メタルマックス3とは、ニンテンドーDSのゲームである。
名称どおりメタルマックスシリーズでは3作目(MMR含まず)、サーガシリーズを含めると7作目にあたる。
2010年7月29日発売。
概要
正規ナンバリングタイトルによる3作目。前作メタルマックス2から実に17年ぶりの完全新作となる。
これまでのシリーズと同じく、大破壊によって荒廃した世界を舞台に戦車で旅をする。
今回も自由度が高く、一昔前のゲームを彷彿とさせる『楽しめるバグ技』ももちろん実装済み。
主人公はこれまでの主人公とは大きく雰囲気が違い、またある程度特徴的な能力や設定を持っているが、
これまで同様台詞は選択肢がある時のみであまり多くなく、またデフォ名もない。
初っ端から死んだ状態で始まりDr.ミンチの電撃によって蘇り、同時に失った記憶を取り戻すために旅をする。
今まで様々な形態の戦車(はしご車・戦闘機型等)が登場したが、新規要素として今作ではバイク型(白兵/戦車武器の両方及び人間道具が使用可能)やバイオタンク(MM1のマンモスタンク等)が戦車として登場する。
また、これまでのシリーズと異なり、アイテムやステータスを引き継いでの周回プレイも可能。
一部店舗の販売品や入手アイテムがプレイごとに異なるため、周回プレイ実装の重要度が増している。
通信機能は対戦とアイテムトレードに用いる。
加えて2011年12月8日に発売されたメタルマックス2:リローデッドに於いて、タキオンマターと言うアイテムと引き換えに本作で手に入れた戦車装備と人間装備を向こうに送る事が出来る。
ストーリー
「さぁ、よみがえるのだ! この電撃でぇぇっ!」
自分は何者なのか? どうして死んでしまったのか?
システム面について
メタルマックスシリーズを踏襲し、そこにメタルサーガのテイストを追加したような雰囲気。
斜め移動が無い以外は、操作面は非常に良好である。
また、基本的にタッチパネル操作は行わずに十字キーと各ボタンで操作できる。
ホックの交易所という場所に辿りつくことで、入手アイテムを通信で他のプレイヤーと売買できるようになる。
今作では一部販売アイテム、入手アイテムがプレイごとに異なる仕様のため、クリアして周回プレイを行わない限り入手できないアイテムも存在する。
戦車についてはこれまでのメタルマックスシリーズを踏襲し、人数ごとに乗車する。
今作でもパーツの改造は健在であらゆるパーツを改造できる。今作は改造限界の差が大きいため、
小口径の砲が大口径の砲より強くなったり、U-シャーク砲など限界まで改造すると物凄い性能になるものもある。
また、手間はかかるがアーチストの超改造によって限界を超えた改造も可能(255回まで可能)。
超改造1回につき、攻撃力は一律+5、重量は本来の値の2%増加なため軽いパーツほど相対的に強くなる。
ひぼたんシリーズの漢の浪漫度も大幅にアップしている。
戦闘システムは、サーガシリーズ含むこれまでのシリーズから良い部分を抽出されている。
人間用武器は1人につき3種類携行でき、戦闘中に選択して攻撃できる。
メタルマックスシリーズで好評だった高速戦闘モードが実装されているが、処理の限界に挑戦したためか、フリーズに近い処理落ちが発生することもある。数分待てば直ることもあるが、こまめにセーブはしておこう。
主な登場人物
- 主人公
- 冒頭で死んでいるため、いきなりDr.ミンチの電撃を食らうことになる。電気ショックの影響か、死んだからか生前の記憶がない。
- 序盤は3種類の名前から選択して名乗れるが、どれを選んでも表示される名前は「ドラムカン」になる。
- 公式サイトで「史上最強のLv1」と呼ばれており、序盤に出てくる賞金首ぐらいなら一人で勝つことも可能。
- 職業はハンターとされているが、序盤はどちらかといえばハンター+ソルジャーと言った感じで、汎用ハンターより装備も多い。
