メリディアとは……
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メリディア(Meridia)とは、ゲーム『The Elder Scrolls』シリーズに登場する存在である。
いわゆる邪神や魔族として扱われる存在、「デイドラ」の一種である。
概要
何を司るかほとんど知られておらずタムリエルでは知名度が低い、デイドラの王の一柱。別名は「無限の活力の淑女」などとも [1]。
しかし、かつてシロディール周辺に生息していたエルフの種族「アイレイド」には崇拝されており、現地の人間たちを奴隷として支配していたアイレイドの守護者である。そのことからエルフ側の守護者としても扱われる。メリディアの領域やアイレイドの遺跡などには、メリディアの眷属である、黄金の鎧をまとったデイドラ「オーロラン」が生息している。
生ける者のエネルギーと共にあり、生命や活力などを司っているとされる。その性質からアンデッドや死霊術(および死霊術を使う魔術師)を忌み嫌っており、マラキャスと同じく「デイドラらしくないデイドラ」の一柱である。その性質から実はエイドラだったのではないかという説があり魔法の神マグナスの眷属だったとも言われているが、確かなことは不明である。 [2]
活動
『Oblivion』では、アンデッドおよびそれを操る死霊術師たちを抹殺するようクヴァッチの英雄(TES4主人公)に依頼している。報酬は不可視率を上げるカジートの指輪だが、決してメリディア様が空気だからとかいうわけではない。なお、アイレイドの王ウマリルの守護者でもありウマリル復活にも関わっている。
『Skyrim』においては、山中に朽ちかけた像があるだけで、信者も見当たらない。彫像は翼があるような姿になっている。しかも「死霊術師」によって「自身の生み出したアーティファクト」が「自分を祀る聖堂」の中で「死霊術に利用されている」という有様で、ドラゴンボーン(TES5主人公)にそれらの駆除を依頼してくる。その依頼方法は、ドラゴンボーンの行く先々のダンジョン宝箱に「メリディアの灯」(通称メリ玉)なる宝玉を仕込み、それを手にした勇者に交信を行う、という涙ぐましい積極的なものであり、多くのドラゴンボーンが(唐突に手に入れてしまったクエストアイテムが邪魔で仕方なく)メリディアを参拝したという。デイドラクエストとしては珍しく、これと言って胸糞な展開も二者択一もないダンジョンクエストなのでプレイしやすい。ただ、バグによるものの、とある出来事(強制落下死)については「所詮はデイドラか」と失望したりするプレイヤーがいたとかいなかったとか(中にはメリディアを狂神だのシェオゴラスみたいだのというプレイヤーも割といたとか)。
報酬にもらえるアーティファクト「ドーンブレイカー」はデイドラのものとは思えないほど神々しくアンデッド殺しに特化している。(ドーンスターと誤植されたのは有名。それは近所の要塞の名前である)また、通常は祭壇に突き刺さった1本のみだが、2本手に入れる小技がある。
『The Elder Scrolls Online』(ESO)ではメインクエストに関わっている。モラグ・バルの領域コールドハーバーにニルンの街ホロウ・シティを移転させて障壁により守り続けており、ホロウ・シティは面影(ESO主人公)たちが集まるコールドハーバー攻略の拠点となっている。また、メインクエストのラスボスであるモラグ・バルと主人公との攻略戦の時も力を貸していた。
ESOの大型アップデートに当たるチャプター『サマーセット』のメインクエストでも登場。他のデイドラ公に自分の次元を荒らされたり信者を殺されたりと不遇の一言。ただ、ある出来事については「所詮はデイドラか」と失望したりするプレイヤーがいたとかいなかったとか。
支配領域
オブリビオンにおける支配領域は「色彩の間」 (Colored Room)。
ESOでは青く透き通った空間にサンゴのような植物や空を浮く岩などがある、「水や宇宙の中のような世界」として登場している。その領域に行ったことのある経験者によると、「メリディア様の説教以外は退屈な場所」だとしている。 [3]
余談・その他
- アイレイドの崇拝対象とはされているが、Oblivionではメリディアの祠があった「アパガルラス(もしくはアパガーラス)の遺跡」は、アイレイドの開拓団が祠を冒涜した事によりメリディアを怒らせてしまい、開拓団もろとも洪水や落盤で破壊されたという過去があることから、別にアイレイドにそこまで寛容というわけでもなかったようである。 [4]
- 第二紀に発生したデイドラの侵攻「ソウル・バースト」の時には、自らを信仰していたニルンの街の一つがデイドラの王モラグ・バルの攻撃を受けた際、逆にモラグ・バルの支配領域であるコールドハーバーに街を移転させて自身の信者たち(市民)を攻撃から守った。その後モラグ・バルでさえもこの街に触れることはできなかったという。またアイレイドの生き残りを保護してもいる。 [5]
関連動画
二次創作
関連静画
関連項目
脚注
- *タネスのレディ・シンナバー著『メリディア スタイル』
- *エリンヒルのファラスタス著『メリド・ヌンダの解釈』 (The Elder Scrolls Online)
- *経験者はそれに加えて、その後で「いま思えばその説教自体も退屈だった」と訂正している。
- *Bethesda Softworks 『The Elder Scrolls IV: Oblivion: Prima Official Game Guide』
- *シロディールにかつていたといわれているエルフの一種族。絶滅したと伝わっているが、ESOにおいてはメリディアの加護により生き残っているアイレイドが登場している。
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