この記事は「謎のポケモン」から「メルタン」に記事名が変更がされました。 「謎のポケモン」時代の記述はこちらのリンクで閲覧ができます。 |
メルタンとは、ポケットモンスターに登場するNo.808のポケモンである。初登場は『Pokémon GO』。ゲーム本編への登場は『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』が初となる。
基礎データ | |||
---|---|---|---|
名前 | メルタン | タイプ | はがね |
英語名 | Meltan | 高さ | 0.2m |
分類 | ナット | 重さ | 8.0kg |
性別比率 | 性別不明 | 特性 | じりょく |
― | |||
グループ | タマゴ未発見 | 隠れ特性 | ― |
孵化歩数 | 30840歩 | 捕捉率 | 3 |
世代 | 第7世代? | 努力値 | こうげき+1 |
進化 |
メルタン
→
|
||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #808 | 図鑑の色 | 灰 |
カントー | #152(ピカブイ) | ||
ジョウト | #― | ホウエン | #― |
シンオウ | #― | イッシュ | #― |
カロス | #― | アローラ | #― |
ガラル | #― | ヒスイ | #― |
パルデア | #― |
|
種族値 合計300 | |||||
H P |
攻 撃 |
防 御 |
特 攻 |
特 防 |
素 早 |
46 | 65 | 65 | 55 | 35 | 34 |
図鑑説明
- ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
- とろりと とけた はがねの からだ。 ちちゅうの てつぶんや きんぞくを とかして きゅうしゅうする。
- ポケットモンスターソード(Pokémon HOME)
- きんぞくを とかして たべてしまう。 えきたいきんぞくを じゅんかんさせて たいないで エネルギーを つくる。
- ポケットモンスターシールド(Pokémon HOME)
- むれになって せいかつするが ときが くると 1ぴきの つよい メルタンが なかまたちを とりこみ しんかする。
概要
このポケモンの存在が発覚した経緯は非常に特殊なため、期間を分けて記述する事とする。
謎のポケモン時代(2018/9/22〜9/24)
2018年9月22日(土)、『Pokémon GO』では全世界でチコリータが大量発生する「コミュニティ・デイ」イベントを12時から15時まで実施をしていた。同時に伝説のポケモン・ミュウツーのレイドバトルも開催されており、Twitterでは「チコリータ」といったポケモン関連のワードがトレンド入りするなどの盛況を催していた。
15時を迎えイベントが終了し、いつも通りの日常に戻る……と思われた矢先に突如として登場したのがこの「謎のポケモン」であった。
当初の日本のアプリでは「??????」という名前で先行登場したため、名前を含めその正体は一切不明という立場。
15時から約30分間の間「ニアバイ(公式のポケモンサーチ機能)」の表示をコイツが埋め尽くし、全世界のアチコチでは実際にコイツが他のポケモンを侵食してるレベルで大量に出没したのだ。
Pokémon GOに登場するポケモンは全て、ポケットモンスターシリーズ(本編)に登場する既存のポケモンしかいないはずなのだが、この謎のポケモンはその名の通り本編にも登場しない全く未知の存在なのだ。
その為、本編を知らないポケモンGOファンだけではなく、本編を知る全世界のポケモントレーナーを驚愕させ、一気にその存在が認知される事となった。
当初は「バグなのでは?」「アプリのデバッグ用モデルのデータ等が流出してしまったのでは?」「チコリータの図鑑ナンバー的に"けつばん"のような事象が起きてしまったのでは?」と色々噂されたが、その30分間を過ぎた後に修正が入ったのか大量に出現はしなくなった。しかしその後も少数とはいえ歩いてると普通に出てきはするので本当に正式なポケモンなのではないかと噂がされていた。
他のポケモンと同様に捕獲する事が可能で、もちろんAR機能を使って全身を観察する事もできる。
しかし捕獲後にメタモンに姿が変わる。つまり、我々が見た「謎のポケモン」はメタモンがへんしんした姿だという事である。でもそれって本物がいるという事では…?