その為、パーティの編成次第では白兵戦時にソルジャー的な役割を兼任することも。
レベルが上がってくると徐々にハンターらしい能力になり、特技もほぼハンターに準ずる。
ただしHPはソルジャーをも上回るが、素早さだけはハンターに劣り、「ゴーストドリフト」を覚えないと言う相違点がある。
また、死んでしまっても犬以外の仲間が生きていれば戦闘終了後に生き返るという特徴もある。
メタルマックス2:リローデッドでもチョイ役だが登場している。ムガデストーチをありがとうございます。 - コーラ
- 本作のヒロイン。本名コーラ・ギンスキー。序盤で駆け落ち寸前のところを主人公と出会う。
シエルタの支配者であるリチャード・ギンスキーの娘で、見かけた人からは歳は16~17歳ぐらいで非常に美人と評される。カートリッジのシールに描かれた立ち絵イラストを見ると確かに頷ける。しかも年齢の割にナイスバディー。 - ラスティメイデン領主である「タロミオ・ヤマダニンゲン」との結婚が嫌で逃げ出すつもりだったが
あえなく捕まりシエルタへ引き戻される。 - 性格は勝気でわがままだったが、中盤以降は明るく快活で働き者となり、他人思いな面を見ることができるようになる。
- 中盤以降のデレっぷりはすごい。
- シセ
- 本作のもう一人のヒロイン的存在。ワラの街の滝壺の洞窟に父親のベルモンドと二人で住んでいる少女。
- 流れてきたチョッパー(バイク)を発見し、引き上げようとしていた際、跳ね上がったバイクに潰されかけた所を主人公に助けられる。
- 性格は(序盤のコーラと違い)気立てが良く優しく、主人公がやってくると快く泊めてくれる上にお弁当まで作ってくれる。
- ハンターを目指す兄、ダニエルがいたが、賞金首「ユムボマ」に殺されてしまった。
- その仇討を成し遂げ、さらに命を救ってくれた主人公が気になる様子。
- 毎回いる場所が変わる(キッチン・座ってうたたね・墓の前等)が、稀に川で沐浴しているシーンが見られる。
- タロミオ・ヤマダニンゲン
- ラスティメイデンの前領主の息子(長男)。父親が死んだため、新たに領主となった。
- 何度かシエルタに訪れた際に見かけたコーラを見初め、結婚するためにビーカップまで迎えに行くも、
- 仲の悪い弟(3男のサブロミオ)の裏切りによりその望みはかなうことはなかった。
- ただのボンボンかと思いきや頭が切れ行動力があるようだ。というかものすごいナイスガイ。
- 本編ではすでに故人だが、その話は描き下ろしコミック「メタルマックス3 夢見るカルメン」に描かれている。
- トレド
- 相棒であるレスラーのラウルと共にクライング・ママにコーラを連れ戻しに来るハンター。序盤に登場する。
愛車『MBT77』に搭載されている兵装を並べ立てて相手を威圧するのが印象的。
「手を上げろ! 動くな! 動くと主砲をぶっぱなす! 火炎も放射する! 機銃も撃つぞ! 対人追尾機能つきミサイルもある!」
彼に答えた名前(ドラムカン・~~)が序盤の名前になる。
序盤のシエルタ以降めっきり姿を見せなくなるが、後半のとあるクエストに大きく関わってくる。
漫画「双銃身の魔女」の#4にも登場。ゲームと違い、此方はがっしりとしたタンクトップ姿。 - カスミ
- プエルト・モリ北の崖っぷち海岸で暮らす女性。中盤に登場。年齢は40前後と思われる。
一人暮らしだったが、「ドラム子」と名乗る少女を拾い、以後二人で生活している。
以前メモリーセンターで働いていた経験があり、冒険のデータをセーブしてくれるが、持病を抱えているらしく時折激しく咳き込む。
その昔は「爆音のカスミ」と呼ばれるほど名の通った女ソルジャーで、年を経て持病を抱えている今でもその実力は健在。
漫画「双銃身の魔女」にも登場。ゲーム本編より前の物語の為、此方はやや若く描かれている。
「蛇舌のガリンド」との戦いで傷ついたテッカとタマの二人を保護した。 - オズマ
- 数多くの犬を従えた老ハンター。カスミとも面識がある。
