メンタルリセットとは、ボロボロになった自分の精神を元の状態に戻す魔法の言葉である。主な使用者はGACKT。
※上記の画像はイメージです
概要
それは2016年1月1日に放送された「芸能人格付けチェック」でのこと。
この番組においてGACKTは「6回出演し全問正解(2015年までで合計36連勝)」「6回連続一流芸能人」という前人未到の記録を残しており、2016年の今回もその連勝記録を伸ばす事に期待がかかっていた。さらに今回から「GACKTが選択した部屋に行っただけで同じ部屋の芸能人たちが勝った気分になってしまう」という理由でGACKTのみ別途待機部屋を設ける特別措置がとられるなど、記録更新、GACKTの動向そのものが番組の目玉となっていた。
「チーム36連勝」というチームで共に挑んだ北山宏光、中山優馬と共に3問目まで正解。チーム名も「チーム39連勝」と変更された次の4問目、プロの吹奏楽演奏を当てるチェックに北山、中山の二人が挑む。
「間違えたらすぐジャニーさんに電話する」となどと豪語していたGACKTの期待とは裏腹に、演奏を聴いた二人はAとBで意見が割れる。大先輩の40連勝という大記録を前にしばらく話し合った後に中山の意見であるBを選択。ちなみにGACKTはAを選択していたため、二人が選択した瞬間「これヤバくないですか?」と珍しく心配を露わにした。
そして正解発表の時間となり、発表された正解はA。この瞬間にGACKTチームの連勝記録ストップ及び一流芸能人からの陥落が決定した。自席の待遇が普通芸能人のものに変更されている間、「涙が出てきた」「心弱いボク」とショックを隠せない様子であり、二人が戻ってきた際には「怒ってんじゃないんだよ、悲しいんだよ」と間違えた二人を決して責めない男気を見せるもすっかり弱気となってしまった。この状況は一年前の某人物をちょっとでも思い出したではなかろうか?(なお先述の通りGACKTはスタジオでAを選択していたため、非公式ではあるが個人記録としてはこの時点で40連勝となっている)
復活の時
「チーム39連勝どまり」として挑む5問目は本物の高級盆栽とお菓子で作られた盆栽を見分けるチェック。完全に心を打ちのめされたGACKTが挑むことになるもすっかりボロボロになった精神状態で本物を見分ける事に苦戦しており、今までにない目つきで盆栽をチェックしていた。こんな時に盆栽マスターがいてくれれば…。
そして運命の正解発表、正解はAの盆栽が1億円の価値がある本物の盆栽であった。つまり別室にいるGACKTがAの部屋にいれば正解である。(GACKTがどちらを選んだかは視聴者はおろか他の出演者も知らない)
AとBの部屋の前に立つ格付けマスターの浜田雅功と伊東四朗。そして勢いよくAの扉を開けた瞬間、中には席に座り待機している元一流芸能人GACKTの姿が!
浜「うわ、おった!」
G「メンタルリセットォ!」
この問題で一流芸能人としての自信を取り戻したGACKTは、引き続き挑んだ最終問題である毎年恒例の高級牛肉を当てるチェックもこれまた恒例となった朗読のような淡々とした肉博士ばりの見解を披露し見事に正解、個人の連勝記録を42に伸ばした。喜びのあまりイスを倒して壊してしまったが。
こうして普通芸能人となってしまったGACKTであったが、すっかりメンタルをリセットしたGACKTは浜田の煽りにも「あのウンコムカつくな」と冷静に対処。たとえ一流芸能人でなくとも心は一流であることを改めて証明した。
放送後の反応
放送終了後、GACKTの連勝記録停止に並んで映す価値なしの芸能人組が3組も出てくるなど例年以上の話題沸騰ぶりを成した。
そしてそれに加え、この「メンタルリセット」にまつわる一連のエピソードに関して、GACKT本人が放送翌日に自身のtwitterで発言している。
待たせたなぁ。お待たせしました。2016年、一発目の糸を紡ぎたいと思いますが、みんな準備は出来てるかぁ?周りに人がいようがしっかりと叫ぶ準備も出来てるかぁ?