スペシャルリサーチのメタモンゲットタスクをコレで埋めた!という難民も多かっただろう。
バグにしろ意図的にしろ、まるで初代ポケモンのミュウが正式公開前に「謎のポケモン」として当時の子供達を魅了していた現象が世界規模で起こったようであり、ポケモンファンをワクワクさせた。そりゃイベント終わった後にこんなの出てきたらビビるよ…。
特徴や当時の証言など
- 銀色のボディとオレンジ色の六角ナットのような頭があり、頭の中央には目玉のような黒い球体が浮かんでいる。これが目…?
- 後ろから観察してみると、ギザギザの赤い尻尾がある。
- ボディはメタモンの姿と似ている。
- 他のポケモンと同時に出現している画面からサイズは相当小さい模様。
- モーションは可愛くジャンプを繰り返すという物。
- 鳴き声もかわいい…が既存のポケモンの鳴き声ではないらしい。
- 一部のポケモントレーナーでは、カクレオンやチコリータが変貌したという証言もある。→バグ?
- 色違いが出るという報告もされているらしい。
- 無機質な姿から「ウルトラビースト」なのではないかとか言われている。ナットのような姿なので「UB:NUT」とか。
- その他にもメタモンの英語名「Ditto」と「Nut」をもじって「Nutto」という仮称も強いようだ。
公式発表(2018/9/25〜)
同年9月25日の22時頃、遂に謎のポケモン「??????」が実は正式な幻のポケモン「メルタン」だったという事が公式から発表された。
公開された動画では謎のポケモン時代に発生した事象はゲーム中の登場人物であるウィロー博士やオーキド博士達にも認知がされていたようだ。我々はまんまと公式側のドッキリにしてやられたわけである。
これまでにも新しいポケモンはアニメ映画等で初の先行登場する事はあったが、本編以外のゲームで全くの新しいポケモンが初お披露目(※メタモンがへんしんした姿ではある)されるのはポケモン史上初の事。
(一応同じく幻のポケモンである「マナフィ」が"タマゴ"としてならば映画や第四世代のゲーム本編前にポケモンレンジャーに登場はしているが…)
メルタンの様々な詳細も同時に判明した。
- オーキド博士の持っていた古い文献にその姿が記録されていた。
その流れでPokémon GOに登場したメルタンにへんしんしたメタモンによりその存在が実証された。 - 体の大部分が液体状の金属で構成されており、その形状はとても流動的。液状化した手足を使って金属を侵食して体内に取り込むことができるらしい。
- 外部から取り込んだ金属を元に電気エネルギーを生み出す事ができ、生体活動の源となる他、目からそれを放射して攻撃することもあるようだ。
- 好奇心旺盛であらゆる物に興味を示す。その無機質な外見に反して、無邪気で様々な表情を見せてくれるらしい。(公式サイトでは目の部分がニッコリしてるメルタンの姿が見られる。)
メルタンの捕獲方法
2022年現在、メルタンの入手方法は『Pokémon GO』で捕まえるのみで、本編作品には連れて行くしか入手方法が無い。捕獲方法は以下のとおりである。
- 「ふしぎなはこ」を使用する
Pokémon GOとNintendo Switchをペアリングした上で、ピカブイでセキチクシティにある「GOパーク」にPokémon GOからポケモンを連れていく、もしくはPokémon GOからPokémon HOMEに直接ポケモンを転送すると、Pokémon GO側に「ふしぎなはこ」を獲得できる。(Pokémon HOMEには一部を除きほぼすべて転送が可能だが、ピカブイに連れて行けるポケモンは「アローラのずがた」を含む全国図鑑№1〜150・メルタン・メルメタルのみ)