ハンターながら戦車こそ持っていないようだが、犬との連携を活かした戦いを得意とし、「魔犬のオズマ」の異名を持つ。
テッペンタウン西の本拠地にある彼のトーチカには多数の犬が飼われている。
冷血党ナンバーズのNo.3「ブレードトゥース」が討たれたと知り、ビーカップの酒場で自棄酒を呷っている。
彼とブレードトゥース、そして冷血党の間には非常に大きな因縁や関わりがあるのだが、それは本編を参照のこと。 - テッカ
- 漫画「双銃身の魔女」の主人公の一人。メタルマックス3本編には登場しない。
三つ編みにした黒い長髪と、黒いボディースーツに包み込んだ豊満な肢体を持ち、黒縁眼鏡をかけた長身の美女。
「黒フレームの死神」の異名を取る女ハンター。切り詰めた上下二連散弾銃を常に携帯している。
タマと共に天涯孤独となった自分を拾ってくれたハンター「ハビエル」の仇である「蛇舌のガリンド」を探して旅をしている。 - タマ
- 漫画「双銃身の魔女」の主人公の一人。メタルマックス3本編には登場しない。
小柄な少女で可愛らしい外見をしているが、人間離れした身体能力を誇り、「時をはしょる少女」の異名で呼ばれる女ソルジャー。
コブラやマングースよりも、そしてハビエルの仲間であった、西の砂漠で最強と言われた戦闘犬「サイモン」よりも速く動ける。
テッカの散弾銃の束ねられた銃身のように、常に二人一つとして行動していることから、「双銃身(ダブルバレルズ)」と呼ばれている。余談だが、前述したカスミの家の地下にあるクローゼットからは、人間用武器「ダブルバレルズ」が入手できる。
単なる偶然か、若しくは…このダブルバレルズをどう解釈するかは、プレイヤーによって様々だろう。
なおコーラは序盤のイベント限定で、シセはユムボマ撃破後以降結婚ENDが見られる。
冷血党
- ドミンゲス
- 冷血党の遊撃隊長。物語序盤からハンターオフィスで話を聞くことが出来る。
詳細は個別記事で。 - ムガデス
- ブレードトゥースが倒された事で、繰り上げで冷血党ナンバーズのNo.3に収まったムカデ人間。通称『百銃のムガデス』。
詳細は個別記事で。 - オーロック
- 冷血党ナンバーズのNo.2である牛頭の巨漢。エルルースの街の中央に在るビルを占拠し、その最上階に居る。
エルルースの地下に潜む情報屋のダフネを拉致して、無理矢理とある情報を吐かせようとしているが、戦い自体は真っ向から正々堂々と挑む武人然とした一面も持っている。詳細は個別記事にて。 - アルメイダ
- 通称『狂騒のアルメイダ』の名で知られる賞金首で、冷血党の改造人間。
嘗ては冷血党に対抗する集団『煮えカカシ』の一員だったが、彼等を見限り冷血党に付いた。
その裏側には非常にドロドロとした人間模様が存在している。
詳細は個別記事にて。 - オルガ・モード
- 冷血党ナンバーズのNo.1で、冷血党全体の実質的No.2。
変装の名人で、その正体を見た者は全て殺されていると言われており、ハンターオフィスでもその正体が掴めていない。
詳細は個別記事で。 - ブレードトゥース
- 冷血党ナンバーズのNo.3で、気に入らなければ味方すら殺すことで恐れられていた。
No.3ながら冷血党幹部の中では最高金額の賞金100,000Gが掛けられていたが、既に何者かによって倒されている。
詳細は個別記事にて。 - グラトノス
- 冷血党の首魁であり、本作の黒幕。
人を超えた超人と己を称し、コーラの身柄を付け狙う。
詳細は個別記事で。
仲間
仲間は生物2名+犬1匹の計3体までで、ヌッカの酒場という施設で入れ替え、追加が可能。
職業はハンター、メカニック、ソルジャーに加え、人間戦闘での回復役であるナース、肉弾戦特化のレスラー、砲弾作成や戦車改造を行えるアーチストが追加された。性別は男性、女性、オカマの3種類。
