モノクマ単語

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モノクマとは、スパイク・チュンソフト（旧スパイク）から発売されているアドベンチャーゲーム、
『ダンガンロンパ』シリーズに登場する架空のキャラクターである。

CV：大山のぶ代 → TARAKO（ダンガンロンパTHE STAGE～希望の学園と絶望の高校生～2016以降）

概要

自らを希望ヶ峰学園の「学園長」と名乗る、謎に包まれたクマ型のキャラクター。
体長は設定資料によると1と2では65センチ、絶女では100センチ、V3では75センチで大きなぬいぐるみのような外見だが、よく動くし饒舌に話す。
身体の色や表情が中央を境にして縦に分かれており、右半身は白い色と無垢な表情を、左半身は黒い色と邪悪な表情をしている。
「モノクロ＋クマ」だけに白と黒を基調にしたカラーリングは、一般人＝シロと犯罪者＝クロに掛かった色でもある。
（左目が赤いのは、スパイクの会社ロゴと同じ白・黒・赤のカラーリングにしたかったというところがあるらしい）
『ダンガンロンパ』シリーズのマスコットキャラクターであるとともに、生徒達を「絶望」に叩き落とす悪役である。

学園の生徒達を幽閉した彼（彼女？）は、他の生徒を殺すことで外に出られるという条件「コロシアイ」を強要する。
自分の作った「校則」を破った者や、殺人を犯したものの他の生徒に「クロ」（犯人）だとばれた者に対して「おしおき」（処刑）を行い、
生徒たちが「絶望」に落とされる様子を見て喜ぶ、かわいい見た目とは裏腹の残酷なキャラである。

人を食った態度が特徴で、どんなに凄惨な場面でも生徒達をあざ笑うかのように空気を読まないボケをかます。
パロディや下ネタ、メタ会話上等の発言も多く、そういった意味でもシリーズを象徴するキャラクターであると言える。
ただし単にボケているだけのキャラクターではなく、時には生徒達に容赦なく現実を突きつけ凄みを見せる。
生徒達に数々の動機を提示して、不安・苛立ち・欲望といった負の感情「絶望」を的確に煽っていく。
戦闘能力も持ち、破壊されてもすぐにスペアが現れるため、生徒達に直接的な対抗手段はない。
一人称は「ボク」で、生徒達のことは「オマエラ」と呼ぶ。
他には、戸惑う生徒達を嘲笑する際の「うぷぷぷぷ……」、おしおき完了後の「エクストリーム！」などが印象的なセリフである。

モノクマを演じる声優は、過去にドラえもんの声を担当した大山のぶ代。
5年ぶりの声優復帰作がこのようなダークなキャラクターという事もあり、ニコニコ動画などでは驚愕の反応が見受けられた。
大山氏の起用は、スパイク社としても予想以上の手ごたえが有ったものと思われる。

2作目『スーパーダンガンロンパ2』では、妹という設定に無理矢理されたモノミが登場する。 

2016年6月公演開始の舞台作品『ダンガンロンパTHE STAGE～希望の学園と絶望の高校生～2016』より、新たな担当としてちびまる子ちゃんでお馴染みのTARAKOが就任することが発表された。

モノクマプロトタイプ

コロシアイの主催者となるキャラクターの設定は『ダンガンロンパ』製作初期の段階からあったようだが、
その頃の造形は、身体が半身に分かれていること以外は今のモノクマとは似ても似つかない人体模型のキャラクターであった。
右半身が普通の人間の身体、左半身が内蔵むき出しのいわゆる人体模型の身体なのだが、
よく見ると……というか、よく見なくても気持ち悪い。ぶっちゃけ「これは売れない」と思うこと必至である。

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