この箱を使うと30分間自分の周りにメルタンが出現する。なお「ふしぎなはこ」を一度使うと3日間使用することが出来ない。再度箱を使用する際は3日後にPokémon GOからGOパークもしくはPokémon HOMEに再度ポケモンを連れてくると箱を使用できるようになる。
また知り合いや友人のSwitchとペアリングして捕まえたメルタンをピカブイソフトにを送ったり、ふしぎなはこをもらう事も可能である。
ピカブイが発売されたと同時に、Pokémon GOでスペシャルリサーチ「メルタンの謎を解け!」がスタートした。これは箱を使用しなくてもスペシャルリサーチのタスクを全てクリアすればメルタンを1体必ず捕獲することが出来る。9章27のタスクがありこの中にはメタモン・プテラ・カラカラといった出現率が低いポケモンも含まれているのでクリアがなかなか難しい。また相棒と歩いて飴を獲得のタスクあるので事前にピカチュウ・ポッポ・コイキングといった1km程度で飴をもらえるポケモンに相棒を変えとくと良い。
以下がタスクの内容になる(ネタバレ防止の為白文字で隠してます。知りたい人のみドラッグして見てください)
- 1/9(報酬:モンスターボール10個・孵化装置1個・ほしのすな1000個)
・ポケモン10匹捕まえる
・ポケモン5匹博士に転送
・ポケストップを5個回す - 2/9(報酬:しあわせたまご2個・わざマシーンノーマル1個・ほしのすな2000個)
・相棒と歩いて飴2個もらう
・グレートスロー10回投げる(ゲットは問わず)
・タマゴを3個孵す - 3/9(報酬:スーパーボール10個・おこう3個・げんきのかたまり3個)
・メタモン1匹捕まえる
・ジムで2回バトルに勝利する
・レイドバトルを2回する(参加した時にカウントされる) - 4/9(報酬:パイルの実5個・ふしぎなあめ5個・ほしのすな4000個)
・はがねタイプのポケモン5匹捕まえる
・でんきタイプのポケモン5匹捕まえる
・相棒と歩いて飴を5個もらう - 5/9(報酬:スーパーボール20個・ルアモジュール5個・ほしのすな5000個)
・ベトベターを1匹進化(アローラーのすがたでも良い)
・マグマックかゴクリンを5匹捕まえる
・グレートスローを20回投げる(ゲットは問わず) - 6/9(報酬:メタルコート1個(7/9で使用する)・ハイパーボール10個・銀のパイルのみ1個)
・コイルを1匹進化させる
・タマタマを5匹捕まえる
・レイドバトルを10回する(参加した時点でカウントされる) - 7/9(報酬:ハイパーボール10個・わざマシーンスペシャル1個・プレミアムレイドパス3個)
・スリープを1匹進化させる
・ストライクを1匹進化させる
・カラカラを1匹捕まえる - 9/8(報酬:ほしのかけら1個・ほしのすな8000個・ポケモンと遭遇(メルタン))
・オムナイトかカブトを2匹捕まえる
・リリーラかアノプスを2匹捕まえる
・プテラを1匹捕まえる
※報酬獲得後ポケモンとの遭遇でメルタンのゲットチャレンジができる - 9/9(報酬:スーパー孵化装置1個・メルタンのあめ5個・ほしのすな9000個)
・経験値の獲得のみ
上記で捕まえたポケモンやメルタン・メルメタルをGOパークへ転送し、今度はピカブイで捕獲をすれば手持ちのポケモンに加えられる。またポケモンホームに転送しても同様である。なおGOパークで捕まえたポケモンはシステムの関係上、技やステータスが変更される。またメルタン・メルメタルは幻のポケモンという位置づけ上、ボールを多く用意する必要がある。
結果、ふしぎなはこを獲得するもメルタンをピカブイで捕まえるのもニンテンドースイッチが必要なことに変わりはないのですが・・・
『ポケモン GO』で「ふしぎなはこ」を使用すると、「ふしぎなはこ」を使ったプレイヤーの周りだけに、一定時間、「メルタン」が現れるようになる。フィールドマップ上の「メルタン」をタップし、ボールを投げることで、「メルタン」を捕まえることができるぞ!