仲間が固定ではなく追加、入れ替えが可能になったためか、メタルマックス特有の能力値は戦闘レベル、運転レベルのみとなる。メタルサーガから「男らしさ」のパラメータが取り込まれ、性別固有スキルによる攻撃に影響を受ける。男らしさが高ければ男性キャラ特有の「男気パンチ」の威力が向上、逆に低ければ女性キャラ特有の姉ちゃんキック「パンチラキック」(もしくは「セクシーパンチ」)の威力が向上する。特に女性用は装備によっては並の戦車砲の威力を軽く凌駕する。しかし、オカマは「男らしさは上がる上、装備は男性用、特技は女性用」となるため、パンチラキック、セクシーパンチが死に技能となってしまう。 つまりネタロマン性別である。
シリーズ通しての仲間としてバイオドッグが今作でも登場。
犬は固定箇所での勧誘となるが、今回は主人公以外全てを犬にするといった変態則パーティーも組めるようになった。
- ハンター
- シリーズ定番職。今までのシリーズの主人公的な能力で、戦車の扱いなら全職中ナンバーワン。
また、戦車が無くとも白兵戦能力はレスラーやソルジャーに次いで三番目に強い。
主人公も職業上はハンターなので、能力が一部被っている為影が薄くなりがちで、どうにも主人公の劣化版と言う感が否めないものの、今回の主人公は色々と特別なので仕方ない。しかし、素早さだけは主人公を上回る成長を見せる。
従来シリーズの主人公をもう一人連れ歩けると考えれば、戦車戦での有用性の高さが理解できるだろう。
回避率を上げる「ゴーストドリフト」や、選んだ武器で2~3連続攻撃する「電光石火」など戦車用スキルを多く覚える。
バイクに乗せていれば、人間用武器でも電光石火が適応される。 - 終盤の強力なボスは、基本的に全て戦車で戦う仕様なので、ここで日の目を見る晩成型。
- 最終特技「全門発射」は文字通りの効果で恐るべき攻撃力を発揮し、主人公+ハンター二人のパーティを超改造等で強化したバースト系大砲や連装系SEを満載した戦車三台に乗せての全門発射×3は、間違いなくこのゲームの最大火力となり得る。
- メカニック
- シリーズ定番職。修理のプロ。破損したパーツやシャシーを直せる。
- レベルが上がると大破も直せるようになる他、戦闘中でのタイル貼りや修理が可能になり、戦車戦での持久力が上がる。
- 運転もハンターに次いで得意だが、戦車での攻撃に関する特技は覚えてくれないので其処は注意。
肉弾戦は苦手で、能力も殆ど生かせない。が、相手が機械となれば話は別。 - 「ゆるめる」でボスや賞金首でも弱体化を引き起こし、「スパナ乱舞」で集団に大ダメージを与え、
- スパナ系装備でパーツ破壊を起こし、最終特技「解体」で、賞金首と一部ボス以外は問答無用で一撃必殺できる。
- フェイスレスかお前は。
- ソルジャー
- シリーズ定番職。肉弾戦が得意。ダンジョン攻略の友。
白兵戦攻撃力No.1の座こそレスラーに譲り渡したが、高いステータス(運転スキル除く)と豊富な装備品がウリ。 - クルマから降りれば「ダブルアタック」で2回攻撃をしたり、「派手なカカシ」で敵の攻撃を自分に引き付ける事も出来る。
特にデフォで4回攻撃の出来る武器「マグナムガデス」でのダブルアタックは、白兵戦でもトップクラスの威力を誇る。
最終特技「ぶっぱなす」は、文字通り装備している武器を上から順に全部ぶっ放す豪快なもの。
周回プレイでマグナムガデスを3つ揃えれば、怒涛の12回攻撃と言う恐ろしい真似も出来る。 - 運転は苦手だが、バイクであればバイクを盾代わりにして自前の武器で攻撃するという戦法が取れる。
- また、戦車戦闘開始時のアイテム使用要員(煙幕など)としても、高いHPのため重宝する。
- ナース
- 今作初登場。回復アイテムの効果が2倍になる。
- スキルで回復アイテム無しで味方を回復したり、アイテムを味方全員に使用したりできる回復のスペシャリスト。
最終特技「戦場のAED」は死者さえ蘇生させることが出来る。 - また、メカニック同様、こちらは生物に対して「禁断の注射」で一撃死与えることができる。
