メタスとは、『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』に登場するモビルスーツである。
型番:MSA-005
概要
エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社による「Z計画」により、試作機として誕生した機体。
MA形態への変形が可能だが、可変機構のため胴体部分が3本のパイプで繋がれているだけである。
事実上MA形態が本来の姿であり、「MSに変形できるMA」といったところ。
武装はアーム・ビームガン2基とビームサーベル6本。バックパックが大きく伸びているため全高は26mと高い。モノアイを2つ持っている。
TV版では第22話で初登場。
メインパイロットはレコア・ロンドであったが、ファ・ユイリィも度々搭乗しており、レコアがティターンズに転身した後はファがメタスを預かることとなった。カツ・コバヤシや、アーガマのブリッジクルーであるトーレスも搭乗したことがある。劇中では頻繁に損傷したり撃墜されたりしているが、メタス搭乗時に死亡したパイロットはいない。
あまり戦闘向きの機体とは言えないが、機動力の高さを活かし味方機の窮地を何度か救っている。
最後はファがジュドー・アーシタの乗るZガンダムを助けるために半壊したまま出撃、マシュマー・セロのハンマ・ハンマの攻撃により再起不能となり、ファは戦線を離脱した(ZZ第10話)。
劇場版Zガンダムでは第Ⅱ部でZガンダムとともに初登場。
レコアがパイロットを務め、百式のメガバズーカランチャーにエネルギーを供給する(TV版ではゲルググのレプリカ機が担当)などして活躍した。第Ⅲ部にてヤザン・ゲーブルのハンブラビに撃墜された後は、2号機が配備されファが搭乗。最後まで無事戦い抜いた。
派生機
- メタス改(MSA-005S)
『Z-MSV』に登場。ハイメガキャノンを搭載。 - メタス・マリナー(MSA-005M)
『機動戦士ガンダムZZ』に登場する予定だった。水陸両用。 - ガンキャノン・ディテクター(MSA-005K)
『Z-MSV』『機動戦士ガンダムUC』に登場。メタスのムーバブルフレームが採用されている。 - ZⅡ(MSZ-008)
『Z-MSV』に登場。メタスの可変機構が採用されている。 - リゼル(RGZ-95)
『機動戦士ガンダムUC』に登場。メタスの可変機構が採用されている。
他作品での扱い
- 『スーパーロボット大戦』シリーズでは修理機能を持っている。
- 『SDガンダムフルカラー劇場』や『武者ガンダム』シリーズ、『ロストヒーローズ』などの擬人化MSが登場する作品では、パイロット補正からか立派な股間をしているにも関わらず女性とされることもある。
余談
名前の由来は「目が多数」。モノアイを2個しか持たない本機には不釣り合いな名前だが、これは複数のモノアイを持つハンブラビのデザインを本機のものとして使う予定があった名残である。
関連動画
関連項目
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