「ふしぎなはこ」は、一度使用するとしばらく使用できなくなり、一定期間が経過した後に、ポケモンを『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』に送ると、また使用できるようになる。お友だちの『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』へポケモンを送った場合も同様だ。
なおこの発表ではメルタンの別の形態の存在も示唆されていたが、後日それが進化系の「メルメタル」だという事が発表された。
色違いの実装
メルタンの色違いが実装されたのは、上記ツイートの日付である2019年2月6日。ただしこの色違い出現はイベント扱いとなっており、2019年3月5日16:59までの期間でしか出現しなかった。
その後もこの扱いは変わらず、色違いのメルタンは一部イベント中にしか出現しないようになっている。
公式が幻のポケモンの色違いの存在を公に発表したのは、劇場版「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」で劇場で配布した「赤いゲノセクト」以来2例目である。
特定のイベント期間中だけしか色違いが出現せず、ふしぎなはこの仕様上期間中に捕まえられるメルタンの数に上限があるため、色違いの入手はどうしても運が絡む。
本編での扱い
『ソード・シールド』には、ポケモンホーム経由で連れていくことが可能。
ただし現状、メルタンはPokémon GO内以外では進化させることができず、一度Pokémon HOMEやピカブイに送るとPokémon GOに戻すこともできないため、送ったメルタンはそれ以降メルメタルに進化させることができなくなる。
また、この仕様のためか、メルタンにはしんかのきせきが適用されない。
名前の由来
他のポケモンと同じく動画ではオーキド博士がいきなり既に命名されていたかのように名前を出すので不明だが、諸説はある。
等が無難な考えだろうか。
それに加えて、
- 『Pokémon GO』でも密接に関係している「メタモン」と響きや形状が一部似てるのでこれも意識しているのでは?
という意見も見られる。
また、『Pokémon GO』のチコリータ(図鑑No.152)の大量発生イベント後にバグポケモンのような出現をした事を踏まえ、同じく図鑑No.152とされる事がある初代バグポケモン「けつばん」との関連性も指摘されている。
これは「メルタン」と「けつばん」で母音が全く同じというだけではない。
ぱ | ば | だ | ざ | が | わ | ら | や | ま | は | な | た | さ | か | あ |
ぴ | び | ぢ | じ | ぎ | - | り | - | み | ひ | に | ち | し | き | い |
ぷ | ぶ | づ | ず | ぐ | を | る | ゆ | む | ふ | ぬ | つ | す | く | う |
ぺ | べ | で | ぜ | げ | - | れ | - | め | へ | ね | て | せ | け | え |
ぽ | ぼ | ど | ぞ | ご | ん/ん | ろ | よ | も | ほ | の | と | そ | こ | お |
両者の共通文字となる「ん/ん」を除き「けつばん」の文字を左に5つずつズラしてみよう。
(順番的には背景がピンク色→黄緑色→水色→淡黄色となるので参考に)
なんと「めるたん」というそのままの名前になってしまう。メルタポじゃないよ。
有志による憶測とはいえ、果たしてこれは偶然の一致なのだろうか…?
(参考①,参考②)
後日、進化系の「メルメタル」が発表されたがこのポケモンは複数のメルタンが合体した姿のようなので、「メル単」とも言われている。
外部出演
ワノ国編以降、ONE PIECEでユースタス・キッドが必殺技を出すために金属を集める際に何故かメルタンが度々ボルトやナットに紛れて登場している。キッドの肩に堂々と乗っている事すらある。
これについてはポケモンGOで過去に「麦わらのピカチュウ」として正式コラボが行われていた事と、作者が熱心なポケモンGOプレイヤーである事が原因では?と言われている。
関連動画
関連静画
関連項目
- ポケモン
- ポケットモンスター
- ポケモンずかん
- 幻のポケモン
- はがねタイプ
- Pokémon GO
- ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
- メルメタル (進化先)
- メタモン
- チコリータ / カクレオン
- スターミー (元祖なぞのポケモン)
- ルギア (映画が公開される前のコード名「謎のポケモンX」)
- ジラーチ / ゲノセクト / マギアナ (同じはがねタイプの幻のポケモン)
- コレクレー (同じくPokémon GOで先行で登場したポケモン)
- けつばん (関連性があると噂されている)
- 謎のポケモン (元々の記事名)
- 水銀 (常温常圧で唯一の液体金属で他の金属に垂らすと侵食する事から、おそらく元ネタの一つ)
- はぐれメタル (液体金属のモンスター繋がり) → はぐれメタルキング (同じように合体進化してしまった)
- ユースタス・キッド(外部作品での関係者)
関連リンク
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