- そのほかの部分も人間版メカニックであり、白兵戦はそこそこだが戦車戦では特技を生かせない。
ただし、HPは低めなので死にやすい為、残りHPには気を使うようにしよう。 - バイクに乗せておくと道具が使用できるのでバイクのほうが向く。この際もちゃんと効果は2倍になる。
- レスラー
- 今作初登場。ソルジャーと同じく肉弾戦が得意、要するにFFのモンクである。
こちらはボス戦要員の色が強く、瞬間火力と最大HPならばソルジャー以上。
ドラムストレッチで攻撃力を上げてからの台風チョップの威力は強烈で、状況次第では戦車の主砲をも上回る。 - その反面、装備できる武器が少なく、スキルを使用しないと単体攻撃しかできない。
運転レベルは最低で乗車時の利点が範囲攻撃と壁程度であるなどクルマの扱いは最も苦手だが - 最終特技「ヨコヅナオーラ」を纏えばもはやそのようなものは必要ない。
しかもドラムストレッチと効果が重複するため、ヨコヅナオーラにドラムストレッチを重ねがけしての台風チョップの威力は、白兵戦最強のダメージを叩き出す。 - アーチスト
- 今作初登場。砲弾作成や戦車改造ができる「ゲージツ」のスペシャリスト。
- 他の職業と異なり男女とも「カワイイ」と形容すべき外見も含め、一見するとかなりのイロモノ。
- 全体的にステータスは低めなものの人間、クルマ両者のスキルをバランスよく持っており、正に痒い所に手が届く職業。
- 人間ではマイク(音波属性)による範囲攻撃に長け装備もそこそこ多く、「暗黒舞踏」による連続攻撃が強力。
戦車でも意外と運転技能も高めで「砲撃演舞」で連続攻撃でき、破損程度なら修理もできるFF3の賢者(ただしDS版)的存在。 - 砲弾作成(セメント弾が強力)や改造ゲージツ(改造限界突破)といった独自のスキルがあるので、1人は育てておくと便利。
- 犬
- シリーズ恒例。トレーダーキャンプ跡にいたり、街で譲り受けたり、ワールドマップ上で倒すことで仲間にできる。
- 今まで通り主人公の命令は受け付けずオートで行動する為、犬を残して人間がすべて死んでしまうと全滅扱いになる。
- これまでは戦車に乗れないため何かと死に易かったが、「ポチバイク」などの全攻撃のダメージを割合減するアクセサリが登場し、最上級の「スーパーポチタンク」ともなれば全攻撃80%カットと誇張抜きで戦車並の防御力が得られるため、たとえ賞金首相手でもそう簡単には死ななくなった。
- また、これらはあくまでアクセサリであるため戦車が侵入できない場所でも使用でき、白兵戦時は下手なソルジャーやレスラーより遙かに頑丈である。
- 素早さが最大である他それ以外の性能も高めで、攻撃時は敵の弱点を狙ったりと比較的的確な行動を取り特定のアイテムがあれば仲間のHPを回復してくれるため、戦車メインのパーティでは重要な白兵戦力となる。
- なお、1度クリアするとヌッカの酒場にて任意で登録することができる。
- (性別も決められる。犬の性別を決めても意味はないが)。主人公+犬3匹でのプレイも可能。
戦車(クルマ)
バイク型の戦車(クルマ)が追加され、戦車戦闘では不遇であったソルジャーが、メタルマックスリターンズのバギーのように、乗車したまま手持ち武器で攻撃できるようになった。ただし、バギーと違い体が露出している所為か、バイクは乗り手が直接攻撃を受けることがあるため、装甲タイルの他にHPにも注意が必要。
シリーズの定番である戦車の改造だが、シャシー改造によってシャシー自体の進化(魔改造?)が行われる。
ただし一度改造すると元に戻せない(メタルサーガ・鋼の季節での仕様)ようで、この仕様は否定的なプレイヤーが多い様子。
外観が変わったり固定武装が増えるのを避けるため最終進化をさせないという選択肢もある。
