メメント・モリ(memento mori)とは、ラテン語の警句。
直訳すれば「死を想え」または「死を憶(おも)え」、意訳するなら「死生観」とも。
簡単に言えば「(自身にいつか必ず訪れる)死を忘れるな」といった意味である。
曖昧さ回避
楽曲名
- メメントモリ - studio balabushkaによる初音ミクオリジナル曲。
- メメント・モリ - Aqua Timezによる楽曲。
- memento mori - BUCK-TICKのアルバム名。及びそれの収録曲。
- memento mori -intro- - 音楽ゲーム『GITADORA』に収録されている楽曲。
- 花 -Mémento-Mori- - Mr.Childrenによる楽曲。
人名・馬名・キャラクター名
作品名
- メメントモリ(ゲーム) - バンク・オブ・イノベーションが配信している、スマートフォン及びPC向けのゲームアプリ。
- メメント・モリ - アメリカのドラマ『Xファイル』のエピソードの一つ。
- Memento Mori - 映画『メメント』の原作となった、ジョナサン・ノーラン作の小説。
その他名称
- メメントモリ - テレビアニメ『機動戦士ガンダム00』に登場する架空兵器。
- Memento Mori - ゲーム『Dead by Daylight』に登場する消耗品。殺人鬼が生存者に直接止めを刺せる。
- メメント(遊戯王) - 『遊戯王OCG』に登場するカテゴリ・テーマ。
概要
メメント・モリの概要を書いてください。いや本当に考えるほどに難しい言葉で、項目を起こした人には説明しきれません。
「向き合う」とも「深く考える」とも違う、強引に言えば「意識しておく」でしょうか。ニュアンスの難しい言葉です。
元は戦いに勝った将軍が凱旋パレードを行う際、「今日は良くても明日はどうなるか分からないから気を抜くな」ということを思い出させるための役目として、後ろの使用人に「memento mori(死を忘れるな)」と言わせることで、そのことを思い起こしていたと伝わっている。
現在の一般的な解釈は二つあり、一つは「人間どうせ死ぬんだから生に執着するな」と、もう一つは「人間どうせ死ぬんだから今の生を楽しめ」である。
前者はキリスト教や芸術作品などで広く扱われた宗教用語・解釈であり、終末観の高まった中世ヨーロッパで盛んに唱えられたという。
有名なものに「死の舞踏」というモチーフがあり、死の普遍性(いかに異なる身分・職業であっても、貧乏人も金持ちも死は等しく連れて行き、やがては無に統合される)についての、さまざまな作品が作り出された。
逆に後者は古代ローマなどで主に使われていた解釈だが、実はあまり広く使われてはいなかったという。当時は「(どうせ明日死ぬなら)今を楽しもう」や「今は飲んで踊って騒ごう」といった意味で使われた。
また似ているが異なる表現に「Carpe diem」(直訳すると「その日(の花)を摘め」で、意味は「今という瞬間を楽しめ、今を大事にしろ」となる)があり、どちらも古代ローマではアドバイスや警告といった意味だったという。
関連動画
関連項目
- 21
- 0pt