000円を注ぎ込んで購入したモニターとゲーム機を設置、鋭美はMKDTの世界に誘われて行った・・・・。
登場人物
中心人物
- 的野鋭美 (10歳)
- 主人公。小学五年生の女の子。オンラインでの名前はEIM415。MKDTに魅せられて、その世界に嵌っていく。当初は3D酔いやオンラインの初心者狩りで苦しむも、守をオンラインの相棒にしてアドバイスを受けていくことで、徐々に非凡な才能を発揮して行く。また、オンラインで年齢を偽るために、自由研究にかこつけて看護学生をしている親友の従姉妹を取材する、守をうまく言いくるめて自分の相棒にする、クローゼットに巧妙な隠し棚を自作する、母親対策の監視装置を家に仕掛けるなど、リアルでも非凡な才能を見せる。
- プレイスタイルはマサクル(皆殺し)。一人称視点とフリーエイムを好む。理由は「三人称視点とオートエイムは、殺した実感がないから」。
- 背戸口守 (30歳)
- 鋭美のオンラインでの相棒にして師匠とも言える存在。本業は漫画家のアシスタントで、何れはデビューを考えている。アカウント名はMAMO-S。当人は善良で常識的な人物。VCの声から「18歳未満の女の子が、Z指定のMKDTで遊んでいるのではないか?」とEIM415(鋭美)の素性を疑っており、「オンラインで未成年者とフレンドになるのはアウトだろう」と悩む。だが彼女の才能に魅力を感じた事、またオンラインで素性を詮索するのは失礼だとの考えから、EIM415とは「一通りのことを教えて袂を分かとう」と割り切った関係を持つ。
- 元々はMKDTをやりこんだプレイヤーであったが、ゲーム機のHDDが壊れた事でセーブデータを完全喪失し、MKDTも最初のレベルからやり直しになってしまう。その時にたまたま鋭美と知り合い、彼女が「自分と同じ初心者がいる」と勘違いしたことが、相棒になるきっかけとなった。
- プレイスタイルはロールプレイ型。タブレット用の関連アプリも活用するなど、MKDTに精通している。
他のプレイヤー
用語など
関連静画
関連項目
脚注
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