非可逆式である点は開発側も問題として捉えていたが、改造した戦車を元に戻すと装備品が消失する不具合が発生するため、修正されなかった(修正するには開発期間が迫っていた?)。
宮岡氏も次作があれば改善する予定だった為、2011年12月8日発売のメタルマックス2:リローデッドではとうとう可逆式になった。
また、一部戦車は特定の改造段階が達していると、とある場所の改造屋でダブルエンジン仕様に改造でき、これまで不遇だった重量級戦車にエンジンを2つ搭載し2倍の出力を得られるようになった。
これによって戦車とバイクの役割分担がなされたが非戦車戦闘車両はやや割りを食うことになった。
この点も次作ではキチンと改善されている。
武器は従来の主砲・副砲・S-Eから大砲・機銃・S‐Eと名前が変わり、それぞれの種類に対応する穴に装備できる。
発射は原則として1武器ずつの使用となるが、シャシーやCユニットに「○○ラッシュ」という特性があれば対応する種類の武器を全発射でき、ハンターの特技「全門発射」によって全武器をまとめて発射できる。
そのため、ラッシュ向けに一つの種類の武器だけ5門という極端に偏った武器構成の車両もかなり多く存在しており武器の種類をそろえてのラッシュや高火力武装で固めた全門発射は驚異的な火力を誇る。
- チョッパー
- 主人公が記憶を失う以前から乗っていたらしいバイク。ハーレーのような外見で、主人公の名前が書いてある。
- 最初に入手できる、というか実質初期から持っているのだが鋼の季節のように序盤で奪われるため自分のものになるのは中盤にとあるトレーダーキャンプで買い戻した時になる。パッケージでコーラが乗っているバイクがこれ。
- 改造後は大砲とS-Eを主力にするもの、機銃穴が多いもの、強力な固定武装がつくものなどがある。
- 車体が軽く改造費用が安いなど至れり尽くせりの性能だが、一部変なシャシーがある。
- パトカー
- グレートキャノンの2階に駐車されているスポーツタイプのパトカーで、多くの人にとって最初の自分の車両になる。
- 元々機銃穴が多い上改造で機銃穴を増やすことでバルカンラッシュの特性を得られるため機銃を大量に取り付けるとザコに対しては圧倒的な殲滅能力を発揮する。流石は警察。
- 実現は難しいが、255回超改造7.7mm機銃5連装などのロマン装備をやると意味不明なアホ火力になったりもする。
- カラーリングによっては、どう見てもタクシーみたいになったりする。
- モトクロッサ
- バイク型2つめ。極楽谷の何処かの沼地に沈んでいるのをクルマで引き上げて入手する。
名前の通りモトクロス等に用いられるオフロードバイクのような外見。モデルはBMWのR1200GSと言われている。 - 序盤から使用できる上、後半の改造幅が広く特定の用途に特化した改造が可能。
とあるイベントで奪われるチョッパーの代わりに使うバイクとしては、十分な性能を持っている。 - バイク型は乗りながら人間用武器で攻撃できるため、ソルジャーと相性がいい。
- ナースやレスラーを乗せる場合は壁代わりに使用することになる。
バイク好きのメタルマックスユーザーの中には、ペイント屋でライトグリーンに塗って「カワサキ」とか、オレンジに塗って「スズキ」とか、赤く塗って「ホンダ」とかやった人間も少なからず居るだろう。「ヤマハ」? うん…青色、無いんだ…。 - MBT77
- イカレタンクとしてビーカップの南を徘徊しているのを撃破すると心を…もとい、Cユニットを入れ替えて仲間になる。
- 普通にプレイしていると(普通があるか怪しいが)初めて手に入る『戦車らしい戦車』である。
- 戦車のステレオタイプというべき外観はMBT-70/KPz 70(米独共同の戦後第二世代戦車)に近い。
- 平均的な能力で使いやすいが、改造を進めると固定武装が増えていくのでどこかで止める必要がある。
- ダブルエンジン可なので安定して強いが、それが固定武装が一つつく段階というのが絶妙なジレンマである。
