『モチモチの木』とは、斎藤 隆介(作)、滝平 二郎(画)の絵本である。
概要
「まったく、豆太ほどおくびょうなやつはない…」で始まるこの物語。
5歳になる小心者の豆太はせっちん(便所)の前にあるもちもちの木が怖くて、一緒に暮らしているじさまを毎晩起こしては、せっちんに付き合ってもらっているのだ。豆太にとっては、昼間は平気でも、夜のもちもちの木はおばけのように恐ろしい存在なのだ。
そんなある寒い晩、じさまが腹痛で苦しみだした。たった二人で暮らしているじさまのために、豆太は医者を呼びに外へ出る。怖くて寒くて足が血だらけになっても、じさまのために泣きながら走った。そして、豆太は勇気のあるものしか見ることのできない不思議なものを見る…。
かつて、小学生の国語の教科書に載せられていた作品の一つ。
怖がりの主人公が勇気を奮い、大切な者のために夜道をひた走る姿には、個人的に幼心ながら感動した記憶があるが、この作品と聞いて、いの一番に思い出されるのは、その印象的な切り絵で描かれた挿絵だろうか。
切り絵独特の太く鋭い線で描かれたその絵は怖ろしげでありながら不思議な温かみを感じ、今でも記憶の深いところに残っている人も多いと思う。
ニコニコ動画的には影絵調の大木の絵が表示されたときに「モチモチの木ww」などといったコメントがされることがある。
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