モアナと伝説の海(原題: Moana)とは、2016年にアメリカ合衆国で公開された3Dコンピュータアニメーションである。日本では2017年3月10日に公開された。また、2024年12月6日には続編が公開された。
概要
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが56作目の映画として制作した、海に選ばれたひとりの少女を主人公に据えたポリネシアン・ファンタジー・アドベンチャー。原題であり、主人公の名前でもあるMoanaは、ポリネシア諸語で「大洋」を意味する。
監督に「プリンセスと魔法のキス」のロン・クレメンツとジョン・マスカーを迎え、主演にアウリイ・クラヴァーリョとドゥエイン・ジョンソンを起用。2014年に大ヒットを記録した「アナと雪の女王」同様に女性主人公、歌唱パートの多さなど当時のディズニー映画のトレンドを引き継いでいる。
同時上映は日系ブラジル人の悲哀と葛藤、発露を描いた『インナー・ワーキング』。
2023年4月、実写化が発表された。英語版でマウイの声を担当したロック様ことドウェイン・ジョンソンが、プロデューサーを務めるとともに実写版でも同キャラクターを演じるという。アニメ版で主演を務めたアウリイ・クラヴァーリョは製作総指揮として参加する模様。
あらすじ
古来の伝説が息づく南の島モトゥヌイの村長の娘モアナは、小さいころから広い海に憧れ、海から愛されながらも、新しい歌を受け入れない保守的な島の中で、伝統を繋ぐことを第一に育てられ、自分を誤魔化しながら生きてきた。
全ての漁場で魚が獲れなくなってしまったある日、サンゴ礁の外へ出てみようと提案するも、父親から大反対され消沈してしまう。
諦めて皆と同じように自分の役割をこなそうとするモアナだったが、祖母から聞いていない昔話を明かされ、自分たちの祖先は海の民であったことと、闇が広がり続けていることを知る。
水平線の向こうを知りたくなったモアナは、世界を救うため、マウイを探し、テ・フィティの「心」を返させるため、大海原へと舟を漕ぎ出す。
主なキャラクター
モアナ・ワイアリキ 日本語版声優:屋比久知奈
主人公。好奇心旺盛な村長の娘。海に選ばれ旅に出る。島から出た事が無かったため航海術も持たない素人だが、冒険を経て精神的にも成長を遂げていく。
なお欧州の一部地域ではモアナというワードが商標登録されているため、スペイン、イタリア公開時は名前がヴァイアナ(Vaiana)に変更されている。
翌年公開の『シュガー・ラッシュ:オンライン』にもカメオ出演している。
マウイ 日本語版声優:尾上松也
海と風を司る半人半神。神の釣り針の力で自在に姿を変えられたが、釣り針を失ったあと1000年も無人島に閉じ込められ、現在はテ・フィティの「心」を恐れている。身体中に入れ墨が彫ってあり、そのうちの一つはミニ・マウイという、マウイの本心を表す彼の分身。伝統航海術の達人だがカナヅチ。生後間もなく人間の両親に捨てられた悲しい過去の持ち主でもある。
トゥイ・ワイアリキ 日本語版声優:安崎求
厳格なモアナの父親。かつてサンゴ礁の外に出ようとして親友を失くした過去を持つ。
タラ 日本語版声優:夏木マリ
モアナのおばあちゃん。自由な発想を持つ村の変わり者。モアナに「自分の心の声に従え」と促す。
ヘイヘイ
岩を食べようとするなど基本的な知能がかけている目が飛び出したニワトリ。
タマトア 日本語版声優:ROLLY
海底にある魔物の国に住まう巨大なカニ。光物と自慢話が大好き。かつてマウイに足を一本切り落とされている。
テ・フィティ
海しかなかった時代に、動植物や人間が住む島々をつくった命の女神。
テ・カァ
マウイがテ・フィティの「心」を盗んだことで生まれた溶岩の魔物。
関連動画
関連リンク
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
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