「Hi, Colorado級戦艦二番艦、USS Marylandよ。そうよ、Big 7ってわけ。あなたがAdmiralなの?ふーん、そっか。」
メリーランドとは、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん~艦これ~』に登場する、第二次世界大戦時のアメリカ海軍所属コロラド級戦艦2番艦にして、いわゆるビッグセブンの一艦〈USS Maryland,BB-46〉をモチーフにした登場人物(艦娘)である。
Can I help you? なに?
メリーランドは、2022年6月中旬から7月中旬にかけて行われたイベント『血戦!異聞坊ノ岬沖海戦』(前段作戦『激闘!R方面作戦』は5月下旬から作戦開始)の最終海域突破報酬として実装された艦娘。アメリカ籍の艦娘としては18人目で、アメリカ戦艦娘としてはコロラド、ワシントン、サウスダコタ、アイオワに続く5人目。いわゆるビッグセブンとしても日本の長門・陸奥、イギリスのネルソン、姉のコロラドに続く5人目となる。
そんなメリーランドは、絵師も姉コロラドと同じでコロラドに準じた服装となっている。当然ながらたわわな胸部装甲も同様。(日本の駆逐艦だが絵師が同じ谷風がまた血涙を流しているようだが…)意匠の初出は当該期間限定海域実装の前月末に配布された新装備「SGレーダー(後期型)」装備妖精。その容姿の姉コロラドとの相似や6月発売の雑誌「みたいな!」記事により姉コロラドも担当したパセリ氏がメリーランドも担当したことがこの時点で明らかにされている。
担当声優は、凛々しくなった山汐丸…?それを言うならSouth Dakotaだろ…という指摘も担当声優未発表時にはあったが、実際彼女らを担当した松岡美里さんによる4人目の艦娘となった。
交友関係は主に姉コロラド(「姉貴」または「バカ姉貴」と呼んでいることからあまり仲が良くないのかも)が中心。日本の鎮守府に来たためか大和型戦艦・大和に憧れににた感想を述べ[1]、夕飯には扶桑姉妹[2]を招待している。放置時は真珠湾で共に居た[3]オクラホマ[4]・ネオショー[5]に言及する。
ビッグ7艦のため、特殊攻撃(一斉射攻撃)も実装済みである。なお、彼女の実装に先立ち姉コロラドの一斉射攻撃も強化アップデートが実施されていた。
中破すると「きゃあああ!で、でも戦闘航海に支障なし。問題ないわ!」と言うのだが、これは史実(下記)にて紹介する。
5th Fleet Battleship Division, Maryland, 抜錨、出るわ。
概要は先に擬人化されたキャラクターの記事の当該部分を参照願いたい。ここでは、時報で登場する扶桑姉妹と中破ボイスに係わる史実についてを中心に紹介する。
太平洋艦隊"Battleship Division 4"(第4戦艦戦隊)に所属し1941年12月7日(現地時間)ハワイ・オワフ島真珠湾基地に在泊していたメリーランドらは日本の南雲機動艦隊[6]の攻撃により損傷。西海岸のピュージェット・サウンド海軍造船所にて修理と近代化改修を受ける。
修理と近代化改修を終えたメリーランドはサイパンの戦い、ペリリューの戦い等で艦砲射撃による作戦支援に従事。レイテ沖海戦では第77任務部隊第2群に属し、西村艦隊の山城・最上・時雨と対峙。艦隊は山城を撃沈するが最上と時雨は取り逃がしている(その後最上は他部隊の空襲により大破航行不能となり、合流した志摩艦隊の曙に依る処分雷撃により戦没。スリガオ海峡海戦で生き残ったのは時雨のみであるのは提督にはおなじみかと思われる。)
スリガオ海峡海戦での傷を真珠湾基地にて癒やしたメリーランドは姉妹艦3隻揃って沖縄戦支援に従事した。1945年4月7日18:43、天一号作戦により飛来した特攻機がメリーランド右舷に激突、第3砲塔使用不能、死者10名、戦傷者37名、行方不明者6名の被害を受けた。しかし、大和との対峙を望んでいた艦長以下乗組員は「戦闘航海に支障なし」と報告し隊列を離れようとしなかった。が、当の大和は第58任務部隊の航空戦力により4時間前の14時頃に戦没しており、メリーランド側が大和戦没を知ったのはこの特攻攻撃の後であった。
4月14日に沖縄を離れたメリーランドはピュージェット・サウンド海軍造船所に戻り修理と改修を受けていたが8月15日に日本が降伏。再び戦場に戻ることはなくマジック・カーペット作戦で真珠湾基地から西海岸までの復員作戦に従事。1947年4月に退役、1959年7月にスクラップとして売却されのち解体された。
関連動画を開始する。各艦、目標諸元入力。OK?……Open fire!
関連静画? へぇ!悪くないわ。まあ、当然っちゃ当然だけど。そうでしょ?
関連立体
関連項目?良かったじゃない?
- 艦隊これくしょん〜艦これ〜
- 戦艦(艦これ)
- アメリカ合衆国海軍(US Navy) アメリ艦娘
- ビッグ7
- パセリ(イラストレーター) / パセリ艦隊
- 松岡美里 - 松岡艦隊
- 血戦!異聞坊ノ岬沖海戦(後段作戦)
- 激闘!R方面作戦(前段作戦)
脚注
- *坊ノ岬沖海戦にて対峙することを艦長やクルーが望んでいた史実より。
- *下記史実で紹介する通りスリガオ海峡海戦で対峙。
- *他の真珠湾在泊組は第9巡洋戦隊のホノルル・ヘレナ。
- *メリーランドの内側に在泊。浮揚修理を試みたが被害が想定より大きかったため除籍売却、解体。
- *シマロン級給油艦。ちょうど真珠湾攻撃の前日に航空燃料を荷降ろしし、当日はメリーランドの外側に在泊し、日本軍航空隊の雷撃で横転沈没。オクラホマ乗員はメリーランドの機銃座に乗り込み対空戦等に参加している。浮揚修理により戦線に復帰するが珊瑚海海戦にて大破炎上し砲撃処分により戦没した。
- *1Sf(赤城・加賀)・2Sf(飛龍・蒼龍)・5Sf(翔鶴・瑞鶴/秋雲)・3S(比叡・霧島)・8S(利根・筑摩)・1Sd(阿武隈。17dg(谷風・浦風・浜風・磯風)・18dg(2sd)(不知火・霞・陽炎・霰)、伊19他)
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