モラヴィアとは、チェコ東部の地域の名称である。チェコ語ではMorava(モラヴァ)、ドイツ語ではMähren(メーレン)。
では「Moravia(モラヴィア)」は何語なのかと言うと、ラテン語である。それを由来として、英語でもこの表記・発音を採っている。
概要
最大の都市はブルノ。西にボヘミア、東にシレジア、南部でスロバキアと接する。
9世紀頃、王国が建国され、ポーランド、ボヘミア、スロバキア、ハンガリーにまで広がる大モラヴィア王国となるがアヴァール人の攻撃で崩壊。
1029年にはボヘミア王国に編入され、以後第一次世界大戦終了まで、聖ヴァーツラフ王冠領を通じてボヘミアと君主を同じくしている。第一次大戦後、オーストリア=ハンガリー二重帝国が崩壊した後、チェコスロバキアの一部となる。チェコスロバキアはナチスドイツによって解体されるが、第二次世界大戦終結に伴い復活。ビロード離婚後はチェコの一部として今に到る。
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冒頭に「モラヴィア」がラテン語であることなど追記。「関連項目」の「シュレージエン」をラテン語に統一する意味で「シレジア」に変更。