- 持ち物積載数がトップであるためタイルを積んでメカニック用もアリ。実は登場人物の一人「トレド」の戦車の色違い。
また、同じような戦車が漫画「双銃身の魔女」にも登場し(此方ではMBT-Xと言う)、激闘の末にテッカ達の愛車となる。 - Rウルフ
- シリーズの看板戦車、皆大好きメルカバモチーフのレッドウルフ。序盤からラスティメイデンで購入出来る。
しかし30,000Gと聊か割高な為、序盤に買うには多少稼ぎが必要。 - (イベント中一時的に100万Gに値上りする(実際は買えなくなる)が、イベントを進めると元の値段に戻る。)
- 今回も相変わらず高性能。固定武装がない状態でダブルエンジンにできる上、固定武装もかなり高性能。
- また、改造ルートが少ない分無駄な物がつく改造先がない為、改造に失敗がないのも嬉しい。
- 特性の「会心の一発」は穴1に積まれている大砲のクリティカル率を上げる効果がある。
- 強いて言えばラッシュに不向きなのと初期アイテムの積載数が少ないことが弱点となるため
- どちらかといえば全門発射が可能な主人公やハンターが乗るのに適した戦車である。
- スカウター
- 装輪装甲車。シリーズ定番のほぼノーヒント(今回は情報多め、場所も分かりやすい)で樹界の何処かに埋まっている戦車。
- 尖った能力が無いためそのままでは余り強いとはいえない。ダブルエンジンなら強かったと思われるが…
- アイテム積載数がMBT77と並び最多タイであり、フリー穴も多いので補助に回るのが有効か。
- 性質上倉庫代わりの牽引車としても最適。また、レンタルタンクのシャシーとしても多く登場する。
- バイオタンク
- バイオキングダムで作成する、成長する戦車。車体改造はできないが戦闘に参加することで成長する。
- 入手時期もそうだが成長もゆっくりとしているため大器晩成型。
- マンモス、ビートル、タコ、トリケラの4種類といくつかの性格から選べ、それによって武装とパラメーターが変化する。
- 作成には鉄くずと膨大な量のぬめぬめ細胞を必要とする。
中には歴代シリーズの敵キャラ、或いは賞金首を同じ外見をしているものも。
(マンモス→マンモスタンク、ビートル→レーザービートルorプラズマビートル、タコ→タコタンクor軟体キャノン)
本作には過去の賞金首(ムカデロン等)が一部雑魚敵として出演しているため、過去作の賞金首対決なんて真似をする事も可能。 - ツングースカ
- 対空戦車。ホホアナ最下部の多量の壁の奥に埋まっている。戦車砲が正攻法だがなければパンチラキックで壁を壊せ。
- ネタバレ→別経路から土の壁一枚を破壊、登録して修理屋で回収すれば簡単に入手可能。
- フリー穴が常に少なめで固定武装で戦う事を目的とした戦車であると考えられるが改造を進めていくことで様々な固定武装が着脱し、最終形まで改造すると対空性能が迎撃性能になってしまう謎仕様。
- サイファイ
- ハイウェイを駆け抜ける賞金首、スピードキングを撃破することで入手できる3台目のバイク。
- しかし、賞金首が恐ろしく強い上レアアイテムをドロップするため入手が後回しになりがち。
- (MBT77と異なり敵そのものがシャシーではないため、倒してその場で入手できるわけではない)
- 穴構成は戦車に近く種類が分散しているが、固定武装が少ないため汎用性が高く性能はかなりのもの。
- 外観は近未来的な流線形状が特徴的な・・・と言うか、金○のバイクそのもの。さんをつけろよデコ助野郎!
- ペイント屋で「アキラレッド」などと言う直球な専用色に塗装できたりもする。
次作のメタルマックス2:リローデッドにもレンタルタンクで登場し、買い取る事で自分のものに出来る。 - 此方も赤く塗れるが、ペイント名が「キラァレッド」と少しばかり捩られている。
- ソイヤウォーカー
- 世界各地に埋まっている謎パーツを集める事で完成する…戦…車?