(周りに人がいても叫びます、とコメントされ)
ホントだな?それじゃ、一緒に今から全員で叫んでみろ!例え周りに人がいてもだぞ。行くぞ、せ〜の『メンタルリセット〜〜!!!!』(どうやったらメンタルリセットできるのですか?と尋ねられ)
どうやったら出来るかって?しょうがないなぁ教えてやるよ。その代わり照れずにやれよ。もう自分が如何しようも無いと思ったら、周りに誰がいようと関係なく大きく振りかぶって大声でポーズしながら叫ぶんだよ『メンタルリセットォォォォォ!!!!』って。よし、それじゃぁそろそろ、みんなでトレンド作りに行くかぁ?オマエらの気持ちでこの日本のトレンドを埋めてやれ。じゃあ行くぞ!!今日の合い言葉は皆のリクエスト通り、『メンタルリセット〜〜〜!!!』だ!!!
(この画像(普通芸能人落ちが決定した時の驚いた表情)部屋中に貼ってもいいですか?と尋ねられ)
いいけど・・・夢に出るぜ?いいのか?(格付けで間違えた子を一切責めない姿に感動しました!!!、とコメントされ)
責めてなんになるんだ?そんな先輩イヤだろ?先輩ってのはな、『その人みたいになりたいと思わせてくれる人、自分が困ったときに守ってくれる人、時には優しく怒ってくれる人』これが最低条件なんだよ。(格付けの後、ジャニーさんには電話したんですか??、と質問され)
いや、来年は責任持って、ジャニーさんにパートナーになって貰おう。それがいい。
また、連勝記録を止めてしまったジャニーズの両者に対して視聴者やGACKTファン達から批判が起こった件に関して、こちらもGACKTは自身のブログの中で発言しており、番組中も「心弱いボク」とコメントしていた通り、正解を当て続ける裏ではやはり彼も不安と戦い続けていた事がわかる。事実、毎年「芸能人格付けチェック」の収録が近くなると胃が痛み始める苦しみに耐えているばかりか、この年はそれに加え「ストレスなど無い」と思いながら過ごしていた矢先に行きつけの美容師から「円形脱毛症が出来ている」と言われてしまった事も明かしている。
そして「連続正解し続ける無茶苦茶な期待をされるようになった」「それが元で各芸能事務所に自分との共演を断られ続ける中、出演を快諾してくれた」「(外してくれたことで)結果として、来年からは上がるだけになった」と、共演したジャニーズの2人に対して感謝の意を表明している。
(前略)それにしても、今回の番組でのボクは相当必死だった。途中でメンタルがおかしくなっていたのをかなり感じていた。
心の中で、“オイ!GACKTしっかりしろ!”と何度叫んだことか。(中略)結論から、今回の番組ではジャニーズの二人が外してくれたことで番組の収録が終わってみるとホッとしてる自分がいた。
『よし、来年は上がるだけ!!』
そう思えた自分がいた。
それが今回の収録の、何よりもの収穫であり自分の財産になったことだ。一部のファンの間では、ユウマが悪い!!!ミツが悪い!!!と
まるで二人を悪者のように言う者もいるがそれは全く違う。
この番組の出演オファーに関しては、収録日の数ヶ月前から各プロダクションに調整が入る。
が、しかしボクのパートナー選びは、この近年ではほとんどの芸能人が断ってくる。
『ウチの〇〇がGACKTさんの連勝記録を止めるのは余りにも忍びないので・・・』とまあ、
こんな感じで多くの事務所に断られるわけだ。出演者がみんなプレッシャーを感じている。
むしろそれが普通の反応だと思う。
体裁の方が大事と思う大人が多い中で、あの二人は快くパートナーとしての出演以来を受けてくれた。ボクはそれを心から感謝している。もちろん、プレッシャーだって半端なかったろうし、それでも最後まで笑わせてくれたことは
あの番組中のナーバスなボクにとっては本当に何よりもの心の支えになった。結果は間違ってしまったものの、誰が良いとか悪いとか・・・、
そんなレベルの低い話はどうでもよく、
終わった後に笑顔でお疲れ様と言えたことが全てじゃないかとボクはそう思っている。(中略)浜田さんが扉を開けた瞬間に無意識に大声で叫んでしまった、
『メンタルリセット〜〜!!!』
とは番組の中だけの話ではなく、ボクの近年における人生の精神状態も含めての言葉だと
振り返ってみて思うわけだ。2016年を迎えるに前に、メンタルリセットできたことはボクにとって何よりもの財産だろう。
その切っ掛けをくれたジャニーズのミツとユウマには心から感謝したい。
ありがと。
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関連項目
- GACKT
- 芸能人格付けチェック
- 悲しいんだよ
- 豆腐メンタル→鋼メンタル
- 形状記憶メンタル
- ワムウ / エシディシ / あァァァんまりだァァアァ
- メンタルブレイク
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