モリスンさんとは、テイルズオブファンタジアにおけるキーパーソン達である。
概要
ヴァルハラ戦役において、ダオスを退けたエドワード・D・モリスン。未来に逃亡したダオスと再び相見え、戦う使命を持っていたのが、モリスン家=歴代モリスンさん達である。
ストーリー中には3人のモリスンさんが登場する。容姿はいずれもターバンにマントの冒険者スタイルで、顔はそっくりらしい。声優は井上和彦(SFC・GBAオープニング部分)、石塚運昇(PS版以降・GBAイベント部分)。
トリニクス・D・モリスン
『我々の先祖との最後の決戦の時、傷ついたダオスは自らを未来へ時間転移させ、逃亡した。
それ以来我がモリスン家は、代々ダオスが現れた際は戦うべしという役割を持ってきた。その時は私の代にやってきた。
ダオス到来のきざしを感じた私は同じ法術師のメリル、マリア、そして剣士ミゲールと共に地下墓地へと向かった。現在の我々では、ダオスを倒すことはかなわぬことだ。
ならば、ダオスを封印する他はあるまいと考えた』手記より
10年前ミントの母親・クレスの両親と共に、一度はダオスを封印することに成功するも、その封印は解けてしまう。
ダオス復活の場に居たモリスンさんは、同じくその場に居合わせたクレスとミントを時間転移の法術で過去へタイムスリップさせ、戦力の増強を図った。
改変前の歴史では、その直後にダオスコレダー(PS版では無数のダオスレーザー)で殺害されてしまう。改変後の歴史ではクレス達が帰還したことで、事無きを得た。
もしも、クレス達が地下墓地まで付いてこなかった場合、モリスンさんは誰も知らない場所で命を落とし、復活したダオスに対抗することも不可能だったことになる。
PS版オープニングに登場するオレンジ色の服を着た人物が、モリスンさんである。
エドワード・D・モリスン
「過去」における青色のモリスンさん。ハーフエルフの魔術師である。おどろおどろしいオープニングの文句は、こちらのモリスンさんのもの。
前口上つきのインディグネイション(インデグニション)でダオスを倒した、伝説の人物。テイルズオブシリーズの歴史においても伝説である(秘奥義的な意味で)。
ストーリーでは、砂漠の街フレイランドで、冒険中のクレス達と顔を合わせる。「ダオス討伐のため協力すること」「クレス達を未来へ帰すため、転移の術を完成させる」事を約束した。その後、ミッドガルズで本格的に合流。モリスンさんは、ダオス軍との一大戦争「ヴァルハラ戦役」に向けて部隊を束ね、指揮を取っていた。
しかし、開戦直前のミッドガルズに、ダオス配下のジェストーナの侵入を許してしまう。子供を人質に取り、自害を迫られるモリスンさん。
まだ未完成であった空間転移の法術を使用して人質を救出する事には成功するが、逆上したジェストーナによって致命傷を負う。そして薄れゆく意識の中で呪文を詠唱し、「これは、まねするなよ・・・」とジェストーナ諸共自爆した。
史実の英雄を喪ったのである。
改変前の歴史―つまりクレス達がいない歴史では、人質の子供は死亡し、その死をもって部隊は強固に結束したと言う。
「自分たちのために未完成の法術を使った」ばかりにモリスンさんを死なせてしまったクレス達は深く悲しみ、歴史が変わってしまったことに戦慄した。
歴史に名を残す大戦
~ヴァルハラ戦役~
本来重要な立場にいたはずの人物
モリスンさんの遺品として「インデグニション」の呪文書を受け継ぎ、歴史上のモリスンさんの役目はクレス達が代わることができた。
なお、この時すでにモリスンさんには子供がいたため、子孫であるモリスンさんは無事に誕生している。
ダオス撃破時のパーティ
プロローグでのダオス撃破パーティ。詳しくは外伝小説「テイルズオブファンタジア 語られざる歴史」をどうぞ。
ハロルド・D・モリスン
ご先祖のような強力な術が使えないため、祖父のモリスンさんの家で伝説の語り部として生活している。
宿屋代わりの無料ベッド提供者なので、たまには顔を見に行っても良いだろう。
自分の運命は、自分で切り開くものだと私は思っております。
占い師のよく使う言葉に、こんな言葉がある・・・
『人の運命というものは99%はすでに決まっているものだ。しかし残りの1%は、人の努力によって変えることができる』
実のところ、私の祖父はあなた方の行く末の事は、一言も語ってくれなかった。その事実を、どう解釈するかは人によって様々だとは思いますが。私は、1%の希望をつみ取りたくなかったからではないかと考えます。
この世に悪があるとすれば、それは人の心だ。
PS版以降では、のこのセリフは実はダオスの物だった事が判明する。ヴァルハラ戦役後に渡されたモリスンさんの手紙には、こう書かれている(一部抜粋)。
かつてダオスは言った・・・
『この世に悪があるとすれば、それは私ではない。貴様ら人間の心の中にあるのだ』
それはある意味、正しいのだろう。
だが、あくまでも一面でしかない。
私は人間を信じている。
→「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」の記事も参照
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