- どう見ても神輿です。本当にありがとうございました。シリーズでもトップクラスのネタ戦車である。
多脚駆動式の歩行型神輿と言うぶっ飛んだ外見をしている。一体何処に乗るんだろう。 - 性能のほうも色々ととんでもなく、入手時点で穴も固定武装もないという意味不明さを誇るが改造ルートが非常に多く、シャシー自体も軽い上、全て自由穴でS‐Eを3つ搭載可能という改造が存在する。改造が改造なら固定武装も固定武装でかなり強力という戦車最強の一角でもある。もちろんダブルエンジン可。
ちなみにコレのみ山本貴嗣氏のデザイン。氏は頭の何処を使ってこんなデザインを考え付いたのか。
あまりのネタっぷりに、デザインした氏自身、「今後これ以上のネタ戦車が現れるのか」と考えている。 - ソイヤ(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)ソイヤ
- ラスプーチン
- 廃工場の奥に鎮座する地を這う円盤。ソ連の試製戦車オブイェークト279。
- 固定武装は最強にして最重量級のスパルク砲であるウルトラキャノンのみで、改造するたびに主砲穴かSE穴が一個ずつ増えるだけという驚異的なわかりやすさを誇る。
- 唯一大砲を5門装備できる改造先「ツァーリプーシュカ」があり、其処にバースト系大砲4門装備してのキャノンラッシュは、正に「ツァーリプーシュカ(大砲の皇帝)」の名に相応しい無類の破壊力を誇る。
- 車体が重いのが悩み所、重すぎて初めからダブルエンジン。主砲やSEを満載するとさらに重くなる。
- ディノヒウス
- 最後に入手する(事が多い)、SFなデザインのS‐E特化の戦車。何処かのドールハウスの中にある。
- 改造の派生は多く固定武装が多めな改造先が多いものの、固定武装の性能自体はかなり良い。
- 電磁バリアの特性を持つが、今作の電磁バリアはいまいち効果を実感しづらい。
- 2週目以降は初期に入手できる方法がある。ダブルエンジン可。
尚、今回はバイオタンク作成があるためか、バトー博士が居ないためノーマルな戦車作成は無い。
また、バギーも野バスも救急車もはしご車も居ない。うん、居ないんだ…。
プレイ時の注意点、バグ
結構どこでも行けてしまうこれまでのシリーズ定番仕様のため、冒険ガイドは活用すべき。
また町の人の話は聞いて回るようにすると、次にやることが見えてくる。
酒場のマスターやホステスはそのままでは情報をくれないが、職業柄情報通。まずは売り上げに貢献してあげよう。
宿屋に泊まる、または戦闘を一定回数行うことで進行するイベントもあるので進まないと思ったら一度宿屋か、行ける場所で話を聞いて回るようにしよう。A連打で読み飛ばすと予期せぬ選択肢を選んで後悔する事も。会話シーンは十字キーで読み進めるのがオススメ。
そして笑えるぐらいNPCが死ぬ。悪党や性格の悪い奴、寿命を迎えるご老体や前代の英雄、シナリオ上でのカマセが死ぬなら普通のRPGでもよくあるが、そこはメタルマックス。善良な一般市民ほどよく死ぬ。そして悪人が結構生き残る。
それも、選択肢ミスや戦闘での耐久見誤りで死ぬのならまだ話は分かるが、放置するだけで気が付いたら死んでることすらある。
そういうのに限ってプレイヤーに有力な情報や信頼度、店(死ななければ店になるものも)だったりするから困る。
流石変態ソフトハウスDECOの系譜。なので選択肢ミスや会話読み飛ばし、NPC放置にはできるだけ気を付けないといけない。
また止め時が難しいので、次の日に仕事、用事、約束がある人はプレイしすぎに注意。
処理落ち、またはフリーズの報告がされているため、戦闘モードEを多用する際はセーブはこまめに行なおう。
他、進行に影響があるバグについてはまとめwiki等を見ることをお勧めする。
賞金首ドロップがしょぼい?が土星バースト落とさない?スピキンがメテオドライブ落とさない?バグだ? リアルラックです。
何度もやり直すか、周回プレイに望みを託すかは貴方次第。お、俺は泣いてないぞ!
ただし、波動筒が落とす205mmひぼたんに関してのみ、チャージ量でドロップテーブルが変わるため、
うまく狙わないといけない(フルチャージ、経験値500の時のみ落とす可能性がある)
関連動画
関連コミュニティ
関連商品
関連項目
- ゲームのタイトル一覧
- メタルマックス
- メタルマックス2
- メタルマックス2:リローデッド
- タグ検索 - 竜退治はもう飽きた。
- キミキス(痛ステッカーが登場。車体に貼れる)
- アマガミ(痛ステッカーが登場。車体に貼れる)
- メタルマックスシリーズの賞金首一覧
- 炎つぐもの
- オルガ・モード
- オーロック
- ブレードトゥース
- グラトノス
- ムガデス
- アルメイダ
関連リンク
- 12
- 0pt